この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
こんにちは、いのりです。
アクアリウムを楽しむときに必ず使うアイテムのひとつが「水槽」ですよね。
水槽にはいろいろな種類のものが販売されています。
たとえば、全面をガラスのみで構成されているオールガラス水槽や、アクリルを使ったアクリル水槽など。
そんな水槽の中で、長く愛され続けている水槽のひとつが、フレーム水槽です。
この記事では、フレーム水槽の特徴や使用時のポイント、向いている用途などについてご紹介していきます。
丈夫で使いやすい水槽なので、上手に使いこなしたいですね。
フレーム(枠あり)水槽とは?
フレーム水槽とは、水槽のフチや底の部分を補強の枠で囲ってある水槽のことです。
枠あり水槽やフレームあり水槽といった名前で呼ばれることもありますね。なお、この記事では混乱を避けるために呼び方を「フレーム水槽」でそろえています。
長くアクアリウムを楽しんでいる方は、水槽というとこのタイプのものを最初に思い浮かべる方も多いのではと思います。
最近はオールガラス水槽におされて、使われることが少し減ってきています。しかし、オールガラス水槽とはまた違った特徴を持っていて、魅力的な水槽であることに違いはありませんし、根強い人気があることも確かです。
では、そんなフレーム水槽の特徴とは何なのでしょうか?次の項目から、くわしくみていきましょう。
フレーム水槽の特徴
フレーム水槽の最大の特徴は、強度です。
フレーム(枠)で補強されているので、オールガラス水槽に比べて丈夫です。
では、フレーム水槽の特徴をメリットとデメリットの面からご紹介していきますね。
メリット
フレーム水槽のメリットは
- 枠があり丈夫
- 軽い
- 安め
- 上部フィルターが使える
この4つです。
枠があり丈夫
フレーム水槽は水槽のフチにプラスチックの枠が取り付けられていて補強されています。そのため、全面がガラスで構成されているオールガラス水槽よりも頑丈です。
そして、底の面もプラスチックで補強がされています。底の部分がガラスのみで作られているものと比べて、丈夫ですよ。
また、メンテナンスの際によく道具を水槽のフチにぶつけてしまったりしたときに、オールガラス水槽の場合は、ガラスの角が欠けてしまうといったことがあります。対してフレーム水槽の場合は、枠でカバーされているので欠けることがありません。
少し細かいポイントではありますが、便利な点のひとつですね。
軽い
フレーム水槽は軽いというのもメリットのひとつ。
同じサイズで比較した場合、オールガラス水槽よりもフレーム水槽の方が軽いです。
その理由は、フレームで補強されているため、薄いガラスを使っても強度が保てるからですね。
60㎝水槽で比べてみると、オールガラス水槽が約13kgに対してフレーム水槽は約6.5kgほど。もちろんメーカーによって重さは前後しますが、だいたいフレーム水槽の方が半分くらいの重さです。
軽くて扱いやすいという点は、初心者さんや女性の方にうれしいポイントですね。
安め
フレーム水槽は比較的安いものが多いです。
オールガラス水槽やアクリル水槽などと比べると、安価に手に入れることができます。
コストパフォーマンスの高さもフレーム水槽の特徴ですね。
上部フィルターが使える
上部フィルターが使えるというのもフレーム水槽のメリットです。
初心者さんにも扱いやすく人気の上部フィルターですが、実はフレームのない水槽で使うことは非常に難しいです。
オールガラス水槽などで使う方法もありますが、リスクもありますのであまり推奨はされていません。
フレーム水槽であれば、問題なく上部フィルターを活用することができます。
関連記事 上部フィルターはオールガラス水槽で使えない?注意すべきそのリスクとは?
デメリット
フレーム水槽のデメリットは
- インテリア性は低い
- ガラス面への衝撃に弱い
- サイズの選択肢が少ない
この3つです。
インテリア性は低い
フレーム水槽はインテリア性があまり高くありません。
オールガラス水槽やアクリル水槽は枠がなく、まるで風景を切り取ったかのような水の景色を作ることができますが、フレーム水槽ではどうしても枠が視界に入ってきてしまいます。
残念ながら、おしゃれな雰囲気の水槽にしたいときにフレーム水槽は向いていませんね。
ガラス面への衝撃に弱い
ガラス面への衝撃に対してはあまり強いとは言えません。
メリットの項目でご紹介しましたが、フレーム水槽は枠で補強されているために薄いガラスを使っています。そのため、ガラス面への衝撃には弱いですね。
もちろんガラスを使っている水槽は衝撃に注意が必要ですが、フレーム水槽の場合は特に気をつけたいですね。
サイズの選択肢が少ない
フレーム水槽は販売されているサイズの選択肢が、オールガラス水槽と比べると少ないです。
基本的な規格の水槽はそろっているのですが、オールガラス水槽のようにハイタイプやワイドタイプといった選択肢はほとんどありません。
最近はどちらかと言うとオールガラス水槽の方が主流になってきており、フレーム水槽の方は商品の展開があまりされていないのかなと感じます。
ちょっと変わったサイズの水槽を検討するときは、フレーム水槽はなかなか選択肢にあがりにくいですね。
フレーム水槽を使うときの注意点
フレーム水槽を使うときに気をつけたいポイントは
- 水漏れ
- 設置場所
この2点です。
水漏れ
フレーム水槽は枠で補強されていますが、稀に水漏れを起こすことがあります。
そのため、水槽を新しく立ち上げるときは事前に水漏れがないか確認しておくことをおすすめします。立ち上げたあとに水漏れすることがわかると、対応がとても大変ですので。
確認する方法としては、いろいろありますが、とりあえず水だけ入れて2、3時間ほど異常がないか様子見するのが簡単かと思います。シリコンの接着部などから水が染みでていないか見てみてください。
万が一、新品なのに水漏れがある場合はメーカーや購入したお店に相談してみてくださいね。
設置場所
水槽はどこにでも置いて良い、というものではありません。
設置する場所選びはとても大切な要素のひとつです。
気を付けておきたいポイントは
- 水平な場所を選ぶ
- 直射日光を避ける
ということですね。
他にも水槽の設置場所に関しては確認したいポイントがいくつかあります。別の記事でご紹介していますのであわせて見てみてくださいね。
関連記事 【水槽の置き場所】確認すべき6つのポイントとおすすめの設置場所とは
フレーム水槽に向いている用途
フレーム水槽を使うのに向いている用途は「生体」を中心とした水槽です。
たとえば、
- メダカ
- 金魚
- エンゼルフィッシュ
- グッピー
など。生体をメインとして飼育するようなスタイルの水槽にフレーム水槽はぴったりです。
逆に、水草などを綺麗にレイアウトした「水草水槽」は、あまり向いてはいませんね。枠があるのでレイアウトの雰囲気を邪魔してしまう可能性があります。
熱帯魚の飼育を楽しみたいよ、という場合はコストパフォーマンスの高いフレーム水槽もぜひ、選択肢に入れてみてください。
代表的なフレーム水槽
さて、ここからは代表的なフレーム水槽をいくつかご紹介していきますね。使い勝手が良く、実績がしっかりとあるものを選びました。
今回おすすめする水槽は
- GEX 金魚のお部屋
- GEX マリーナ
- ニッソー スティングレー
この3種類です。
それでは順番にご紹介していきますね。
GEX 金魚のお部屋
こちらGEXさんから販売されている「金魚のお部屋」シリーズ。
このシリーズの特徴は
- 手に入れやすい
- 安価
- 器具がセットになっている
このシリーズは、ホームセンターなどでの取り扱いが多く、手に入れやすいです。そして、器具もセットになっているにもかかわらず価格がとても安いですね。
ただ、同梱されている器具は少し頼りない感じです。本格的にアクアリウムを楽しみたいなという方には物足りないですね。
とりあえず、「アクアリウムを始めてみようかな?」という方にとっては安価で始められる、とても良いシリーズですね。お試し用にはぴったりです。
GEX マリーナ
こちらはGEXさんから販売されている「マリーナ」シリーズです。
このシリーズの特徴は、
- 手に入れやすい
- 安価
この2点。
先にご紹介した金魚のお部屋と同様に、手に入れやすさはバツグンです。ホームセンターなどでも取り扱いが多く簡単に見つけることができますよ。
いろいろな器具とセットになっているものも多いです。今回ご紹介しているLEDと上部フィルターがついているものは、コストパフォーマンスも高く、初心者さんにイチオシですよ。
ニッソー スティングレー
こちらはニッソーさんから販売されている「スティングレー」です。
この水槽の特徴はなんといっても「曲げガラス」を採用しているところですね。そのおかげで水槽内を見るときにさえぎるものが少なくなり、綺麗に見ることができます。
枠がある水槽で見栄えも気にしたい、という方にはぴったりですよ。
フレーム水槽でお魚の飼育を楽しもう!
この記事では、フレーム水槽の特徴やメリット、使うときの注意点などについてご紹介してきました。
フレーム水槽の特徴を再度まとめると、メリットとして
- 枠があり丈夫
- 軽い
- 安め
- 上部フィルターが使える
という4つがあります。
また、逆にデメリットとして
- インテリア性は低い
- ガラス面への衝撃に弱い
- サイズの選択肢が少ない
という点も。
そんなフレーム水槽は、見た目の点から水草水槽などにはあまり向いていませんが、「生体」を中心とした水槽の場合は相性が良いですね。
コストパフォーマンスも高く、大活躍してくれますよ。
熱帯魚の飼育を楽しみたい方はフレーム水槽をぜひ、選択肢のひとつに考えてみてくださいね。
以上、いのりでした。
「水槽の種類が多すぎて、どう選んで良いのかわからない」という方向けに、水槽の選ぶポイントを別の記事でご紹介しています。良かったらあわせて読んでみてくださいね。