【ゼンスイ 外掛け式スキマーQQ1 レビュー】小型水槽におすすめ!

エターナルナノスキマーQQ1

こんにちは、いのりです。

海水水槽の代表的なろ過の機材といえばプロテインスキマーですよね。

今回、ゼンスイから販売されているプロテインスキマー「QQ1」を約1年ほど使って水槽を維持してきたので、その使用感や特徴についてレビューしたいと思います。

QQ1の特徴

QQ1の主な特徴は下記の4点です。

  • パワフルなベンチュリー式
  • 設置が簡単な外掛け式
  • コンパクトなサイズ感
  • 静音性が高い

パワフルなベンチュリー式

QQ1はベンチュリー式を採用しています。

プロテインスキマーのスキミング(ろ過)方式には

  • エアーリフト式
  • ベンチュリー式

の2種類があります。

エアーリフト式はろ過能力が低い代わりに安価で主に小型水槽に向けた製品が多いです。

ベンチュリー式はろ過能力が高いのですが、大型のものが多く、比較的大きいオーバーフロー水槽向けのものがほとんどです。

そのため小型水槽で使える、「しっかり汚れを取ってくれるスキマー」は選択肢がほとんど無い状況でした。

そういったニーズに応えてくれるのがこのQQ1なんですよね。

小型水槽でも使える貴重なベンチュリー式スキマー

設置が簡単な外掛け式

エターナルナノスキマーQQ1

QQ1は外掛けフィルターと同じように、水槽のフチに掛けて使う外掛け式のスキマーです。

ベンチュリー式を採用したプロテインスキマーは、そのほとんどがインサンプ型でオーバーフロー水槽でないと使うのが困難です。

QQ1の場合は外掛け式なので、オーバーフロー水槽でなくてもベンチュリー式のスキマーを設置することができます。

コンパクトなサイズ感

本体サイズが14.5×11×26.5センチ(幅×奥行×高さ)と、比較的コンパクトな作りになっています。

同じベンチュリー式の外掛けスキマーで海道達磨がありますが、こちらは19×26×48センチ(幅×奥行×高さ)とかなり大きく、小型水槽ではちょっと目立ち過ぎてしまいますし、水槽の高さも35センチ無いと掛けられません。

小さめのものが良い場合はQQ1の方がマッチしますね。

静音性が高い

DCポンプが使われているため、音はかなり静かです。

また、吸気音を抑えてくれるサイレンサー構造など、静音性がかなり高い作りになっています。

QQ1を1年間使ってみた感想

エターナルナノスキマーQQ1の設置例

QQ1はコンパクトかつパワフルなベンチュリー式のプロテインスキマーです。約1年ほど使ってみたので、その使用感などをご紹介します。

プロテインスキマーにQQ1を選んだ理由

30センチキューブハイ水槽(高さ40センチ)を立ち上げる際、ろ過フィルターを使わず、プロテインスキマーをろ過の要にしようと思い、スキマーの候補をいくつか調べました。

その時に候補に挙がったのが

でした。

ですが、エアーリフト式のマメスキマーはメインのろ過にするには力不足かなと思い、候補から外しました。

オシャレで好きなんですけどね、やはりパワーが足りないかなと。あと、エアーリフト式は定期的にウッドストーンを交換しないといけないので、ちょっと面倒くさかったというのもあります。

残った海道達磨とQQ1ですが、2つを比較してみると海道達磨の方が対応水量が多く、インサンプ型にも変更できる点から良さそうだなーと感じました。

で、海道達磨が第1候補に挙がってきたのですが、店頭で実際に商品を見て「ちょっとデカすぎない?」と感じたため購入をやめ、結局コンパクトなQQ1を選ぶことに。

もう1クラス大きめの水槽だったら海道達磨にしたと思いますが、30センチキューブハイ水槽にはちょっと存在感ありすぎかなと。

結果、QQ1にして正解だったかなと今は感じています。

設置は簡単、スタートに少しコツが必要

設置はとても簡単で、水槽のフチに掛けて固定用のネジで締めるだけです。

運転を開始する時に少しコツが必要で、電源を入れただけでは水が循環してくれません。

運転を開始する手順は説明書にも書いてありますが、以下の通りです。

  1. 呼び水(海水)を本体にいれる
  2. 電源を入れる
  3. 吸気口を指でふさぐ
  4. ポンプ内の空気が抜けるのを待つ
  5. 空気が抜けて水が流れ出したら指をはなす

このように少し手順が必要なので、気をつけてくださいね。

普通にやると空気が全部抜けるのに結構時間かかりますが、電源を入れる時、同時に吸気口もふさいでおくと、中の空気が抜けるのが早いです。

掃除やメンテナンスは定期的に必要

使い出して半年ほどで泡が少なくなり、カップまで泡が上がらなくなることがありました。

説明書にも書いてあるのですが、吸気口の部分にカルシウムや石灰藻が付着しやすく、そこが詰まってくると不調の原因になるみたいです。

また、ポンプも汚れてくると能力が落ちてきますね。

そのため定期的に分解して掃除する必要があります。(機材は基本的にどれも定期メンテナンスが必要ではありますが)

分解といっても構造はかなり簡単なので、特に難しい作業ではありませんよ。

調子が悪くなったときのメンテナンス作業については、こちらの記事で詳しく紹介していますので、あわせて読んでみてください。

泡戻りが少し気になる

使っていて気になることは、泡戻りが少しあることですね。排水口から細かな泡がふわーと水槽内に舞っています。

よーく見ないと気付かない程度ですが、気になる方もいるかもしれません。

泡の上がり方や汚れの取れ方は良い感じ

1年ほど使っている間、水槽内で大きなトラブルはありませんでした。

魚もサンゴも問題ないですね。難易度の高いSPSなどは導入しておらず、定番種ばかりというのもあると思いますが。

しっかり汚れも取ってくれますし、音もかなり静かです。泡の上がり方も、導入した最初のうちは微妙な感じでしたが、すぐに良くなりました。

30センチキューブハイ水槽では十分な働きをしてくれていると思います。むしろこのくらいのサイズの水槽では現状ベストチョイスの1つかなと感じています。

小型水槽でベンチュリー式スキマーを使うならQQ1がおすすめ

この記事では「【ゼンスイ 外掛け式スキマーQQ1 レビュー】小型水槽におすすめ!」について紹介しました。

QQ1は小型水槽で本格的なベンチュリー式プロテインスキマーを使いたい方におすすめです。

静音性にも優れていますし、サイズ感も大きすぎず良い感じです。オーバーフロー水槽でなくても使えるのも嬉しいですね。

小型水槽で海水水槽を立ち上げようとお考えの方は、ぜひ検討してみてください。