ソイルって何?吸着系とか栄養系とか違いがあるの?

こんにちは、いのりです。

アクアリウムを始めたいと思っている方や、最近始めたばかりという初心者の方はソイルなんて言われてもピンと来ませんよね。そこで今回はアクアリウムで定番のアイテム「ソイル」について解説していきます。

ソイルって何?

ソイルとは、天然の土を丸い形に焼き固めて作られたアクアリウム用の底床材です。

砂や砂利といった底床材とは違った特性を持っているため、水草の育成や熱帯魚の飼育ではとても人気のあるアイテムです。特に、水草を育てる場合はソイルを使用することをおすすめします。

pHを弱酸性に保ってくれる

ソイルはpHを6〜7の弱酸性〜中性で保とうとする性質があります。ネオンテトラなど、よく目にする熱帯魚や水草は弱酸性〜中性の水を好むものが多くいます。水草に関しては、一般的に流通するものは殆どが弱酸性〜中性を好むものですね。

砂利などの中には水を弱アルカリ性にしてしまうものもあったりしますので、アクアリウム初心者でpHとかよくわからないよ!という人は、ソイルを入れておくといい感じに調整してくれますのでおすすめです。

ソイルの色

茶色ものや黒色のものがあります。黒色のものは見た目が引き締まって見えます。茶色のものは自然感がより引き立って見えますね。色が違っても効果にそこまで大きな差は無いので、好みで選んでいただいて大丈夫です。

栄養系ソイルと吸着系ソイル

ソイルには大きく分けると、栄養系ソイルと呼ばれるものと、吸着系ソイルと呼ばれるものの2種類があります。

栄養系ソイル

栄養系と名の付く通り、栄養が多く含まれているソイルです。水草は植物ですので、成長には肥料分が必要になります。このタイプのソイルは、その肥料分が非常に多く含まれているため、水草をしっかり育ててくれます。

ですが、栄養が多く含まれている性質上、コケが大量に発生する危険性もあります。水草が消費しきれなかった肥料分はそのままコケのごちそうになってしまうため、水草の量が少なかったり、植えてすぐの成長が鈍い時期は要注意です。初期からある程度まとまった数の水草を導入したり、植栽(立ち上げ)初期は毎日水換えを行い肥料分をうすめるなどの対応が必要となります。

そういったリスクがあるため、初心者の方にはおすすめし難いのですが、軌道に乗ると長期間にわたり水草を育成することができるため、愛用している人も多いです。

吸着系ソイル

吸着系ソイルは、水の中にある汚れや有害な成分を吸着して取り除いてくれる性質が強いソイルのことです。市販されているソイルの多くはこのタイプに分類されます。有害な成分を吸着して、水をきれいにしてくれるので、あまり時間をかけずに生体の飼育環境を作ることができます。

栄養系ソイルと比べて含まれている肥料分が少ないため、コケの発生も抑えられます。しかし、水草の成長に必要となる肥料分も足りなくなりがちで、栄養をいっぱい要求する水草が多い場合には、別に肥料を添加しないといけません。

汚れをぐんぐんと吸い取ってくれることや、コケが爆発的に生える危険性がすくないことから、初心者の方には吸着系ソイルをおすすめします。

吸着系ソイルって栄養ゼロなの?

栄養系ソイル、吸着系ソイルと名前が分かれているので勘違いしやすいのですが、吸着系ソイルだからといって栄養が全く無いわけではありません。ソイル自体にはもともと吸着効果や土に含まれる肥料分があります。その中で、ソイル自体の特徴として吸着効果が高く、肥料分少なめのものが吸着系と呼ばれているだけなのです。

なのでその逆もあって、栄養系ソイルがまったく吸着効果が無いというわけではありません。あくまで、そのソイルが得意とする分野で呼び方が分けられているだけですね。

粒の大きさ

メーカーによって、粒の大きさはいろいろあります。ノーマルだったりスモール、パウダーやスーパーパウダーなんてのもありますね。ですがざっくりと分けて「ふつう」「ちいさめ」「めっちゃちいさめ」の3パターンくらいです。

それぞれどう使い分けるのか、簡単に特徴を並べてみると

ふつう

  • 粒が大きく通水性がいい
  • 値段が安め
  • 体積が大きいのでコスパが良い
  • 前景草(小さい水草)が植えにくい

ちいさめ、めっちゃちいさめ

  • 粒が小さめで通水性が悪い
  • 値段が高い
  • 体積が小さくコスパが悪い
  • 見た目が小さいので水槽が広く見える
  • 前景草(小さい水草)が植えやすい

こんな感じですね。粒が小さくなるほどコストがかかってきますが、見た目がスマートになり広く見えたり、細かい水草が植えやすくなります。

通水性のことを挙げていますが、低床内にも新鮮な水と空気を送ることは結構大切なことです。通水性が悪くなると有害な成分が発生したり、厄介なコケが出たりするので注意が必要です。

それらを踏まえ、小さな粒を使う時は、大きな粒をあらかじめ引いておき、その上に小さな粒を引く、という使い方がおすすめです。見た目も広く見えて、小さい粒だけを使うより通水性やコスパも良くなります。

使う前に洗わなくてもいい

通常、砂利や砂は使う前に水洗いをする必要がありますが、ソイルは洗わなくても大丈夫です。逆にざぶざぶ洗ってしまうとせっかくの粒が潰れてしまいますので、洗わないようにしましょう。

まとめ

ソイルの特徴や吸着系ソイルと栄養系ソイルの違いについて簡単にまとめると

・熱帯魚や水草の育成に適した底床材
・pHを弱酸性にコントロール
・水草に必要な肥料分を含んでいる(特に栄養系ソイル)
・水中の有害な成分を吸着し取り除いてくれる(特に吸着系ソイル)
・栄養系は経験者向け
・吸着系は初心者向け

ソイルは本当に便利なアイテムです。みなさんもソイルの特性を活かして素敵なアクアリウム生活を送ってくださいね。

以上、いのりでした。