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こんにちは、いのりです。
この記事では、アクアリウムの砂として定番のアイテム「田砂」について、特徴や使用するときの注意点をご紹介しています。
自然な雰囲気が演出できることから人気のある田砂ですが、コリドラスを飼育するときの定番アイテムともいわれています。
そんな田砂の魅力をぜひ、チェックしてみてください。
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田砂とは?
田砂とは、アクアリウムで古くから愛されてきた、砂状の底床です。
色や形状に自然感が強いので、ナチュラルな雰囲気の水槽を作ることができます。
発売以降、アクアリストから使いやすいということで、長く愛されていて、愛用者も多い砂なんです。
田砂の特徴
アクアリウムで定番の砂、田砂。
その特徴について、メリットや使用時に気をつけたい点を順に紹介していきますね。
田砂の良い点
田砂を使うことで得られるメリットは
- 比重が重い
- 粒の角がまるい
- 自然な雰囲気
この3つです。
比重が重い
田砂は、砂状の底床材のなかで比較すると、比重が重いです。
そのため、水中で舞い上がりにくいです。
砂状の底床には比重が軽いものも多く、そういったものはちょっとしたことで簡単に舞い上がってしまい水がにごる原因にも。
比重が重めの田砂は舞い上がりにくく、使いやすい底床と言えますね。
また、比重が重いことで、プロホースなど底床掃除用の道具が問題なく使用できるのもうれしいポイントです。
粒の角がまるい
田砂は粒が小さいだけでなく、粒の角が比較的まるいものが多いです。
そのため、コリドラスなど底の砂をモフモフするような生体や、ドジョウなど砂に潜る習性のある生体の飼育に向いています。
というのも、底床の粒の角がとがっていると、底性の生体たちの体を傷つけてしまう可能性があるからですね。
粒の角が取れていて、比較的まるい粒が多い田砂は、コリドラスなどの飼育にぴったりです。
自然な雰囲気
田砂は、自然な外観も良い点のひとつ。
真っ白な化粧砂などと違い、自然感を演出しやすいです。
ナチュラルな雰囲気の水槽を目指しているときにおすすめしたいアイテムですね。
すこし粒の大きいタイプの砂利などを少し混ぜると、より自然感が増しますよ。
また、その色合いから生体のフンなどが目立ちにくいというのもポイント。
白い砂などは汚れがすごく目立ってしまいます。マメに掃除できるのであれば、白系も素敵なのですが。
田砂の注意したい点
田砂を使うときに、気をつけたいポイントがあります。
そのポイントとは
- 通水性が悪い
- 栄養がない
- 貝殻などが混ざっていることがある
通水性が悪い
田砂は粒が細かく、水槽に敷いたときにぎゅっと詰まるので、水が通りにくいです。
通水性が悪いことで気をつけたいのが
- 薄く敷くほうが良い
- 底面フィルターは使えない
という点。
まず、田砂は薄く敷くのがおすすめです。
なぜなら、ただでさえ通水性があまり良くない田砂。それを厚く敷いてしまうと、水がまったく流れない場所ができてしまうからです。
水が流れないと、新鮮な酸素がいきわたらず、水槽に悪影響をあたえる原因に。
病気の菌の発生源や、有害物質の発生源になってしまうことも。
そのため、田砂はあまり厚めに敷かず、薄く敷くのが良いですよ。
また、田砂に汚れが溜まらないように、水替えのときなどにプロホースなどで底床の掃除をしてあげるのも効果的です。
そして注意する点は敷く厚さのほかにもうひとつ。田砂は底面フィルターとの相性が、あまりよくありません。
田砂が目詰まりをして効果的にろ過ができなかったり、底面フィルター内に田砂が入り込んでしまうことが起きるからです。
このように田砂は通水性の点から、薄く敷き、底面フィルターの使用は避けるということに注意してくださいね。
栄養がない
田砂は、ソイルと違い水草が必要とする栄養がほとんどありません。
そのため、水草を育てるときには肥料を別途用意する必要があります。
しかしながら、先ほどご紹介したようにあまり厚く敷くことができない田砂は、肥料を底床に仕込むのも難しめ。
初心者さんには水草育成はちょっと難しい底床材ですね。
貝殻などが混ざっていることがある
田砂は、袋にもよるのですが、ときどき砂の中に貝殻などが混ざっていることがあります。
貝殻の破片などは、コリドラスやドジョウなどの体を傷つけてしまうことがあるので、目についたものは取り除いて使うと、より安心です。
また、貝殻は水槽の水をアルカリ性に傾けてしまう効果も。
とはいえ少量でしたら、そこまで神経質になる必要もないかなと思いますが。気になる方は、ちょっと注意してみてくださいね。
田砂と相性の良い使い方
さて、次は田砂と相性の良い使い方をみていきましょう。
特に相性が良く、おすすめしたい使い方は次の2点。
- コリドラスの飼育
- 陰性中心の水草水槽
コリドラスの飼育
良い点の項目でも取り上げましたが、田砂はコリドラスのなかまと相性がとても良いです。
角が比較的まるく、コリドラスがモフモフしやすいこと。
そして、色合いが明るすぎず、生体の体色を引き立ててくれること。
この2つの点で、田砂はコリドラスの飼育に相性が良いと言えます。
比重が重く、プロホースなどで底床掃除がしやすいので、底を清潔に保ちやすいのも底に住む生体には嬉しいところ。
陰性中心の水草水槽
田砂は栄養がほとんどなく、水草を植えるような厚みを敷くことも難しいので、水草水槽にはあまり相性が良くありません。
ですが、陰性の水草であれば田砂でも育成することができます。
その理由は陰性の水草は
- 栄養は少なめでも大丈夫
- 流木などに活着できて植えなくても良い
といった特徴があるからですね。
田砂を敷いた上に、アヌビアスなど陰性の水草を流木などに活着させて配置することで、ナチュラルで涼しげな風景を作ることができますよ。
田砂は砂系の定番アイテム
この記事では、田砂の特徴や良い点、使用するときの注意点などをご紹介しました。
田砂の特徴は
- 比重が重い
- 粒の角がまるい
- 自然な雰囲気
この特徴から、特にコリドラスやドジョウなど、砂をモフモフしたり、砂に潜る習性がある生き物たちと相性がとても良いです。
また、陰性の水草をメインとした陰性レイアウト水槽に使っても、自然感が強い風景を作ることができますよ。
ぜひ、田砂を使ってアクアリウムを楽しんでみてくださいね。
以上、いのりでした。