水槽の寿命|買い替えのタイミングを見分ける方法とは?

こんにちは、いのりです。

突然ですが、水槽には寿命があることをご存知でしょうか。

水槽は一度買うとずっと使えるというものではなく、劣化してくると買い替えが必要となるものです。

劣化を気にせずに使い続けていると、水漏れなどトラブルにつながることも。

そこで、この記事では水槽の寿命や買い替えのタイミングを見分ける方法についてご紹介していきます。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

水槽の種類によって寿命には差がある

ソイルを使った水草水槽

水槽の寿命(耐用年数)は、水槽のタイプによって差があります。

今回ピックアップする水槽のタイプとは

  • オールガラス水槽
  • フレーム水槽
  • アクリル水槽

の3種類です。

枠の無いオールガラス水槽、枠のあるフレーム水槽、そしてアクリルで作られているアクリル水槽。この3つはそれぞれ耐久力には差があり、買い替えのタイミングもちょっとずつ違いがあります。

それでは、この3種類の寿命や買い替え時期を順番にみていきましょう。

オールガラス水槽の寿命

今回ご紹介している水槽の種類のなかでは、一番耐用年数が少なくなりがちなのがオールガラス水槽ですね。

その耐用年数はおおよそ5年ほどです。

(もちろん、条件によっては5年以上痛むことなく使い続けられることも。)

オールガラス水槽は角がシリコンだけで支えられているということもあり、どうしても耐久性は低くなりがち。

寿命は5年を目安にしておいて、劣化してきたらすぐに買い替えるという気持ちの準備をしておきたいところですね。

ちなみに海水水槽で使用している場合は、寿命がもう少し短くなることが多いです。海水水槽は劣化がより早い、ということも覚えておきたいですね。

オールガラス水槽の買い替え時期

オールガラス水槽を買い替えるタイミングを見分けるポイントは、シリコンが劣化しているかどうかです。

ガラスとガラスをくっつけている部分のシリコンが劣化してくると、水漏れの原因に。

アクアリウムにおいて水漏れはかなり厄介なトラブルですよね。水漏れの位置によっては大惨事になりかねません。

そのため、シリコンが劣化しているかどうかを見てあげることが大切です。

劣化の目印としては

  • 茶色く変色している
  • シリコンの端が傷んできている
  • シリコンが浮いてきている

といったものがあります。

これらの目印に注目して、オールガラス水槽の買い替え時期を判断してみてください。

関連記事 オールガラス水槽の特徴とは?メリットや使用する時の注意点を解説

フレーム水槽の寿命

枠のあるフレーム水槽はオールガラス水槽よりも耐久性に優れています。

プラスチックでできた枠が補強の役割をしてくれるからですね。

その耐用年数は使用環境などにも影響されますが、ざっくり5年から7年ほど。

オールガラス水槽よりも、すこし長く使えるイメージですね。

こちらも海水で使用している場合は、痛みが早くなる傾向にあるため注意してください。

フレーム水槽の買い替え時期

フレーム水槽の買い替え時期を判断する時のポイントは、オールガラス水槽と同じくシリコン部の劣化です。

ガラスをつなぎ合わせているシリコンが傷んでくると、水漏れの原因になってしまうからですね。

こちらも

  • 茶色く変色している
  • シリコンの端が傷んできている
  • シリコンが浮いてきている

といった点について注意して観察してみてください。

関連記事 フレーム水槽とは?特徴やメリット、使用時のポイントなどをご紹介!

アクリル水槽の寿命

アクリル水槽はガラスを使った水槽と比べるとまた少し違った特徴を持っています。

使用している環境や、アクリル水槽の素材や板の厚みなどによって耐用年数は違ってくるのですが、ざっくり5年から10年ほど。

板の厚みがしっかりしていたり、耐久性に優れた接合方法で作られたものなど、質の高いアクリル水槽は10年以上使えることも。

アクリル水槽の買い替え時期

アクリル水槽の買い替え時期を判断する時のポイントは

  • 接合部の状態
  • 鑑賞面の傷

この2つ。

アクリル水槽の接合部はガラス水槽と違いシリコンはありません。そのため、シリコンが剥がれて水漏れ…といったことは起きません。

ですが、水圧などで接合部に少しずつ気泡ができてくることがあります。この気泡が増えてきて、水漏れや破損に繋がってしまうことがあります。

気泡ができてきたアクリル水槽は、交換時期が近いということですね。

また、アクリル水槽の劣化で一番多いのが鑑賞面の傷です。

アクリルはガラスに比べて傷つきやすく、長く使っていると傷だらけになってしまい、鑑賞に支障が。

この傷によって交換が必要になるケースが、アクリル水槽は多いですね。

接合部の劣化はかなり長く使わないとおこりませんが、表面の傷は使用方法によってはすぐに傷だらけになってしまうので、注意したいところです。

このように、アクリル水槽は接合部の状態と表面の傷の具合から交換時期を判断してみてくださいね。

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トラブルを避けるために、水槽の交換はしっかりと

外掛けフィルターを使ったアクアリウム

この記事では、水槽の寿命と交換時期を見分けるポイントについてご紹介しました。

水槽の寿命は、素材や形状にもよりますが

  • オールガラス水槽、5年ほど
  • フレーム水槽、5年から7年ほど
  • アクリル水槽、5年から10年ほど

を目安にすると良いですね。

交換時期を見分けるときのポイントは、ガラス水槽の場合はシリコン部の劣化具合を、アクリル水槽の場合は接合部の劣化と鑑賞面の傷を見るのがポイントですね。

水槽の劣化をそのままにしておくと、水漏れといった厄介なトラブルに繋がってしまいます。

ぜひ、定期的に水槽が傷んでいないかチェックしてあげてくださいね。

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