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こんにちは、いのりです。
近年、水中だけでなく陸地の部分もあるアクアテラリウムというスタイルが人気となっていますよね。最近始めた、もしくは始めたいという方も多いのではないでしょうか。
そんなアクアテラリウムですが、飼育する生体選びには、通常のアクアリウムとはまた少し違ったポイントがあります。
そこで、今回はアクアテラリウムに似合って飼いやすい熱帯魚をご紹介していきたいと思います。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
アクアテラリウムで飼育する熱帯魚を選ぶポイント
まず、アクアテラリウムに向いている熱帯魚の選び方について考えていきましょう。
アクアテラリウムで飼育する熱帯魚を選ぶポイントは、
- 大きさ
- 体型
- レイアウトへの影響度
という3つです。
では、順にもう少しだけ詳しくみてみましょう。
大きさ
アクアテラリウムで飼育する熱帯魚を選ぶ際は、魚の大きさに気をつけたいところ。
通常のアクアリウムと違って、アクアテラリウムは水量が少なくなりがち。さらに、陸上部があることで、水中部分の広さも狭くなりがちです。
そのため、アクアテラリウムでは小型の熱帯魚の方が飼育しやすく向いていると言えます。
大型もしくは中型になる魚は窮屈になってしまい、飼育は難しくなってしまう可能性がありますね。
体型
生体の体型も注意したいポイントのひとつです。
アクアテラリウムは、ほかのアクアリウムよりも水深が浅くなりがち。
そのためエンゼルフィッシュなど、体型が上下に広がるような生体はあまり向いていません。(十分な水深を用意できる場合は別ですが)
また、アクアテラリウムは入り組んだレイアウトになることも多いですよね。
ですので、ベタなど、ヒレが長い生体も少し気をつけたいですね。せっかくの綺麗なヒレを、入り組んだレイアウト素材などに引っ掛けて傷つけてしまう可能性があるからです。
もちろん、レイアウトの組み方次第と言えますが、複雑な地形を組む場合は注意したいところです。
レイアウトへの影響度
生体によっては、地面に潜ったりする魚や、水草をかじってしまう魚がいます。
そういったレイアウトへの影響度が大きな生体はアクアテラリウムとの相性はちょっと悪め。
というのも、アクアテラリウムはレイアウト素材も多く使い、複雑なレイアウトにすることが多いです。
複雑なレイアウトは壊れたりしてしまうと修復するのがとっても大変なことも。なるべくならレイアウトが崩れないように管理したいところですよね。
ですが、砂に潜ったり、水草をかじったりする魚がいると、せっかく組んだレイアウトが崩れる要因になる可能性が。
そのため、レイアウトに影響を多く与えるような生体は避けた方が無難と言えます。
アクアテラリウムにおすすめの熱帯魚5選
さて、ここからはアクアテラリウムで飼育するのにおすすめの熱帯魚をご紹介していきます。
今回ご紹介する熱帯魚は
- カージナルテトラ
- プラティ
- ゴールデンハニーレッド・ドワーフグラミー
- ボララス・ブリジッタエ
- コリドラス
の5種類。
では、順にみていきましょう。
カージナルテトラ
まず初めにご紹介するのは、カージナルテトラです。
熱帯魚の代名詞、ネオンテトラによく似た姿をしていますが、よく見るとちょっとだけ模様が違うのがわかります。カージナルテトラの方が、ネオンテトラより赤い部分が長くなっているんです。
また、大きさもカージナルテトラの方が、ネオンテトラよりも1センチほど大きくなります。
その存在感と美しさから、アクアテラリウムの水中部を彩ってくれる存在ですね。
とても丈夫で飼いやすいのもおすすめポイントです。
プラティ
次にご紹介するのはプラティという熱帯魚です。
こちらも熱帯魚の中では定番といえますね。ご存知の方も多いのではないでしょうか。
プラティの魅力はなんといっても豊富な体色です。
赤や黄色など、カラフルな体色で、アクアテラリウムを素敵にしてくれますよ。
もちろん、初心者さんでも育てやすい生体であることもポイントのひとつですね。
ゴールデンハニーレッド・ドワーフグラミー
こちらはゴールデンハニーレッド・ドワーフグラミーという熱帯魚です。
グラミーという種類の熱帯魚の中でもとびきり小型で、水量が少なくなりがちなアクアテラリウムでも飼育しやすいです。
ゆったりと泳ぐ様子や、愛嬌たっぷりの仕草が特徴で、見ているだけで非常に癒されます。とっても可愛いので、おすすめの熱帯魚ですね。
強い水流がちょっと苦手な種ですが、アクアテラリウムは水流はそんなに強くないことが多いので、そこまで気にする必要はないですね。ただ、もしも水流が激しい環境であれば、導入はちょっと控えた方が良いかもしれません。
ボララス・ブリジッタエ
次にご紹介するのはボララス・ブリジッタエ。
大きくなっても1.5センチから2センチほどと、非常に小さな熱帯魚です。
温和な性格と、その美しい赤色が水中部が限られているアクアテラリウムにピッタリ。
特に、赤い体色は緑や茶色が多くなるレイアウトではよく映えますので、おすすめしたい生体ですね。
ただ、小型の熱帯魚の中でもさらに小型というサイズ感から、混泳する生体の種類には気を配ってあげる必要があります。ちょっと大きめの魚と一緒にすると、力関係で負けてしまうということが起こってしまいますので。
ちなみに、余談ではありますが、筆者のお気に入りの種でもあります。名前の響きもステキすぎません…?
コリドラス
最後にご紹介するのは、コリドラスです。
ひと口にコリドラスと言っても、いろいろな種類のコリドラスがいますが、なかでも
- コリドラス・アエネウス
- コリドラス・パレアタス
- コリドラス・ステルバイ
の3種類あたりは、お迎えしやすいですし、飼育も簡単ですのでおすすめしたいですね。
今回ご紹介した熱帯魚の中では唯一、底の方で生活する魚となっています。
温和で飼育しやすいという点だけでなく、ほかの生体が食べ残した餌などを食べてくれるというのもポイント。
アクアテラリウムでは、レイアウトによっては底の掃除がしづらいというケースもありますが、その点をカバーしてくれる存在ですね。(過度な期待はしない方が良いですが。)
ただ、コリドラスはソイルと相性が非常に悪いです。底床材にソイルを使っている場合は、導入は避けた方が良いですね。
アクアテラリウムで熱帯魚を飼育しよう
この記事では、アクアテラリウムに似合う、おすすめの熱帯魚についてご紹介してきました。
アクアテラリウムは通常のアクアリウムとは少し違っていて、陸上部があります。そのため、熱帯魚選びにもアクアリウムとは違ったポイントが。
アクアテラリウムで熱帯魚を導入する場合は、
- 大きさ
- 体型
- レイアウトへの影響度
という3つのポイントに気をつけると失敗しにくいです。
そういったポイントを踏まえて、今回ご紹介したおすすめの熱帯魚は
- カージナルテトラ
- プラティ
- ゴールデンハニーレッド・ドワーフグラミー
- ボララス・ブリジッタエ
- コリドラス
この5種類です。
どのお魚たちも飼いやすく、アクアテラリウムにも馴染みやすい生体たちとなっています。
ぜひ、素敵なアクアテラリウムを楽しむ参考にしてみてくださいね。
以上、いのりでした。