誰でもできる!冬の水槽用ヒーターの電気代を安くする6つの節約術

電気代による経費のイメージ

こんにちは、いのりです。

冬になると熱帯魚の水槽ではヒーターを活用しますよね。

かわいい魚たちが快適に過ごせるように、水槽用ヒーターは無くてはならないアイテムですが、ヒーターって意外と電気代がかかってしまいます。

実際、熱帯魚を飼育している方の中で、冬季の電気代が気になるという方も多いのではないでしょうか。やはり経費は安く収まる方が良いですからね。

そこで今回は、ヒーターの電気代を節約する方法を6つ紹介していきます。

水槽用ヒーターの電気代の節約術6選

コスト削減のイメージ

水槽用ヒーターを電気代を節約する最大のポイントはずばり「保温」です。

保温することで、水の温度を高く保ちやすくなりヒーターの稼働頻度を少なくすることができます。

保温ができないと、すぐに水温が低くなってしまい、ヒーターの稼働頻度も上がってしまいます。

ですので、水槽用ヒーターの電気代を安くするには保温が大切なんですよね。

では「保温」というポイントをおさえたうえで、水槽用ヒーターの電気代を安くする節約術を6つ紹介していきます。

水槽にフタをする

水は蒸発する時に熱を奪っていく性質があります。(気化熱、なんて呼ばれています)

そのため水が蒸発すると水温を下げてしまうのですが、冬季は空気が乾燥していて、水が意外とたくさん蒸発していきます。

水が蒸発して水温を下げてしまわないようにフタをすることで、保温効果が期待できます。

フタをすることで、同時に生体の飛び出し事故なんかを防いでくれたりも。

隙間もなるべく塞いだ方が効果は高いのですが、難しい場合はある程度おおえるフタでも大丈夫です。全く無い場合と比べるとかなり違いますよ。

水槽を断熱材で囲って保温する

ホームセンターなどで購入することができる断熱材などで水槽を囲ってあげると、保温力がぐっと高まりますのでヒーターの稼働頻度を抑えられます。

さすがに鑑賞面をふさぐわけにもいかないので、基本は左右の面と裏面に設置する感じですね。出かけてる間は鑑賞することは無いので、外出時のみ鑑賞面にも設置する方法もあります。

断熱材はホームセンターなどで購入して自分で水槽の大きさに切っても良いですが、面倒くさい場合は規格水槽の大きさにカットされた商品が通販などで販売されていますのでそちらを選ぶと良いですね。

カットされたものは少しコストがかかりますが、断熱材は意外と切りにくくて面倒なのでカット済みのものはわりとおすすめです。

この方法の欠点は見た目がイマイチなところですね。外観が悪くなるのはまだ良いとしても、水槽の中を見ると背景が断熱材の色になってしまうのはかなり気になるところですね。

ですので、断熱材と水槽の面との間にバックスクリーンをはさむことをおすすめします。市販のバックスクリーンでも良いですし、黒の画用紙なんかでも良いですよ。

左右の面も同様にしておくことで、鑑賞時の影響はかなり改善されます。

また、元から色が付いている「プラダン」などを断熱材がわりに採用することで、断熱とバックスクリーン両方の効果を得られます。

ほかにも断熱効果が期待できるものはいろいろあって、「ダンボール」「発泡スチロール」「梱包用のぷちぷち」なんかも使えたりします。

フィルターに断熱材を巻いて保温する

外部フィルターを使っている方が主な対象ですが、フィルターにも断熱効果のあるものを巻いて保温すると良いですね。

梱包用のぷちぷちや、保温用の銀色のシートなど、扱いやすいものをフィルターの本体に巻いてみてください。

倒れると危険なので、足元はちきんと安定させた方がいいですね。

上部フィルターや外掛けフィルター、サテライトなんかも断熱効果のあるもので囲ってやると地味ですが水温の変動がおさえられますよ。

暖房の効いた部屋に水槽を設置する

普段生活するリビングなどの部屋は暖房器具を使うこともあって、暖かいことが多いですよね。

水槽をリビングなどに置いておくと、私たちが生活のなかで使う暖房器具の効果を一緒に得られるため、水槽用ヒーターの節約になります。

逆に暖房をあまり使うことがない玄関であったり、階段の踊り場なんかは水槽を置くことがわりと多いスペースですが、生活で使う暖房器具の恩恵を受けにくいですよね。

水槽サイズによっては設置後は動かすことは難しいため、設置前に冬季の保温対策も少し考えておくと良いと思います。

小型水槽で動かすことが可能な場合は、冬季の間はリビングに移動させるなどしてあげると良いですね。もちろん、冬季の間でも直射日光は避けてくださいね。

水槽用ヒーターのW数は適切なものを選ぶ

W数多いヒーターの方が電気代が高くなるからと小さめのヒーターを選ぶのはやめておいた方が良いです。

というのも、ヒーターの規格以上の水を温めようとすると、なかなか水温が上がらずにヒーターの稼働時間がめちゃくちゃ長くなってしまうからです。

ヒーターが、「設定された水温まで温めてひと休みしたいのに、規格以上に水量があって設定温度まで行けず、ずっと働きっぱなし」という感じですね。

結果的にW数は少なくても、稼働時間が長いためにW数が多いヒーターよりも電気代がかかってしまう可能性があります。

水槽用ヒーターを選ぶときには水槽の水量に合わせたヒーターか、少し余裕のあるヒーターを選ぶと良いですよ。

こちらの記事で水槽用ヒーターの選び方について解説していますので、合わせて読んでみてください。

照明器具の高さを下げる

こちらは水草育成用など、ある程度パワーのある照明を使っている方に向いた方法です。

水草育成に向いているような照明や、サンゴ用の照明は、発熱量がそこそこありますので、水面の近くに照明本体を下げて近づけることで水温を上げることができます。

パワーのある照明を使っていないとできない方法ですので、この方法を有効に使うことができる方は限られてしまいますが、パワーがない照明でも発熱量は意外とあなどれませんよ。

この方法のデメリットは照明が水槽に近づいて水槽内に届く光量が増えるので、「コケ」が生えやすくなるリスクがあることですね。

コケの対応で手間が増える可能性があるので、様子を見つつ試してみてください。

【注意点】熱帯魚の飼育には水槽用ヒーターは必須

水槽イメージ

ここまで節約術を紹介してきましたが、ここでひとつ注意して欲しいことがあります。

それは、節約のためにヒーターを外してしまったり、ヒーターの設定温度を必要以上に低い温度にしてしまわないで欲しいという事です。

熱帯魚と呼ばれている魚たちは、よっぽど暖かい地域に住んでいるか、1日中部屋をエアコンなどで管理しない限りは、冬の間は水槽用ヒーターが必須です。

節約のために、一番優先されるべき生体たちの生活環境を忘れてしまわないように注意してくださいね。

冬の水槽用ヒーターの電気代節約術まとめ

冬の間に簡単にできる水槽用ヒーターの電気代節約術を紹介しました。

最後にその節約術を簡単にまとめると

  • 水槽にフタをする
  • 水槽を断熱材で囲って保温する
  • フィルターに断熱材を巻いて保温する
  • 暖房の効いた部屋に水槽を設置する
  • 水槽用ヒーターのW数は適切なものを選ぶ
  • 照明器具の高さを下げる

以上の6つとなります。

また、節約を実践するときは、飼っている生体に負担になるような節約方法はやらないように気をつけてくださいね。

生体のことを第一に考えながら、できる範囲で節約していっていただけたらと思います。

そして、浮いたお金で新しい水槽を買いましょう!(沼)