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こんにちは、いのりです。
最近はハンドメイドでドライフラワーを作る方も増えてきました。
ところが、いざお花を吊り下げてドライフラワーにしてみても、色が悪くなってしまったり、形がボロボロになってしまったりしませんか?
吊り下げてドライフラワーにする「ハンギング法」では、花の鮮やかな色を残したドライフラワーを作ることはちょっと難しい作業なんですよね。
ですが、シリカゲルという乾燥剤を使った方法であれば、色や形が鮮やかなドライフラワーが簡単に作ることができるんです。
そこで、この記事ではシリカゲルという乾燥剤を使ってドライフラワーを作る方法について、作り方や気をつけたいポイントなどをご紹介していきます。
ぜひ挑戦してみてくださいね。
シリカゲルを使ったドライフラワーの作り方
シリカゲルを使ったドライフラワーの作り方をご紹介するまえに、まずは必要な道具をご紹介していきます。
用意するもの
必要なものは
- 花
- ドライフラワー用シリカゲル
- 容器
の3つです。
花
ドライフラワーにしたい花を用意します。なるべく新鮮でキレイなお花を選んでくださいね。
ドライフラワー用シリカゲル
シリカゲルはドライフラワー用と書かれているものがおすすめ。
ドライフラワー用のシリカゲルは、お菓子などについているシリカゲルよりも粒が細かく砂状です。
そのため、花びらなどのすき間にも入り込めますし、花びらなども痛めにくいですよ。
容器
密閉できて花が余裕を持って入れられる容器であればなんでも大丈夫です。
100均とかで手に入るタッパーや保存容器なんかが使いやすいですね。
ドライフラワーにしたいお花の大きさにあわせて容器の大きさも調整してください。あまりにも大きな容器だと、シリカゲルがたくさん必要になりますので注意が必要です。
作り方の手順
シリカゲルを使ってドライフラワーを作る方法は以下の6つの手順です。
- 茎を花から2センチほど残して切る
- 容器にシリカゲルを数センチ敷きつめる
- 花を入れる
- 花の上にシリカゲルを乗せる
- 蓋をして乾燥させる
- 完成したドライフラワーを取り出す
ざっくり言うと、花をシリカゲルで埋めてしまうイメージですね。
では次に、シリカゲルを使ってドライフラワーを作るときに注意したいポイントを解説していきます。
シリカゲルでドライフラワーを作るときの注意点
シリカゲルを使ってドライフラワーを作るときに注意したいポイントは以下の5つです。
- 容器の中はなるべくすき間を作らない
- なるべく新鮮なお花を使う
- 花びらの間にもシリカゲルを入れる
- シリカゲルの取り扱いに注意する
- 完成したドライフラワーは優しく扱う
この5つについて、詳しく解説していきますね。
容器の中はなるべくすき間を作らない
容器の中は、無理のない範囲で結構ですが、なるべく空間ができないようにシリカゲルを入れてしまうと良いですね。
しっかりとシリカゲルで埋めてしまうことで、花が完全に乾くまでの時間が短くなりますよ。
なるべく新鮮な花を使う
生花を楽しんでからドライフラワーにしたい、と思いがちですが、咲いてから時間が経った花をドライフラワーにすると色が悪くなってしまいやすいです。
咲きたての新鮮な花をドライフラワーの材料にすることで、綺麗に作りやすくなります。
花びらの間にもシリカゲルを入れる
花びらの間にもシリカゲルを入れておかないと、しっかりと乾かなかったりすることがあります。
花びらのすき間もピンセットなどを使い、優しく開いてシリカゲルを入れていってください。
また、この時に花の外周から順番にシリカゲルを入れて行くことで、花びらが潰れたり形が変になってしまうことを防ぎやすくなりますよ。
シリカゲルの取り扱いに注意する
小さなお子さんがいる方は、お子さんが口にしてしまわないようにシリカゲルの管理はしっかりと。
シリカゲルは食べてしまっても毒性はありませんが、やっぱり注意はしておいた方が良いですね。
ドライフラワーは優しく扱う
ドライフラワーはとても脆いものです。
容器などから取り出すときは、壊れないよう優しく取り出してください。
また、取り出したあと花びらなどにシリカゲルがくっ付いている場合があります。
その場合は筆などでそっと取り除いてあげてくださいね。
完成までの期間
完成までの期間の目安はだいたい1週間ほどです。
完全に乾いているか、外から見ただけではわからないので、少し長めに時間をかけてしっかりと乾かしてもいいですね。
綺麗なドライフラワーを作りたい場合は、さきほどご紹介した5つのポイントも気にしてみてください。
電子レンジを使った時短方法
シリカゲルと電子レンジを組み合わせて使って、短時間でドライフラワーを作る方法があります。
容器に花を入れ、シリカゲルで埋めてしまうまでは先ほど解説した手順と変化はありませんが、この先が少し変わってきます。
完全に花をシリカゲルで埋めたあと、容器のフタをせずに電子レンジに入れます。そして、600Wで1分〜1分30秒ほど加熱します。
加熱したあとは、シリカゲルから花を取り出してください。このとき、シリカゲルや容器が熱くなっていますので火傷には注意してくださいね。
そして、仕上げに1〜2日ほど風通しの良いところに吊り下げて乾かして完成です。
注意してほしい点は、電子レンジで加熱する際に高温になってしまいますので、花を傷つけてしまう可能性があることです。
花びらが薄い花などは熱でやられやすいので、特に注意が必要です。
シリカゲルを使うメリット
シリカゲルを使って作る方法の良い点は
- 花の鮮やかな色を保ちやすい
- 花の形が崩れにくい
- 保管方法に注意すれば長く楽しめる
シリカゲルを使うメリットを簡単に言うと「綺麗」に作れることですね。
花びらが多く、他の方法では形をそのまま残すのが難しい花も、シリカゲルを使えば綺麗に形を残しやすくなります。
バラなど鮮やかな色を残したいなーという場合にも、シリカゲルは向いています。
シリカゲルを使うデメリット
シリカゲルを使ってドライフラワーを作るときのデメリットは、
- 費用が少しかかる
- 保管方法が難しい
この2点です。
シリカゲルを用意する必要がありますので、その分費用がかかってしまいます。
とはいえ、シリカゲル自体はそんなに高いものではありませんし、何度も再利用できるのでそこまで大きなデメリットではありませんね。(再利用の方法は後ほど解説しています)
シリカゲルを使ってドライフラワーを作るうえで一番のデメリットは、なんといっても保管方法が限定される点ですね。
シリカゲルで作ったドライフラワーは、完成後すぐに密閉できる容器に入れ、乾燥状態を維持しながら保管する必要があります。
なぜなら、乾燥状態を保たないと、せっかく鮮やかに仕上げた色がすぐに悪くなってしまうからです。
ですので、シリカゲルを使って作成したドライフラワーを飾るときは、ガラスの密閉容器や、レジン、ハーバリウムなどで楽しんでくださいね。
もし、ドライフラワーを吊るしたりしてインテリアにしたいなーという場合は「ハンギング法」での作成をおすすめします。
こちらの記事で作り方を紹介していますので、あわせて見てみてください。
シリカゲルは再利用が可能
一度ドライフラワー作りに使用して水分を含んだシリカゲルを再生して再利用する方法があります。
シリカゲルは水分を吸うと、色が薄いピンク色に変わります。
この状態になったシリカゲルを料理に使っていない鍋やフライパンに入れ、弱火で炒めて水分を飛ばします。この時、菜ばしや木べらなどでかき混ぜて、熱がムラなく通るようにしてください。
しばらく加熱していると青い色に戻っていきますので、完全に青くなったら再利用が可能な状態です。熱いので、十分に冷ましてから使ってくださいね。
電子レンジでも再利用が可能
シリカゲルの商品によっては、火にかけるのがダメな商品もあります。
その場合は、電子レンジを使うことで再利用が可能な状態にすることができます。
電子レンジ対応のお皿や容器に、シリカゲルを入れて400Wで2、3分ほど加熱すると水分が飛んで青い色に戻ります。(※電子レンジの機種や、シリカゲルの量によって加熱時間やW数は変わります)
水分の飛び方にムラができやすいので、ムラがある場合は容器の向きを変えてみたり、加熱時間等を調節してみてくださいね。
シリカゲルの使用に向いているおすすめのお花
シリカゲルの使用に向いているお花を選ぶポイントは以下の2点です。
- 花の色がキレイなもの
- 花の形が立体的なもの
色や形を残したい花をドライフラワーにしたい時には、シリカゲルを使って作りたいですね。
シリカゲルでドライフラワーにするのに向いていて、おすすめのお花をいくつかご紹介します。
シリカゲルを上手に使ってドライフラワーを楽しもう!
最後にドライフラワーをシリカゲルを使って作る方法をもう一度まとめると
- 茎を花から2センチほど残して切る
- 容器にシリカゲルを数センチ敷きつめる
- 花を入れる
- 花の上にシリカゲルを乗せる
- 蓋をして乾燥させる
- 完成したドライフラワーを取り出す
となります。
また、電子レンジを使うことでドライフラワーを短時間で作る方法もご紹介しました。
シリカゲルを使うメリットは花の色や形がとても綺麗に仕上がることです。バラなど、色と形を残したい花には最適の方法ですね。
デメリットは保管方法が限定されることです。密閉容器などで乾燥状態を保たないと、すぐに色が悪くなってしまいます。
シリカゲルでドライフラワーを作るときは、飾るための容器もあわせて用意したいですね。
ぜひシリカゲルを上手に使って、手作りドライフラワーを楽しんでみてくださいね。
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