折れたコーススレッドを抜く方法|折れたビス抜きが便利です【DIY】

折れたコーススレッドの抜き方

こんにちは、いのりです。

コーススレッドを使ってDIYを楽しんでいるときに、ぽきっと折れてしまって、抜けなくなってしまった…なんてことありますよね。

折れてしまったコーススレッドを抜くのは、結構難しく、ペンチなどでトライしてもなかなかうまくいきません。

ですが、実は折れたコーススレッドなどのビス類を抜くアイテムがあるんですよ。

そこで、このページでは、途中で折れてしまったコーススレッドを抜く方法をご紹介。

上手に抜けると、同じ場所にもう一度ビス打ちすることもできますよ。

折れたコーススレッドを抜くには

ビスとインパクトドライバー

コーススレッドはDIYでよく使われるビスです。

とても簡単に木材同士をくっつけることができます。

非常に便利なコーススレッドですが、ときどきインパクトドライバーなどの回転負荷に耐え切れず、途中でぽきっと折れてしまうことが。

途中で折れてしまったコーススレッドは結構やっかいで、抜こうとしてもなかなか抜けません。

木材の接合自体は、別の場所にコーススレッドを再度打ちこめば良いため、見た目を気にしなければ折れても大丈夫、という考え方もありますが…。

ですが、折れた先端が飛び出ていたりすると、ケガをしてしまう可能性がありますし、やはり抜くにこしたことはありません。

さて、そんな折れコーススレッドの抜き方ですが、今回は2種類の方法をご紹介。

その方法とは

  • 「折れたビス抜き」を使って抜く
  • ロッキングプライヤーを使って抜く

という2つ。

どちらの方法も、100%抜けるというわけではありませんが、比較的高い確率で、折れたコーススレッドを処理することができますよ。

それでは、順にみていきましょう。

折れたビス抜きを使って抜く

まず1つ目にご紹介する方法が、「折れたビス抜き」というアイテムを使って抜く方法。

こちらはスターエムというメーカーから販売されています。

折れたビス抜きの特徴は

  • 電動ドリルかインパクトドライバーで使う
  • 抜いた後が比較的きれいなので再度ビス打ちできる

というもの。

インパクトドライバーなどがないと使えないので、あわせて用意したいですね。

(とはいえコーススレッドを使っている時点で、電動ドリルなども一緒にあるはずですよね。)

そして嬉しいのが、抜いた部分の損傷が少なく、抜いた場所にもう1回ビス打ちできる点。

失敗した跡が残りにくいので、見た目が悪くなりにくいです。

使い方

さて、折れたビス抜きの使い方ですが、とても簡単です。

STEP.1
専用ピンを打つ
折れてしまったビスの径に合う専用ピンを、ハンマーなどで打ち込みます。ピンがしっかり打ちこまれていないと、上手に抜けないので気を付けてくださいね。先端が飛び出ている場合は打ち込まなくても大丈夫かなと思います。
STEP.2
逆回転チャックにピンをくわえさせる
逆回転チャックをインパクトドライバーなどに取り付け、専用ピンをくわえます。逆回転でチャックが締まっていくので、ピンをしっかりくわえるまで逆回転で絞めていきましょう。
STEP.3
ビスを抜く
ピンをしっかりとくわえられたら、さらに逆回転でビスが抜けていきます。
STEP.4
完了
抜き終わったら、正回転でチャックが緩みますので、ピンを取り外しましょう。

基本的な抜き方はこんな感じです。

最初はちょっとコツがいるかもしれませんが、慣れると簡単ですよ。

ロッキングプライヤーを使って抜く

もうひとつの方法は、ロッキングプライヤーと呼ばれる工具を使って抜いてしまう方法です。

ロッキングプライヤーは、万力のようにはさむ力を維持することができるプライヤー。

もともとネジを回す用の工具ではないのですが、一部の商品はネジをつかみやすい構造になっていて、ビス抜きにも対応できるんです。

これで折れたコーススレッドの先端をガシッとつかみ、回して抜いていきます。

ただ弱点もあって、

  • コーススレッドの先端が掴めないといけない
  • 工具側が破損するおそれ

という点に注意が必要です。

特に工具が痛む可能性があるのは気を付けたいところ。

というのも、コーススレッドは、それ自体がかなり硬い素材なんですよね。

ですので、工具の先端側が硬さに負けてしまい、溝が潰れてしまうリスクが。

そのため、工具が痛むのが気になる場合は、この方法は避けておいた方が良いですね。

コーススレッドが折れても大丈夫

この記事では、途中で折れてしまったコーススレッドの抜き方についてご紹介しました。

今回は

  • 「折れたビス抜き」を使って抜く
  • ロッキングプライヤーを使って抜く

という2種類の方法をピックアップ。

どちらも工具が必要になってきますが、比較的かんたんに、折れてしまったコーススレッドを処理することができます。

特に、折れたビス抜きをつかって抜くと、ダメージが少ないのでおすすめ。

再度ビス打ちすることもできますし、失敗の跡が比較的目立ちにくいです。

ロッキングプライヤーを使う場合は、工具側がコーススレッドの硬さに負けてしまうことがある点には注意してくださいね。

気になる方は避けておいた方が良いかもしれません。

もしコーススレッドが折れてしまって、抜きたいな、という場合は、ぜひぜひ今回ご紹介した方法を参考にしてみてくださいね。