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こんにちは、いのりです。
アクアリウムで使われる水槽にはいろいろな種類がありますよね。
ガラスの水槽だけでなく、アクリルで作られている水槽があるってご存知でしたか?
この記事では、アクリル水槽の
- メリット
- デメリット
- 使用時の注意点
- 向いている用途
- 購入できる場所
についてご紹介していきます。
アクリル水槽の魅力について、みていきましょう。
アクリル水槽とは
アクリル水槽とは、アクリルという素材で作られている水槽のことです。
一般的に水槽というと、ガラスのものを思い浮かべる方が多いかなと思います。しかし、アクリル水槽はガラスではなくアクリルで作られているんです。
すこしマイナーなイメージのあるアクリル水槽ですが、ガラスには無いアクリルならではの特徴をそなえています。そのため、本格的なアクアリウムを楽しむ方に人気となっています。
では、アクリル水槽の特徴とは何なのでしょうか?それを次の項目で、詳しくみていきましょう。
アクリル水槽の特徴
アクリル水槽がもつ最大の特徴は、素材がガラスではなくアクリルで作られているということ。
アクリルは、ガラスには無い利点が多くあります。もちろん、弱点もありますが。
さて、そんなアクリルを使うことで得られるメリットとデメリットをご紹介します。
メリット
アクリル水槽のメリットは
- 軽い
- 衝撃に強く割れにくい
- 透明度が高い
- 保温性が高い
この4つです。
軽い
アクリル水槽は全面ガラスで作られた水槽と比べて、本体の重さが軽いです。
そのため、大型の水槽ではアクリルが人気です。
たとえば120㎝水槽をガラスで作ると、重さはなんと約50㎏。運んだり設置したりすることが、とても難しい重さですよね。
対してアクリル水槽の場合は、120㎝水槽で約16㎏ほど。これなら、なんとかなる範囲の重さですよね。
もちろんメーカーや商品によって重さには多少の差がありますが、基本的にはガラスの水槽よりも、アクリル水槽の方がグッと軽くなりますよ。
衝撃に強く割れにくい
アクリル水槽はガラスと比べて、衝撃に強く割れにくいです。
- 硬いものをぶつける
- 地震などの衝撃
- 大型魚の突進
などでガラスの水槽は割れてしまうことがあります。
ですが、アクリル水槽の場合はこういった衝撃への耐性が高いです。
そのため、お子様がいらっしゃる家庭や、病院など公共性の高い場で、少しでも安全性を重視したいというときにおすすめです。
透明度が高い
アクリル水槽は、ガラスの水槽よりも少し透明度が高いです。
とはいえ、水を入れた状態ではアクリルとガラスにすごい差が生まれる、というわけではありませんが。
ただ、板が分厚くなる大型水槽の場合は少し違ってきて、アクリル水槽の方がより透明に感じます。
というのも、一般的なガラスは少し緑色が混じっているからですね。
ガラスのあつみが薄いときは気になりませんが、厚くなるとちょっと気になる場合が出てきちゃいます。
透明度にこだわりたい方は、アクリル水槽も選択肢に挙げてみてください。
保温性が高い
アクリルはガラスよりも熱伝導率が低いです。そのため、水槽内の温度変化が少なく保温性に優れています。
ヒーターやクーラーの効率が良くなりますので、電気代の節約になりますよ。
デメリット
アクリル水槽のデメリットは
- 高価
- 傷つきやすい
- 紫外線に弱い
この3つですね。
こちらも順に詳しくみていきましょう。
高価
アクリル水槽は、同じ大きさのオールガラス水槽と比べて高価なものが多いです。
また、ホームセンターなどの量販店ではあまり取り扱いがないことも。
基本的にはアクアリウムショップや通販で購入するか、専門のメーカーさんにオーダーメイドしてもらうことになります。
どちらも通常のオールガラス水槽などと比べると、少しお値段が高いですね。
傷つきやすい
アクリルは、衝撃には強く割れにくいのですが、ひっかき傷などがつきやすいという一面も。
アクリル面についたコケを掃除するときなどに、ステンレス製のスクレーパーを使ったり、スポンジの硬い面でこすったりすると、簡単に傷がついてしまいます。
そのため、アクリル水槽はメンテナンスのときなどに傷つけてしまわないようにする必要があり、少し大変です。
掃除道具などもガラス水槽で使っているものを、単純にそのまま流用する、とはいかないのも手間ですね。
紫外線に弱い
アクリルは紫外線に弱く、直射日光があたると劣化してしまいます。最悪の場合は、割れて水漏れしてしまうことも。
そのため、直射日光が当たる場所にアクリル水槽を設置することは避けたいですね。
そもそも水槽の置く場所として、直射日光が当たる場所はかならず避けた方が良いです。
アクリルの劣化だけでなく、直射日光による水温の上昇やコケの増殖などの悪影響が起こるからですね。
アクリル水槽を使うときの注意点
アクリル水槽を使うときに特に注意していただきたいポイントが4つあります。
その4つとは
- アクリル面の掃除
- プレコの飼育は注意が必要
- 水槽の設置場所
- 照明の熱対策
です。
アクリル面の掃除
アクリル水槽のデメリットの項目でご紹介したように、アクリルは傷がつきやすいです。
そのため、壁面についたコケなどを掃除するときには注意が必要です。
スポンジの硬い部分や、ステンレス製のスクレーパーなどでゴシゴシこすると、アクリル面が傷ついてしまうんですよね。
柔らかいもので、優しく掃除してあげてください。
メラミンスポンジや、同じアクリルの板(定規など)で優しく掃除すると、傷つけにくいですね。それでも、どうしても細かな傷はついてしまいますが。
また、底床の砂などが、スポンジとアクリル面の間にはさまったりすると大きな傷がついてしまいます。この点についても、注意が必要ですね。
プレコの飼育は注意が必要
水槽のコケ取りとして重宝されるプレコですが、アクリル水槽では向いていない種類のプレコもいるため、注意が必要です。
アクリルはプレコに舐められると傷がつく可能性があります。
特にロイヤル系のプレコは傷つけやすいとされていますので、アクリル水槽ではロイヤル系は飼育を避けた方が良いですね。
水槽の設置場所
アクリル水槽は、置く場所にも注意したいです。
アクリル水槽を置く場所は
- 水平
- デコボコがない
- 面で支えられる
- 直射日光が当たらない
といった条件に注意が必要です。
デメリットの項目でもご紹介した通り、アクリルは紫外線で劣化してしまいます。基本的に水槽は直射日光は避けた方が良いのですが、特にアクリル水槽の場合は気をつけたいですね。
また、圧力のかかり方を均一にするために、水平でデコボコがない場所を選ぶというのもポイントです。
なお水槽の置く場所選びについては、別の記事で詳しくご紹介しています。あわせて読んでみていただけると嬉しいです。
関連記事 【水槽の置き場所】確認すべき6つのポイントとおすすめの設置場所とは
照明の熱対策
アクリルは熱の影響を受けやすく、照明の熱で破損してしまう可能性があります。
そのため、特に熱が発生しやすいメタハラなどを、アクリルに近い場所に設置することは避けた方が良いですね。吊り下げたりして、少し距離を離して設置してください。
アクリル水槽に向いている用途
アクリル水槽は、いろいろな用途で活躍してくれる水槽です。
そのなかでも特に向いている用途は、「大型の水槽」での使用です。
その理由は、アクリルという素材が
- 軽い
- 衝撃に強い
- 分厚くても透明度が高い
といった特徴をもっているので、「大型水槽」に向いているんですね。
120㎝を超えてくるとガラス水槽では、重量の面から考えて、かなりしんどいです。このあたりの大きさから、アクリル水槽の軽さがグッと有効になってきますね。
アロワナやダトニオなど、大型の水槽が必要になる生体を飼育するときには、アクリル水槽も選択肢に入れてみてください。
また、アクリル水槽は衝撃に強く割れにくいという特徴を持っているので、小さなお子さんがいる方など「安全性を重視」したい方にもおすすめです。
- 大型の水槽向け
- 安全性を重視する方にもおすすめ
アクリル水槽が購入できるお店
アクリル水槽は、取り扱っているお店が少ないですね。ホームセンターなどで購入するのはちょっと難しいかなと思います。
簡単なのはネット通販。アクアリウム用品を扱っている通販サイトで購入することができます。
通販の場合は、家まで持ってきてくれるのも嬉しいところ。水槽を持って移動するのはとても大変ですしね。
おすすめのショップは「charm」さん。小型から大型まで色々なサイズのアクリル水槽を取り扱っています。
公式サイト charm
ほかにもAmazonや楽天、Yahoo!などでも購入することができますよ。
また、アクリル水槽のオーダーメイドを受け付けているメーカーさんもいくつかあります。サイズなどをこだわりたい方にはオーダーメイドがおすすめですね。
公式サイト 東京アクアガーデン
アクリル水槽でアクアリウムを楽しもう
この記事ではアクリル水槽の特徴や、使用時のポイントなどについてご紹介しました。
アクリル水槽の特徴をざくっとまとめると
- 軽い
- 衝撃に強く割れにくい
- 透明度が高い
- 保温性が高い
といったメリットがあります。
ただし、デメリットもあって
- 高価
- 傷つきやすい
- 紫外線に弱い
という点はアクリル水槽の弱みですね。
そんなアクリル水槽ですが、向いている用途は
- 大型の水槽
- 安全性を重視したい環境
です。
アロワナなどの大型魚を飼育したい方や、小さなお子さんがいる方にアクリル水槽はおすすめですね。
アクリルならではの特徴をしっかりと理解したうえで、導入を検討してみてくださいね。
以上、いのりでした。