QQ1の調子が悪い時にやるメンテナンスの方法と注意点【分解と掃除】

qq1の使用イメージ

こんにちは、いのりです。

小型水槽で使いやすい外掛け式プロテインスキマーといえば「QQ1」ですよね。

ですが、長く使っていると

  • 泡が上がらない
  • 泡が量が少なくなる
  • 音が大きくなる
  • 水の流量が少なくなる

といった不具合が起きることがあります。

このような不具合は、物理的な破損でない限り、内部の「汚れ」が原因であることがほとんどです。

ですので、不具合を解決するには

  • 分解
  • 掃除

この2点を行うと良いです。

でもあまり機械が得意でないという方は「分解して掃除って難しいんじゃ?」と不安になってしまいますよね。

私も機械は苦手なので、その気持ちはすごく良くわかります。実はQQ1の構造はすごく簡単なので、機械が苦手な私でも分解メンテナンスできています。

今回、ちょうど家で使っているQQ1の泡が上がらない状態になってしまい、分解して掃除をしたので、その方法と気をつけるべきポイントを紹介していこうと思います。

QQ1の泡が上がらなくなってしまった

家で1年くらい使っているQQ1の泡が急に上がらなくなりました。

泡の量そのものがかなり少なく、カップどころか筒の途中までも上がってこないような状況でした。

こういった

  • 泡が出ない
  • 泡の量が少ない

というケースの場合は、吸気用のエアホースの根元(ポンプ側)にある「ベンチュリー部分」が汚れているか、詰まってしまっているのが原因である場合が多いですね。

また、水の流量が少なくなったなーという場合はだいたいDCポンプの汚れが原因です。

ベンチュリー部分とDCポンプのどちらを掃除するにしても、内部をあけないといけませんし、どうせなら一緒に掃除するのが良いですね。

という訳で、次の項目から順番に掃除方法を紹介していきますね。

カバーを開ける

まず内部のパーツを取り出すために、カバーを開けます。

カバーの外し方は

  1. コレクションカップを抜き取る
  2. サイレンサーを引き抜く
  3. サイレンサーのエアホースを外す
  4. 本体前面の固定ネジを外す
  5. カバーを開ける

の順で開けることができます。

サイレンサーのエアホースは取らなくてもカバーを開けることはできるのですが、この時点で取ってしまった方が作業はやりやすいですね。

カバーを外すとこんな感じです。

QQ1のカバー外した画像

この画像の赤い部分を上に引き抜くとパイプを外すことができます。

パイプを外すとベンチュリー部分にたどり着けますので、次はベンチュリー部分の掃除方法を紹介していきますね。

ベンチュリー部分の掃除

カバーを外すと最初に目に入ってくる赤い部分を引き抜くと、ポンプに水を給水するパイプが出てきます。

QQ1のベンチュリー部分

ベンチュリー部分はこのパイプの端、吸気用のエアホースが接続されている部分になります。画像では、赤い丸の部分ですね。

この部分にカルシウムの結晶が詰まっていますので、細い針のようなもので掃除します。

針金のようなもので突こう

私は面倒なのでクリップを写真のようにしてカリカリカリカリと掃除してます。マチ針なんかでも大丈夫ですね。

ひとつ気をつけて頂きたいのが、つまようじなどの柔らかめ素材のものは避けた方が良いことですね。万が一、中で折れて詰まってしまうと後が大変になってしまいますので。

この部分を綺麗にすることで、泡の量が少ないトラブルは改善されることが多いです。

  • ベンチュリー部分のカルシウムを掃除しよう
  • 折れて詰まると大変なので硬いものを使おう

DCポンプの分解と掃除

ベンチュリー部分の下にDCポンプが入っています。

こちらもパイプ同様に上に引き抜くことで取り出すことができます。

QQ1のポンプ

ポンプの分解は、まずこの白い部分(モーターカバー)をネジのように回して取り外します。結構硬めなので手が痛いときはタオルなどでつかんで回すと良いですよ。

回して外すと中が取り出せるようになります。

QQ1のポンプ

次の部分(モーターキャップ)は普通に引き抜くだけですが、こちらも硬めなのでピンセットなどで引き抜きましょう。壊してしまわないよう、ちょっと気をつけてくださいね。

引き抜くと、中に剣山型のインペラが入っています。こちらは磁石で固定されているだけなので簡単に取り出せます。

QQ1のインペラ

このインペラが汚れているとポンプの性能が落ちるので、ここを綺麗にしてあげてください。

赤い部分がシリコンキャップになっていますので、そのキャップを外すとさらに細かく分解できて、隅々まで掃除が出来ます。

ただ、このシリコンキャップと剣山の間にワッシャーベアリング(輪っか状のもの)があって、かなり小さいので分解するときは無くさないよう気をつけてくださいね。

QQ1のワッシャーベアリング

シリコンキャップと剣山の間です。直すときも順番に気をつけて。

綺麗に掃除ができたら、あとは分解した手順の逆で元に戻していきます。分解する前に最初の状態の写真を撮っておくと、元に戻すとき「あれ、どうだった?」となっても確認できるのでおすすめです。

  • ポンプはインペラの汚れを掃除しよう
  • 剣山とシリコンキャップの間にワッシャーベアリング、紛失に注意
  • 分解前の写真を撮っておくと戻す時に便利

無事に泡が上がるようになった!

この記事では「QQ1の調子が悪い時にやるメンテナンスの方法と注意点【分解と掃除】」についてご紹介しました。

今回私のケースでは、ベンチュリー部分にカルシウムの結晶がいっぱい詰まっていて、そこが不調の原因だったようです。

ベンチュリー分解を取り出して掃除したことで、泡の量や上がり方が改善されました。あわせてポンプの掃除もしたので、しばらくは調子良く動いてくれるかなと思います。

ちなみに、前回のメンテナンスから6か月ほど経っていたので「そりゃ、調子も悪くなるよね…」という感じですね。サボりすぎました。

もしも、私のものと同様にQQ1の調子が悪くなって

  • 泡が上がらない
  • 泡が量が少なくなる
  • 音が大きくなる
  • 水の流量が少なくなる

といった症状が出てきたときは、分解して

  • ベンチュリー部分
  • DCポンプ

の2か所をメンテナンスしてみてください。

また、こちらの記事でQQ1の使用感などのレビューもしていますので、良かったら読んでみてくださいね。

以上、いのりでした。