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こんにちは、いのりです。
水槽のトラブルとして一番やっかいなものといえば水漏れですよね。
水漏れの原因はいろいろとありますが、そのひとつに「伝い漏れ」というものがあります。
ちょっと聞きなれない単語ですが、実は水漏れの原因としてはわりとよくある要因なんです。
そこで、この記事では「伝い漏れ」の原因や防止するポイントなどをご紹介します。
ぜひ参考にして、伝い漏れを防いでいただけたらと思います。
伝い漏れとは
伝い漏れとは、水槽の水がフィルターのパイプやフタ受けなどを伝って水槽の外に流れていってしまうことです。
水槽まわりに破損や痛みが無いのに水が漏れていると「どうして水が漏れちゃっているんだろう…?」となってしまいますよね。そんなときに疑いたいのがこの伝い漏れです。
通常の水漏れと違い、原因がわかりにくいのも気づきにくい要因ですね。
では、そんな伝い漏れの原因とはなんなのでしょうか。
伝い漏れの原因
伝い漏れをひきおこす原因となるのは「毛細管現象」と呼ばれる現象です。
毛細管現象をざっくり簡単に解説すると
- 水は細い場所には自分の力で入っていく
といったイメージです。
表面張力などが関わっているのですが、ここでは詳しく解説することは控えます。
要するに、水は細いところには、すいーっと入っていく性質があるんですね。タオルや脱脂綿に水が染み込んでいくのをイメージするとわかりやすいかもしれません。
この現象が原因で、伝い漏れが起こってしまうんです。
水が伝うものの例としては
- フィルターのパイプ
- エアーポンプのチューブ
- ヒーターのコード
- 引っかけるタイプの水温計
- 水槽のフタ受け
- 上部フィルター
- ホコリ
などなど。
水槽の中から外に出ているものですね。
パイプやチューブ、コードなどはガラス面と距離が近いと、その隙間を水がのぼって外に漏れてしまうことが。
とはいえこれらはガラス面にピッタリとくっついていることはあまり無いため、原因としては少ないかなと思います。
気を付けたいのは引っかけるタイプの水温計とオールガラス水槽のフタ受けですね。
これらはガラス面にくっついている構造のため、毛細管現象が起きやすいです。
特に引っかけるタイプの水温計は水槽の角に設置すると、予想以上に水がのぼりますので注意したいです。
また、ホコリも気を付けたいところ。
ホコリを伝って水がのぼってしまったり、のぼりやすくなったりするんですよね。
こういったものが原因で伝い漏れが起こります。
ほかにも、水槽にタオルが引っかかってしまい、それを伝って漏れてしまった…なんてことも。
伝い漏れを防ぐポイント
さて、気づきにくい伝い漏れを防ぐポイントは
- パイプやチューブなどの設置場所を定期的に確認する
- 引っかけるタイプの水温計を角に配置しない
- マメに掃除する
です。
基本的には定期的に異常がないか各設備を確認することが大切ですね。
毎日おこなう必要はありませんが2、3週間に1回くらいは確認したいところです。
引っかけるタイプの水温計を使う場合は、水槽の角に配置しないように気を付けるのもポイント。
角から離して設置しても、ぶつかったりなど、ふとした拍子に移動してしまうこともあります。そのため、水温計はこまめに確認したいですね。水温をチェックするという意味もありますので、ぜひ。
また、ホコリも伝い漏れの原因になりますので、マメに水槽をお掃除してあげるのも良いですね。
各設備の確認がてら、お掃除してあげてみてください。
あと、細かい点ですが、水槽の上にタオルを置いている方は、何かの拍子で落ちないように注意することも忘れないようにしたいところ。上の項目でもご紹介しましたが、タオルが水槽に引っかかってしまい、それを伝っても水が漏れてしまうことがありますので。
伝い漏れに気を付けて水槽を楽しもう
この記事では、水漏れの原因のひとつである「伝い漏れ」の原因や防ぐポイントについてご紹介しました。
伝い漏れは毛細管現象が引き起こすトラブルです。
- フィルターのパイプ
- エアーポンプのチューブ
- ヒーターのコード
- 引っかけるタイプの水温計
- 水槽のフタ受け
- 上部フィルター
- ホコリ
などを水が伝ってしまい、水槽の外に漏れてしまいます。
そんな伝い漏れを防ぐポイントは
- パイプやチューブなどの設置場所を定期的に確認する
- 引っかけるタイプの水温計を角に配置しない
- マメに掃除する
この3つ。
伝い漏れは気が付かないうちに、しれっと漏れちゃっていることも多いです。
そのため、定期的に確認していくことが大切ですね。
また、伝い漏れが起きやすい、引っかけるタイプの水温計は取り扱いにすこし気を付けたいところ。
ぜひ、伝い漏れを防ぐ参考にしてみてください。