水槽にヒビができた時の対処法とは?|水漏れや崩壊の危険性も

水槽にヒビができたときの対処法

こんにちは、いのりです。

水槽をみていたら壁面にヒビが入っているのを見つけてしまった…といった時にはどうすればよいのでしょうか。

「水が漏れてるわけでもないし、大丈夫かな」と考えるのはちょっと危ないかもしれませんよ。

というのも、水槽は、ちょっとしたヒビでも大きな事故につながることも。

そこで、このページでは、水槽にヒビができてしまった時の対応についてご紹介していきますね。

水槽のガラス面にヒビができた時のリスク

割れたガラス

水槽にヒビがはいっていると、次のようなリスクが。

  • 水漏れ
  • 水槽の崩壊

どちらもとても大きな被害がでる可能性のあるリスクです。

水漏れ

水槽にできたヒビから、飼育水が漏れ出てくる状態ですね。

水漏れは実は結構やっかいな問題で、いろいろな影響がでてきます。

その影響とは、たとえば、漏れ出た水によって建物の床がダメージをうけてしまうことなどです。

また、マンションなどの集合住宅の場合は、下の階の部屋に水が漏れてしまうことも。

修繕費用などを考えると、かなり大きな被害になってしまいます。

水槽の崩壊

水槽のヒビは、水槽そのものが崩壊してしまう危険性ももっています。

小さなヒビひとつ、と油断しがちですが、甘くみるのは禁物。

飼育水がたっぷり入った水槽の壁面には、実はすごく大きな力がかかっています。

そのため、ちょっとした亀裂などでも、その部分から突然「ばりーん!」と崩壊してしまう可能性があるんです。

水槽が崩壊してしまうと、なかの水が一気に外に。

水漏れと同様に床が傷む原因になったり、マンションなどであれば下階への水漏れ事故にもなりかねません。

もちろん水槽で飼育している生体にとっても非常に危ない状況になってしまうことに。

基本的に修理は難しい

さて、水槽のヒビがとてもリスクのあるトラブルだということはわかりました。

では実際にヒビができているのを見つけた時、どう対処すればよいのでしょうか。

結論から言うと、水槽にヒビが入ったら新しいものに買い替えるのが一番です。

ヒビがはいった壁面を補修しても、水の圧力を長期的に耐えるのは難しいです。

一時の間はしのげるかもしれませんが、いきなり「バリン!」となってしまう危険性を考えると、新しいものに買い替えたほうが安心できますよね。

ちなみに、水槽の種類によっては、業者に依頼することで壁面を取り換えるなどして修理することができることも。

ですが、結構コストもかかりますし、手間などを考えると、新規に買い替えた方が良いケースが殆どです。

ヒビや亀裂への応急処置

ガラス面の破損

水槽にヒビがはいってしまった時、すぐに水槽を買い替えることはなかなかできませんよね。

買い替えるまでのあいだ、応急処置としてできることをご紹介しておきます。

簡単にできる処置としては

  • 水位を下げる
  • テープ類で外から補強する
  • シリコンやバスコークでカバーする

といったものがあります。

水位を下げることで、水槽の壁面にかかる圧を減らし、少しでも破損のリスクを抑えます。

また、テープなどで補強することでも、一時的にですが危険性を減らすことができます。

もし水漏れが発生している場合は、水位を下げたり、シリコンやバスコークといったもので補強するといった処置をすることで水漏れを抑えることができます。

なお、このとき使用するシリコンやバスコークなどは、防カビ剤が入っていないものを使用してくださいね。

防カビ剤が入っているものは、生体へ悪い影響をあたえることもありますので。

ただし、注意したいのは、どの方法も応急処置にしかならないことです。

安全性を考えると、応急処置のまま長期間使用することは避けた方が良いですね。

水の量が少ない場合は処置できることも

ヒビのはいった水槽は基本的には修理は難しく、買い替えが推奨されます。

ですが例外的に、水の量が少ない用途での使用に限り、補修して使える場合も。

たとえば水位がかなり低いテラリウムやパルダリウムなど。

こういった用途での使用の場合は、壁面にかかる圧が少ないこともあり、シリコンなどで補強することで使用を続けられる可能性がありますね。ヒビの大きさや程度、位置などにもよりますが。

もちろん、リスクが全くないというわけではないので、あくまで自己責任でお願いします。

水槽のヒビや亀裂は買い替えを

さて、この記事では水槽にヒビがはいってしまった時の対応についてご紹介しました。

基本的にはヒビの入った水槽は

  • 水漏れ
  • 水槽の崩壊

といった大きな事故の起こる危険性があります。

そのため、なるべく早く対処することが大切です。

ただ、水槽の壁面にできたヒビを修理することはかなり難しいため、新規に買い替えるのをおすすめします。

また、すぐに買い替えるのが難しい場合は、少しでもリスクを減らすために

  • 水位を下げる
  • テープ類で外から補強する
  • シリコンやバスコークでカバーする

といった応急処置をしてあげると良いですね。

ただし、これらの方法はあくまで応急処置ですので、なるべく早めに新しい水槽に移行したいところです。

水漏れや水槽の崩壊は非常に危険なトラブル。

安心してアクアリウムを楽しむためにも、ヒビや亀裂といった水槽の異常には常に気を付けていたいですね。

以上、いのりでした。