流木のアク抜きの方法とは?手軽にできる抜き方をご紹介

流木のアク抜きの方法

こんにちは、いのりです。

アクアリウムに欠かせないアイテムといえば流木ですよね。

流木を使うときに気を付けたいのが「アク」です。

実は流木は、特に何も処理をしないで水槽の中に入れると、アクが出てきてしまうことがあるんです。

アクは、飼育水を黄色く変色させてしまう原因になったりします。

そこでこの記事では、流木のアク抜きの方法についてご紹介していきます。

簡単にできる抜き方や、比較的みじかい時間でアクを抜けるやり方など、いくつかご紹介しますので、ご自身に合った方法をみつけてみてくださいね。

流木のアクとは

流木を使った水槽

流木から出てくるアクは、腐植酸と呼ばれているものです。

主な成分としては

  • タンニン
  • フミン酸
  • フルボ酸

などなど。

こういった成分が飼育水に出てくると、いろいろな影響が出てきます。

たとえば

  • 水の色が黄色や茶色になる
  • pHが酸性にかたむく
  • 水が軟水になる

といった傾向が飼育水にあらわれることに。

流木のアクと呼ばれるものは、腐植酸と呼ばれる成分で、飼育水に影響をあたえるものなんですね。

流木のアク抜きは必要か

レイアウトに使われている流木

さて、流木のアクについて少しご紹介したところで、そのアク抜きが必要かどうかについて考えてみましょう。

流木のアクである腐植酸ですが、実は生体には、ほとんど悪さはしません。

アマゾン川などでは、この腐植酸が豊富に溶け出していて、水が茶色く色付いているところが多くあります。そんな環境の水の中で、たくさんの魚が泳いでいるんですよね。

MEMO
茶色く色付いた水は、一般的にブラックウォーターと呼ばれます。

熱帯魚の中には、このブラックウォーターの環境を好むものもいて、あえてアクを出して飼育する使い方も。

と、あまり害のなさそうな流木のアクですが、なぜ抜く必要があるのでしょうか。

その最大の理由は、色が付いた水は鑑賞に向いていない、という点ですね。

また、酸性や軟水が苦手な生体にはアクはやはり気を付けたいもの。

というわけで、アク抜きをした方が良い場面と、アクを抜かなくても大丈夫な場面についてみていきましょう。

アク抜きが必要になる場面

アク抜きが必要になる主な場面は

  • 茶色い水がイヤな方
  • アルカリ性にしたい水槽
  • 自然採取した流木を使用

この3つ。

茶色い水がイヤな方

流木のアクは、飼育水を茶色や黄色にしてしまいます。

そのため、水槽の水を透明にしたい方はアク抜きをした方が良いといえますね。

特に水草レイアウトを楽しむ場合は、ブラックウォーターを避けるのが一般的。(表現の一つとして、わざとブラックウォーターにすることもありますが)

ただし、後述しますが、ソイルや活性炭を使っている水槽では水の変色がおさえられるため、アク抜きをしなくても問題ない場合があります。

アルカリ性にしたい水槽

流木のアクはpHを弱酸性に傾ける効果があります。

弱アルカリ性やアルカリ性を好む生体を飼育する水槽では、悪影響となってしまいますので注意が必要ですね。

アフリカンシクリッドなどを飼育するときは、すこし気を付けたいところです。

自然採取した流木を使用

拾ってきた流木を水槽に入れるときには、アク抜きをしておいた方が良いですね。

というのも、自然採取した流木のなかには、アクがたくさんでるものもあったりします。そのため事前にアク抜きをしておくのがおすすめです。

流木を拾ってくるときの注意点海や川などで拾ってきた流木は水槽で使える?自然採取の注意点とは

アク抜きが必要にならない場面

アク抜きをしなくても、あまり問題にならない場面は

  • ソイルを使った水槽
  • 弱酸性にしたい水槽
  • ブラックウォーターにしたい水槽

この3つです。

ソイルを使った水槽

ソイルを使っている水槽は、アク抜きをしなくても影響は少ないです。

なぜなら、ソイルが流木から出たアクを吸着して取り除いてくれ、水の変色をおさえてくれるんです。

大量にアクが出てしまった場合は、ソイルの吸着能力を超えてしまうこともありますので、心配なときはソイルでもアク抜きをしてみてくださいね。

弱酸性にしたい水槽

弱酸性を好む生体を飼育する場合は、アクはあまり問題になりません。

飼育水に色がついてしまうことが気にならないのであれば、弱酸性にしたい水槽はアク抜きをしなくても大丈夫ですね。

ブラックウォーターにしたい水槽

アマゾン川などの自然感を演出するのに、あえてブラックウォーターにする手法があります。

そういったときは、アク抜きをせずに流木を使うのもひとつの手です。

最近ではビオトープアクアリウムといった、現地の環境を再現しようとするスタイルもあり、あえてアク抜きをしないという選択肢もありますね。

流木のアク抜きのやり方

流木を使った水槽の風景

さて、ここからは流木のアクを抜く方法についてご紹介していきます。

今回ご紹介するアクの抜き方は次の4つです。

  • 水につけ置きする
  • 鍋で煮る
  • アク抜き剤を使う
  • 重曹を使う

それでは順に詳しくみていきましょう。

水につけ置きする

流木を水に沈めておくことで、アクを抜いていく方法です。

やり方は非常に簡単。

流木を沈めておいて、ときどき水を交換してあげるだけです。

手間もかからずラクチンなのですが、ひとつ難点も。

それは、アクが抜けるのにとても時間がかかるということです。

少なくても1か月から2か月、流木によっては半年以上かかるものも。

急いでなくて、手間をかけたくない、という方におすすめの方法ですね。

鍋で煮る

流木をお鍋で煮ることで、アクを出します。

どちらかというと小さい流木向けの方法ですね。大きい流木だとお鍋に入りきらないので。

やり方は簡単で、お鍋に水をはり、流木を入れて30分から1時間ほどグツグツ煮込むだけです。

使うお鍋ですが、結構汚れてしまいますし、衛生的にもちょっと良くないので、料理で使うお鍋とは別に用意するのが良いかと思います。

この方法はアクが抜けるだけでなく、流木の殺菌や水に沈みやすくなる効果も期待できますよ。

アク抜き剤を使う

市販のアク抜き剤を使う方法です。

経費はすこし必要になりますが、手間がかからず簡単にアクを抜くことができます。

やり方は、バケツなどに水をはって流木を沈めた後に、アク抜き剤を入れて1日から2日ほど放置するだけ。

アク抜き剤の成分が残っていると良くないので、あとできれいな水に再度1日から2日つけ置きするとより確実です。

アク抜き剤はそんなに高価なものでもありませんし、とても簡単なのでアク抜きの方法としてはイチオシですね。

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重曹を使う

市販のアク抜き剤の代用として重曹を使う方法もあります。

やり方も市販のアク抜き剤と変わりませんね。

家で使っている重曹があるよ、という方はアク抜き剤ではなく重曹で代用してしまうのもおすすめです。

水槽に入れた後にアクが出てきたら活性炭を使おう

泳ぐ熱帯魚たち

流木を水槽に入れたあとにアクが出てきて、水が茶色くなってしまったときに、水を透明にする方法として活性炭を使う方法があります。

活性炭は汚れなどを吸着してくれる効果があるので、流木のアクも吸着して取り除いてくれるんです。

活性炭は各メーカーから販売されていますが、特に評判が良い商品が「ブラックホール」というアイテム。

茶色や黄色に色付いた水を透明にしてくれるので、いざというとき用に持っておくのもありですね。

流木を上手に使ってアクアリウムを楽しもう

この記事では、流木のアク抜きの方法についてご紹介しました。

流木のアク自体はそこまで悪いものではないのですが、飼育水が茶色や黄色に変色する原因になることも。

そのため、透明な水で水槽を楽しみたいときには取り除きたいものです。

今回ご紹介したアクの抜き方は

  • 水につけ置きする
  • 鍋で煮る
  • アク抜き剤を使う
  • 重曹を使う

という4つのやり方。

なかでもアク抜き剤を使う方法が、そんなに時間もかからず簡単なのでおすすめです。

アク抜きをどうしようかな、とお悩みの方はぜひ、参考にしてみてくださいね。