大磯砂は水槽用砂利の定番!メリットや気をつけたいポイントとは?

大磯砂の特徴とは

こんにちは、いのりです。

アクアリウムを楽しんでいる方でしたら、1度は目にしたことがある底床(砂利)といえば「大磯砂」ではないでしょうか。

大磯砂は、水槽の砂利として、定番のアイテムとなっています。

この記事では、そんな大磯砂の特徴や良い点、使用するさいに気をつけたいポイントについてご紹介します。

大磯砂はグッピーや金魚、メダカといった生体と相性が良く、コストパフォーマンスも高いので、とても優れた底床材なんですよ。

この記事を参考にぜひ、使いこなしてみてくださいね。

大磯砂(おおいそ)とは

大磯砂とは、アクアリウムで古くから愛されてきた底床です。

見た目を一言で表すとすると「砂利」でしょうか。

もともと日本の「大磯海岸」で採られた砂利が大磯砂として流通したのが始まり。

大磯海岸の砂利なので大磯砂と呼ばれるんですね。

とはいえ現在は、大磯海岸で採られたものは流通しておらず、海外からの輸入品となっています。

大磯砂(おおいそ)の特徴

大磯砂とヤマトヌマエビ

長く愛され続ける大磯砂。その特徴を良い点と気をつけたい点に分けてみていきましょう。

大磯砂の良い点

大磯砂の優れた点は

  • 価格が安い
  • 寿命が非常に長い
  • ろ過材として活用できる

この3つです。

順に解説していきますね。

価格が安い

大磯砂を販売しているメーカーはいくつかあります。

各メーカーによって名前はすこし違いがありますが、そのいずれもが非常に低価格で販売されています。

同じ底床材のソイルなどと比べると、コストを抑えることができるのは大磯砂の大きなメリットのひとつですね。

寿命が非常に長い

大磯砂は、寿命がとても長いです。

というのも、そもそもの素材が単純に石なので、崩れてしまったりすることがほとんどないからですね。

ソイル系の底床の場合は、どうしても崩れていってしまうため、1年ほどを目安に取り換える必要があります。

しかし、大磯砂であれば、崩れることなく繰り返し使うことが可能。

大磯砂は、低価格で長寿命ということで、とてもコストパフォーマンスが高い底床です。

ろ過材として活用できる

大磯砂は底面フィルターの優秀な、ろ過材になります。

ソイルのように崩れてしまうことがないので、掃除がしやすく、目詰まりをおこして通水性が損なわれてしまう心配がありません。

大磯砂の注意したい点

大磯砂には使用するときに注意しておきたい点もあります。

それは次の3つ。

  • 水がアルカリ性になる
  • 総硬度が上がりやすい
  • 栄養がない

こちらも順にみていきましょう。

水が弱アルカリ性になる

大磯砂は、pHを弱アルカリ性に傾ける性質をもっています。

先ほどお話しましたが、大磯砂は海岸で採取されたもの。

そのなかには、貝殻やサンゴなどが混ざっていることがあります。それらが溶け出して水質を変化させてしまうんですね。

そのため、弱酸性を好む生体や水草への使用はすこし注意したいポイントになります。

特にデリケートな生体や水草の場合は、気を付けてくださいね。

総硬度が上がりやすい

大磯砂の素材は石です。

そのため、総硬度(GH)を上昇させやすい性質をもっています。

軟水を好む生体や水草の場合は、硬度が上がると調子を崩してしまう場合も。

こちらもpHと同じように、デリケートな生体や水草への使用は、注意してくださいね。

栄養がない

大磯砂は、水草が必要とする栄養が含まれていません。

そのため、水草水槽での使用はすこし難しめ。

肥料を入れるなど、工夫して使うこともできますが、ある程度の経験も必要になってきます。

そのため初心者さんの場合は、水草水槽では大磯砂の使用は避けておいた方が良いかなと思います。

大磯砂(おおいそ)と相性の良い使い方

金魚と大磯砂

さて、大磯砂の特徴がわかったところで、次は相性の良い使い方をみていきましょう。

特に相性が良く、おすすめしたい使い方は次の2点。

  • グッピーなどの生体の飼育
  • 底面フィルターとの組み合わせ

グッピーなどの生体の飼育

グッピーは弱アルカリ性を好む生体です。

そのため、水質を弱アルカリ性にしやすい大磯砂はグッピーの飼育と相性が良いといわれています。

ほかにも、グッピーだけでなく

  • 金魚
  • メダカ

なども中性〜弱アルカリ性を好む傾向にありますので、大磯砂が活きてくる場面ですね。

こういった生体を飼育するときには、大磯砂はとてもおすすめです。

コストパフォーマンスも良いですしね。

底面フィルターとの組み合わせ

大磯砂は底面フィルターとの相性が非常に良いです。

良い点でもご紹介しましたが、大磯砂は「ろ材」としても活躍してくれます。

大磯砂は、粒が崩れにくいので、掃除も簡単。そのため、汚れを溜め込みにくく、通水性を保ちやすいです。

価格もお手頃なので、量も確保しやすいのもポイント。

大磯砂は、底面フィルターと組み合わせることで強力なろ過能力を発揮してくれますよ。

そのコストパフォーマンスの良さから、アクアリウムショップなどでもよく見かける組み合わせですね。

大磯砂(おおいそ)は底床の定番アイテム

この記事では、大磯砂の特徴や良い点、使用するときの注意点などをご紹介しました。

大磯砂は、長く愛されている底床の定番。

特にグッピーや金魚などの飼育では、相性も良好です。

価格もお手頃ですので、コストパフォーマンスを重視する方にもおすすめしたい底床材になります。

ぜひ、大磯砂を使ってアクアリウムを楽しんでみてくださいね。

以上、いのりでした。