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こんにちは、いのりです。
「フィッシュレット」というアイテムをご存知でしょうか。
エアレーションをしながら、水槽内のゴミや糞を集めてくれる便利なフィルターです。
その使い勝手の良さから、中~大型魚を飼育しているアクアリストの方々にとても人気のアイテムとなっています。
そこでこの記事では、フィッシュレットの使い方やメリット、デメリットについてご紹介。
糞が多く、水を汚しがちな生体を飼育するときに非常に力を発揮してくれますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
フィッシュレットとは
「フィッシュレット」とは、アクア工房というメーカーから発売されている投げ込み式フィルターです。
ゴミなどを集めてキャッチする「物理ろ過」に特化していることが最大の特徴。
エサの食べ残しなどのごみや糞を、水流の力で集めて容器内に取り込みます。
その特徴から、食べ残しが多く、糞の多い肉食魚やプレコといった生体の飼育にぴったり。
また、日々のメンテナンスも簡単なのも特徴のひとつです。
メインフィルターにはなりませんが、そのメインフィルターを助けるサブのフィルターとして非常に優秀な逸品ですよ。
フィッシュレットの使い方
フィッシュレットの使い方はすごく簡単です。
本体をチューブでエアーポンプに接続したら準備はオッケー。
あとは水中に沈めて設置、エアーポンプの電源をいれるだけです。
とても簡単ですよね。
対応するエアーポンプ
フィッシュレットはゴミを吸引するという性質上、エアーポンプのパワーもそれなりに求められます。
あまり小さいエアーポンプの場合は、起こせる水流も弱く、フィッシュレットの性能を十分に引き出すことが難しいです。
フィッシュレットを動かすときのエアーポンプの大きさ(吐出量)は「3000cc/分以上」が目安。
ただ、水槽サイズや生体によってはちょっと強すぎることもあるので、その場合はちょっと控えめの吐出量を選んでも良いですね。水流が苦手な生体の場合は、控えめが良い場合もありますし、3000cc/分はあくまで目安として考えていただければ。
ちなみにエアーポンプのなかで、おすすめは音が静かな定番アイテム「水心」シリーズですね。
水心シリーズの「水心SSPP-2S」が吐出量も丁度良くてイチオシ。
吐出量をすこし控えめにしたい場合は「水心SSPP-3S」も。
関連記事 「水心SSPP-3S」は静かで使いやすいエアーポンプ【45〜60㎝水槽向け】
日々のメンテナンス
フィッシュレットはメンテナンスも簡単です。
ゴミが溜まってきたら水槽から取り出してお掃除するだけ。
分解するのも楽にできる構造になっているので、手間もすくなめ。
本体が透明なので、目視でゴミが溜まっているかどうか確認できるのがありがたいですね。
フィッシュレットのメリット
「フィッシュレット」を導入するメリットは主に4つ。
- エアレーションの効果が期待できる
- 食べ残し、ゴミ、糞を集められる
- メインのフィルターの負担を軽減できる
- メンテナンスが楽にできる
空気を送り込み、エアーの力で水流をおこすため、ろ過だけでなくエアレーションの効果も得られるのは嬉しいですよね。
ゴミや糞を集められるので、水槽内の掃除が楽になるのもメリットです。
また、ゴミや糞をフィッシュレットで回収することで、メインのフィルターの負担がぐっと減少。
通常はメインフィルターのほうで糞などを時間をかけて分解する必要がありますが、フィッシュレットで取り除けば、分解に必要なパワーが要りません。
結果、水槽内のろ過能力を引き上げる効果はもちろん、メインフィルターのメンテナンス頻度を減らすことにもなります。
このメインフィルターの負担軽減がフィッシュレット最大のメリットですね。
特に食べ残しや糞が多くでる肉食魚の水槽では、かなりの効果を発揮してくれますよ。
フィッシュレットのデメリット
非常に便利な「フィッシュレット」ですが、デメリットや注意点も。
- ベアタンクじゃないと効果が少ない
- 存在感がある
- 気泡が大きく、音がうるさい
フィッシュレットはその構造上、ベアタンクでないと効果を発揮できません。
ベアタンクとは、砂や砂利、ソイルなどの底床材を使用していない水槽のことです。底に何もないため、ゴミや糞を見つけやすいというメリットがありますよ。
底床にソイルや、砂利などを使うことができないので、水槽内が寂しくなりがちです。
メンテナンス性が良いことから、肉食魚を飼育する際はベアタンクが推奨されることが多く、大きなデメリットとは言えませんが、気を付けたいポイントではあります。
また、フィッシュレットはそこそこ大きく、水槽内で存在感があります。
目立ってしまうので、人によっては気になってしまうかも。
エアーポンプからの気泡もでかくて、意外と音が大きめなのも注意したいところですね。
総じて生体中心の水槽向けで、レイアウト水槽のように、インテリア性を重視するような水槽にはあまり向いてないアイテムといえます。
フィッシュレットの使用に向いている生体
「フィッシュレット」を使うのに向いている生体の例をいくつかご紹介すると
- オスカー
- ポリプテルス
- プレコ
- アロワナ
- ダトニオ
- ディスカス
などなど。
中型から大型の、水を汚しがちな生体全般にぴったりですね。
よりろ過能力を上げるパワーリフト
フィッシュレットにはオプションパーツがあります。
その名も「パワーリフト」。
このパーツを取り付けることで、吸引力を強化することができ、ゴミや糞の回収力がぐっと高まります。
よりろ過能力を強化したい場合はぜひ採用したいアイテムですね。
別売りで購入できるほか、本体とセットになっている商品も。
水槽の状態にあわせて検討してみてくださいね。
フィッシュレットで安定した水槽を目指そう
この記事では、アクア工房から販売されている投げ込み式フィルター「フィッシュレット」をご紹介しました。
フィッシュレットは
- エアレーションの効果が期待できる
- 食べ残し、ゴミ、糞を集められる
- メインのフィルターの負担を軽減できる
- メンテナンスが楽にできる
といった特徴をもった投げ込み式フィルター。
食べ残しや糞が多くでがちな中~大型の生体を飼育する水槽で非常に効果的なアイテムです。
その効果の大きさから、愛用者も多く人気となっています。
アクアショップなどで使われていることもありますね。
ただ、とても便利なフィッシュレットですが、ベアタンクじゃないとあまり効果がない、という点には注意が必要です。
砂利などを敷いていると、うまくごみを集められないからですね。
大型の生体をベアタンクで飼育していて、糞や食べ残しのメンテナンスを楽にしたいときには、ぜひ導入を検討してみてください。
以上、いのりでした。