年縞博物館は水月湖の年縞が学べます!三方五湖観光におすすめです

水中の色鉛筆

こんにちは、いのりです。

今回は福井県の若狭町にある「年縞博物館」をご紹介します。世界的にも貴重な「水月湖の年縞」について学ぶことができる施設です。

「いや、そもそも年縞って何?」という方も多いと思いますので、年縞の解説も簡単にしていきますね。

水月湖の年縞(ねんこう)とは

年縞博物館についてご紹介する前に、年縞について簡単にご説明しますね。

年縞って何?

年縞とは、長い年月をかけ、湖などの底に積もっていったもので作られる縞模様の堆積物のことです。春から秋は明るい色の層が、冬は暗い色の層ができるため、1年で1つのシマシマができるんです。樹木の年輪のようなイメージですね。

年代を特定する「ものさし」になる!

遺跡などから出土したものが、いつの時代のものかは、分析することでわかりますが、時代によっては数百年単位でずれてしまうそうです。

よって正確な年代まではわからず、「だいたいこのくらいの時代のものかなー」となっていました。

ところが、1年で1つの層ができることから、年縞は正確な年代を知ることができます。その年縞の成分と、出土品の成分を照らし合わせることで、正確な年代を特定することができるんですね。すごい!

奇跡の堆積物、水月湖の年縞

水月湖は、年縞ができる環境として、理想的な条件がそろっているそうです。世界的にみても、かなり珍しいらしく、「奇跡の湖」なんて言われたりしているみたいです。

そんな水月湖から発見された年縞はなんと7万年ぶん!さらに1年の欠けもないと言うから驚きですよね。

年縞博物館で年縞について知ろう

そんな水月湖の年縞について、学ぶことができる施設が「年縞博物館」です。

年縞博物館って何?

2018年9月にオープンした、年縞について学ぶことができる施設です。

水月湖の年縞について研究の歴史や、その活用、今後の展望などが展示されています。また、美しい映像で水月湖の年縞を紹介してくれるシアターもあります。

7万年ぶんの年縞45メートルをステンドグラスにして展示してあるフロアは、特に見応えがありますね。

開館時間やアクセス

開館時間:9:00〜17:00 (入館は16:30まで)

休館日:毎週火曜日、年末年始(12/29〜1/2)

観覧料金:一般 500円、小中高生 200円

アクセス:福井県三方上中郡若狭町鳥浜122-12-1 縄文ロマンパーク内

駐車場:あり

展示はお子さんの自由研究にも使えるかも?

水月湖の年縞について詳しい解説や、年縞の研究についての展示が多くあります。お子さんの自由研究の学習にも使えそうですよね。

45メートルの年縞を一直線に眺めると、歴史のスゴさを感じることができますよ。

余談になりますが、年縞のステンドグラスを見ていると、バームクーヘンが食べたくなります。って伝わりますかね?実物を見ていただいたら、伝わると思いますが(笑)

カフェ 縞(しま)

高台にあるため、景色を眺めながらひと息つくことができます。

コーヒーは敦賀の新田珈琲さんやカメイ珈琲さんのものがいただけます。こだわっていますねー。

テイクアウトもできますので、周辺の公園や湖沿いでブラブラしつつ、珈琲を楽しむのも良いですよ。

お土産はすぐ近くの道の駅「三方五湖」がおすすめ

年縞博物館がある縄文ロマンパークには、道の駅「三方五湖」も併設されています。

道の駅では、地元の野菜や梅などの名産品、お菓子などずらっと並んでいますので、お土産はこちらで探してみては。

まとめ:三方五湖の年縞博物館に行こう!

年縞博物館は世界的に貴重な「水月湖の年縞」について詳しく知ることができる施設です。

三方五湖周辺の観光に来た際は、寄ってみてはいかがでしょうか。

以上、いのりでした。