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こんにちは、いのりです。
食べ物やキッチンなど家の中によくわからない虫が湧くのって嫌ですよね。
実はインテリアとして飾っているドライフラワーにも虫が湧くことがあるんです。
それが「シバンムシ」と呼ばれる小さな虫です。
ゴマ粒ほどの大きさの虫ですが、油断しているとドライフラワーをボロボロにされたり、畳や食べ物に害が出ることも。
この記事では、そんなドライフラワーに湧く虫に効果的な予防方法と、湧いてしまったときの対策についてご紹介しています。
シバンムシって何?
シバンムシとは大きさが2ミリほどの甲虫です。
イメージとしてはカブトムシのメスを凄く小さくしたような見た目をしています。
4月〜6月、9月などの暖かい時期によく発生します。
ただ、最近では冬でも暖房で家の中が暖かいため、寒い時期に発生するケースも。
世界に約2,000種類ほど見つかっていますが、日本で見られるシバンムシのうち、ドライフラワーなどの乾燥物から発生するものは
- タバコシバンムシ
- ジンサンシバンムシ
の2種類がほとんどですね。
この2種類は、植物毒への耐性も強く、他の虫が即死するような毒性のある植物でも食べることができたり。
シバンムシが湧く原因
シバンムシが湧く原因は
- 家の外から侵入して発生
- 家の外から持ち込んだ物に卵がついていて発生
主にこの2つのパターンですね。
シバンムシは小さく、少しの隙間からでも家の中へ入ってきます。
さらにメスは羽で飛ぶこともできます。
完全にシャットアウトすることは難しい虫です。
そして、家の中に入ってきたシバンムシは、エサとなる乾燥したものを食べて繁殖します。
また、買ってきたドライフラワーや乾物などに卵がついていて、そこから孵化して発生する場合も。
シバンムシによる被害
乾燥物に発生する種類のシバンムシによって引き起こされる被害は「食害」です。
シバンムシによってむしゃむしゃと食べられて、虫食い状態にされてしまうんですよね。
よく被害にあうものとしては
- ドライフラワー
- 畳
- 昆布などの乾物
- 乾麺
などが挙げられます。
他にも香辛料や漢方なんかも被害にあうことがあり、乾燥していて長期保存されるようなものは、ほどんどが被害にあう可能性があります。
ドライフラワーがボロボロと崩れてきたらシバンムシか、その幼虫による食害を疑ってみてください。
シバンムシの発生を予防する方法
ドライフラワーにシバンムシが発生しないように予防する方法としては「密閉容器で保管する」のがシンプルですが効果的。
密閉容器はチャック付きの袋などではなく、ガラスやプラスチック製の容器の方をおすすめします。
というのも、シバンムシはアゴが強くてビニール袋なんかは穴をあけて侵入してくるんですよね。
ガラスの容器であれば、鑑賞もしやすく、湿気などを防ぐこともできるのでピッタリです。
また、容器に入れずにドライフラワーを飾るときは周辺を整理整頓して、虫がわいていないかマメにチェックできる環境にしておくと良いですね。
特に暖かい時期は出てきやすいので、そういった時期は注意が必要です。
ほかの手段としては、ヒバ油を活用する方法も。
実はシバンムシはヒバ油の香りが苦手と言われています。
忌避剤として、ヒバ油を薄めて作った液をスプレーにしてまいておくことで、やっつけることはできませんが、シバンムシが寄りつきにくくなりますよ。
ドライフラワーに湧いたときの駆除方法
ドライフラワーにシバンムシが湧いてしまったときの駆除方法ですが、以下の3つを試してみてください。
- 発生源のドライフラワーを処分する
- バルサンを使う
- 殺虫剤でやっつける
発生源のドライフラワーを処分する
まず発生源となっているドライフラワーを探します。
そして、「怪しいな」と感じるものは処分してしまいましょう。
とはいえ、シバンムシはドライフラワーだけではなく、食品や畳などにもついてしまう可能性も。
そのため別の場所でも発生してしまうと完全に駆除するのはなかなか難しいところです。
バルサンを使う
卵や幼虫には効果がありませんが、部屋の中にいる成虫をまとめてやっつけることができます。
シバンムシに効果のある商品も販売されていますので、試してみてください。
ただ卵や幼虫には効果が無く、しばらくしてまた発生してくる可能性もあります。
再発生しないように、エサになりそうなものは処分するか、密閉容器にいれて予防することも大切ですね。
殺虫剤でやっつける
こちらも成虫にしか効果はありませんが、殺虫剤を使うことで駆除することができます。
数がすくないときは殺虫剤で対処するのが楽ですね。
最終手段は駆除業者に依頼
- 発生源のドライフラワーを処分する
- バルサンを使う
- 殺虫剤でやっつける
といった方法を試しても、なかなか駆除できないなというときは専門の業者さんに駆除を依頼するのもひとつの方法です。
特に大量に発生して大繁殖してしまうと、完全に駆除することは難しい作業になります。
その点、駆除業者さんに依頼することは対策としては確実ですね。
- 大量に発生してどうにもならない…
- 自分で駆除するのは大変
といった場合は、害虫駆除を専門としている業者さんに相談することを検討してみてはいかがでしょうか。
ただ、自分で駆除するよりも費用が多くかかってしまいますので、その点は気を付けたいです。
まとめ:シバンムシの予防と対策
この記事ではドライフラワーに湧く「シバンムシ」という虫の予防方法と、湧いてしまったときの対策についてご紹介しました。
シバンムシの予防方法としては、ドライフラワーを保管するときは密閉容器に入れておくのが効果的。
特にガラス容器は鑑賞もしやすく、おすすめです。
また、ドライフラワーの周辺を定期的にチェックしてあげてください。
早期に見つけることで、増殖前に対策しやすくなりますので。
シバンムシはヒバ油の香りを嫌う傾向があるため、ヒバ油を薄めてドライフラワーの周辺にスプレーなどでまくことでも予防の効果が期待できますよ。
それでもシバンムシがもし発生してしまったら、
- 発生源のドライフラワーを処分する
- バルサンを使う
- 殺虫剤でやっつける
などで駆除しましょう。
シバンムシをやっつけることができる殺虫剤やバルサンなどで地道にやっつけていくとともに、エサとなっている発生源を減らしていってみてください。
もし大発生してしまって手に負えないときは、専門の業者さんに頼る方法も。
とはいえ結構コストがかかってしまいますので、大発生する前に早期対策したいところです。
やっかいなシバンムシですが上手に対応して、大切なドライフラワーを守ってあげてくださいね。
以上、いのりでした。