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こんにちは、いのりです。
水槽のレイアウトに使う石や岩ってショップで買うと意外と高価ですよね。
そのため「石、拾えないのかな。」と考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実際、川などにいくと使えそうな石がコロコロと転がっていたり。
ただし石の自然採取には気を付けたい点がいくつかあります。
そこで、この記事では水槽のレイアウトに拾ってきた石を使っても問題がないのか、解説していきたいと思います。
また、自然採取するときに気を付けたいポイントもあわせてご紹介。
石の自然採取、実は簡単そうで結構むずかしい一面もあるんですよ。
自然採取した石は使えるのか
拾ってきた石を水槽に入れても大丈夫かどうかですが、使っても大丈夫なものもあるが、基本的にはやめておいた方が無難というイメージです。
その理由はふたつ。
石は大なり小なり飼育水の水質に影響をあたえますが、ものによっては影響が大きい石もあります。
影響の大小を見極めるのはなかなか難しく、リスクがあるというのが理由のひとつです。
ふたつめの理由が、農薬などが付着している恐れがある、という点。
このふたつの理由から、自然採取した石を使用するのはリスクがあり、避けた方が無難です。
とはいえ自然採取した石がまったく使えない、というわけではありません。
いくつか注意するポイントをおさえることで、使える石を拾えることも。
では、次の項目で採取するときの注意点をみていきましょう。
石を自然採取するときの注意点
石を自然採取するときのポイントは
- 川など水辺の石を選ぶ
- 水質検査を活用する
- 中性からアルカリ性を好む生体に使う
の3つです。
川など水辺の石を選ぶ
川など、水の流れている場所に転がっている石は、使えるものが割と見つかりやすい環境です。
というのも、常に水が流れていくので石に農薬など悪い影響を与えるものが付着しづらいといえるからです。
ただ、川でとってきた石であっても汚れなど付着物はありますので、しっかりと洗ってからの使用をおすすめします。
河川から石や砂利を大量に持ち出すのは河川法で禁じられていますので、あくまで自己責任でお願いします。
水質検査を活用する
拾ってきた石を使うときには、ぜひ水質検査を活用したいところです。
特に、わかりやすく影響の大きいpH(ぺーはー)の確認は行いたいですね。
水質検査をおこなうタイミングは、水槽に投入する前と後です。投入前にpHがいくつで、投入後のpHを確認してその変化を見ます。
変化の幅が1.0など、大きいようでしたらその石の使用はやめた方が無難と判断することができます。
また、より慎重に判断する方法として、水槽投入前にバケツやトリートメント用水槽などで水につけ置きしてpHの変化を確認する方法も。
生体がいない水槽(バケツ)で事前にチェックしておくことで、よりリスクをおさえることができます。
pHの検査は、アクアリウム用に水質検査ができる商品がいろいろと販売されていますので、そちらを利用すると良いですね。
テトラから販売されている「テトラ テスト 6in1」あたりが有名かなと思います。大まかに水質チェックするときに私も活用していますね。
中性からアルカリ性を好む生体に使う
自然採取した石を使う場合、中性からアルカリ性を好む生体を飼育している水槽に使用するのがおすすめです。
というのも石のほとんどは水質をアルカリ性よりに傾ける性質があります。自然採取してきた石の場合、その影響度は未知数なところが大きいです。(市販のものは影響が比較的ちいさい、もしくは大きいから気を付けてと注意書きがあるものがほとんど。)
そのため、酸性を好む生体に使うのはちょっと怖い面があります。
グッピーや金魚など、中性からアルカリ性を好むような生体に使ってあげる方がリスクが少ないですね。
まとめ|水質変化に注意して使おう
この記事では自然採取した石をレイアウト素材として使っても大丈夫かどうかについてご紹介してきました。
基本的には自然採取した石の使用は、やめておいたほうが無難です。
水質に与える影響度がわかりにくいことや、農薬などのリスクも考えられるのがその理由です。
ですが、
- 川など水辺の石を選ぶ
- 水質検査を活用する
- 中性からアルカリ性を好む生体に使う
といったポイントをおさえることで、拾ってきた石を水槽に投入することが可能になることも。
とはいえリスクが完全にゼロになるとは言い切れません。
最終的には自己責任、ということになってしまいますが、上手に活用していただけたらと思います。
以上、いのりでした。