オトシンクルスの飼い方|有効なコケの種類や飼育の注意点を解説

やっかいなコケを食べてくれるコケ取り生体たち。

そんなコケ取り生体のなかでも愛らしい姿と、強力なコケ取り能力で人気なのが「オトシンクルス」です。

この記事では、オトシンクルスの飼い方や有効なコケの種類、飼育時のポイントについてご紹介。

非常に頼りになるクリーナーフィッシュ、オトシンクルスをお迎えする参考にしてみてくださいね。

オトシンクルスの基本情報

学名Otocincrus sp.
大きさ最大で5㎝ほど
水質弱酸性から中性
寿命約3年
水温20℃から28℃

オトシンクルスは南米を中心に生息しているナマズの仲間。

コケ取り生体として長く愛されている熱帯魚ですね。

口が吸盤のようになっていて、ガラス面や水草の表面にくっついてコケを食べてくれます。

コケをモグモグと食べる様子はとても愛らしく、とっても魅力的な熱帯魚。

性格も温厚ですので混泳も簡単ですね。

オトシンクルスは種類が豊富で、ショップによってはいろいろな種を見ることができます。

このページでは、一般的に「オトシンクルス」と呼ばれて販売されている種を中心に解説していきたいと思います。区別しやすいように「並オトシン」なんて呼ばれたりもしますね。

並オトシン以外の種については、ページの後半でご紹介させていただきます。

ちなみに、オトシンクルスと呼ばれて販売されているのは

  • オトシンクルス・ヴィッタートゥス
  • オトシンクルス・ヴェスティタス
  • オトシンクルス・アフィニス

といったいくつかの種類が混同されて販売されています。

よく見ると模様や体色に違いが見られますが、飼育面ではほとんど同じ種と考えて良いですね。

オトシンクルスが食べてくれるコケの種類

水草とオトシンクルス

オトシンクルスが食べてくれるコケの種類としては

  • 茶コケ
  • スポットゴケ(斑点状コケ)

です。

特に茶コケ対策として効果的で、頼りになりますね。

逆に斑点状の硬いコケは食べづらいのか、効果は控えめ。多少の予防になるかなぁといった程度です。

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オトシンクルスを飼育する時のポイント

水草水槽のオトシンクルス

オトシンクルスを飼育するときに気を付けたいポイントは

  • 水温
  • ヒーターカバーに挟まる事故

の3つです。

水温

オトシンクルスは熱帯魚です。

そのため、時期によっては加温が必要

目安としては26℃くらいですね。

気温が下がってくる季節は、ヒーターを設置してあげてくださいね。

また、酸欠にすこし弱い面もあり高水温はあまり得意ではない様子。ですので夏場の温度管理も気を付けたいところ。

オトシンクルスはコケを食べるので、餌は必要ないと思われがち。

ですが、茶コケがすくなくなってしまうとエサ不足で餓死してしまいます。

そのため、長期飼育には人工餌への餌付けが大切なポイントに。

オトシンクルス向けの餌としては、プレコやコリドラス用に販売されているタブレットタイプの餌が一般的ですね。

他にもガラス面や流木などにくっ付けられる練り餌タイプのものもおすすめです。

ただ、餌と認識してくれるのに時間がかかることも多く、餌付けの難易度はちょっと高め。

なかなか餌を認識してくれないときは、餌に慣れるまで茹でたホウレンソウや切ったキュウリをあげる方法も。ただ、飼育水がぐっと汚れるため注意しつつになります。

ちなみに餌が不足しているかどうかは、オトシンクルスのお腹のあたりがへこんでいるかどうかで判断することができますので、普段から観察してあげると良いですね。

ヒーターカバーに挟まる事故

オトシンクルスは狭い場所に入り込むことがたまにあって、特にヒーターカバーの隙間は注意したい部分ですね。

カバーの隙間にオトシンクルスが入ってしまい、死んでしまうという事故がまれにおきてしまいます。

ヒーターカバーを使うときは、オトシンクルスが入れない穴の大きさのものを選んであげてくださいね。

オトシンクルスと相性の良い水槽

水草レイアウト水槽

オトシンクルスと相性の良い水槽は

  • 水草水槽
  • 小型熱帯魚の水槽

です。

オトシンクルスはコケを主に食べてくれる生体ですが、水草への食害はほとんどありません。

そのため、水草水槽との相性はバツグン。

水草を抜いたり、レイアウトを壊すこともありません。

水草水槽ではぜひともお迎えしたいコケ取り生体ですね。

また、混泳のしやすさから、熱帯魚水槽全般との相性も良いです。

逆に気を付けたい水槽は大型魚を飼育している水槽。

こちらはオトシンクルスが食べられてしまう可能性があるからですね。また、オトシンクルスは胸ビレが硬く、捕食した魚の喉にひっかかってしまうことも。

オトシンクルスの種類

オトシンクルスはいろいろな種類がいます。

いくつか有名な種をご紹介すると

  • オトシンネグロ
  • ゼブラオトシン
  • ボルケーノオトシン

などなど。

オトシンネグロ

オトシンネグロは通常のオトシンクルスとならんでポピュラーな種です。

色が全体的に茶や黒っぽく、オトシンクルスよりもスマートな体形をしていますね。

丈夫で飼育しやすく、コケもよく食べてくれるので非常におすすめ。

繁殖が可能で、ブリード個体が流通しているのも特徴ですね。

ゼブラオトシン

ゼブラオトシンは最近ちょこちょこ見かけるようになったオトシンクルスの仲間。

体の模様が美しく、鑑賞面でとくに優れたオトシンクルスですね。

もちろん、コケ取りとしても働いてくれますよ。

難点は流通量があまり多くなく、価格がちょっと高めなところ。

とはいえ、美しい外見は非常に魅力的です。

ボルケーノオトシン

こちらは独特の愛らしい見た目が特徴のボルケーノオトシンです。

その外見が人気で、コケ取りだけでなく鑑賞目的で導入する方も多いですね。

サイズも特徴があり、ボルケーノオトシンは通常のオトシンクルスよりもひとまわり小型で、最大でも3㎝ほどにしか成長しません。(その分、コケ取りのパワーも小さくなるのですが)

こちらも流通量が多くなく、価格がちょっとお高めです。

オトシンクルスにコケ取りを手伝ってもらおう

この記事では、オトシンクルスの飼育方法についてご紹介しました。

オトシンクルスは特に茶コケ対策として効果的なコケ取り生体。

水草を食害することもほとんどないため、水草水槽との相性はバツグンです。

もちろん、小型熱帯魚中心の水槽にもピッタリ。

オトシンクルスは

  • 水温
  • ヒーターカバーに挟まる事故

といったポイントをおさえておけば、飼育も比較的かんたんです。

コケ取り能力だけでなく、その仕草や見た目も愛らしく、非常に魅力的。

ぜひお迎えしてみてくださいね。

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