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こんにちは、いのりです。
水槽の汚れた水を、きれいな水と入れかえる水換え。
アクアリウムを維持するためには避けられないメンテナンスのひとつですよね。
そこで今回は、1回の水換えで入れかえる水量の目安についてご紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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水換えの量の目安
一般的に目安とされている1回の水換えの量は「全水量の3分の1」です。
アクアリウムをやっていない方からすると、意外と少なく感じるかもしれませんね。
私自身はじめは水換えと聞くと、水槽の水をほとんど抜いて、新しくきれいな水を入れるイメージを持っていました。
ではなぜ、すべての水を入れかえずに3分の1だけ入れかえるのか、その理由をみていきましょう。
水質の急激な変化は危険
熱帯魚やメダカ、金魚といった生き物にとって、水槽の水というのは空気のような存在です。
彼らにとって、飼育水の水質が急に変わるのは、体に大きな負担となります。
先ほどご説明したように、水槽の水をほとんど抜いてしまい、あたらしい水を入れることが推奨されていない理由はここにあるんですね。
一度にたくさんの水を入れかえると、水質が急激に変化してしまい、生体たちにダメージを与えかねません。
そのため、生き物たちにとって大きな変化とならないような水量である「3分の1」が目安といわれています。
状況に応じて増減しても大丈夫
もちろん、3分の1という数量はひとつの目安で、かならずこの数字がベストというわけではありません。
水槽の状況によっては、もうちょっと多めに換水することもありますし、逆に量を減らしても問題ない場合もあります。
水量を多めにするときの例としては
- 汚れがひどい
- コケを吸い出したい
- 肥料分を外に出したい
といったケース。
そして、量を減らすときの例として
- 生体の数が少なく汚れるスピードが遅い
- ろ過システムが強力
などがありますね。
また、この水量の増減には水換えの頻度も関係してきて、頻繁に交換するようなら量を減らせたりします。
関連記事 水槽の水換えをする頻度やタイミングはいつ?【アクアリウム】
このように、水換えの水の量を判断するには、いろいろな要素をしっかりと確認したうえで見極めていく必要があります。
水槽の状態を観察したり、試薬をつかって水の汚れ具合を確認したり。ある程度、アクアリウムの経験を積むと、わかってくるものですが、初心者さんにはなかなか難しいことだったりもしますね。
そのため、判断するのが大変だよ、という方は3分の1という目安をひとつの基準にしていただけたらと思います。
そして、水槽の状態を観察しながら、ちょっとずつ調整してみてください。
水槽サイズ別の水換え量の目安
ここではよく使われている水槽の大きさ別に、ざっくりとした目安の水量を表にしています。
とはいえ3分の1の数字ですので、割り算をすればわかるのですが、計算がめんどうくさいよという方は参考にしてみてください。
水槽サイズ別の換水量目安表
水槽サイズ | 全水量 | 水換えの目安量 |
---|---|---|
25センチキューブ | 約15リットル | 約5リットル |
30センチ水槽 | 約13リットル | 約4リットル |
30センチキューブ水槽 | 約27リットル | 約9リットル |
45センチ水槽 | 約32リットル | 約11リットル |
45センチキューブ | 約90リットル | 約30リットル |
60センチ水槽 | 約63リットル | 約21リットル |
60センチワイド水槽 | 約120リットル | 約40リットル |
90センチ水槽 | 約180リットル | 約60リットル |
水換え量の目安まとめ
この記事では、1回の水換えで入れかえる水量の目安についてご紹介しました。
水換えの水量は、水槽の状態によって変化します。
この量の判断には、いろいろな要素が絡み合っていて、アクアリウムをある程度の期間、経験していないとなかなか難しいもの。
そこで、失敗しにくいとよく言われている代表的な数字をご紹介。
その数字とは、水槽の全水量の「ざっくり3分の1」というものです。
1回の水換えで入れかえる水の量は、これくらいの水量が、失敗しにくい数字といわれています。
この数字を基準に、前後させていくスタイルが初心者さんにはおすすめですね。
このスタイルをベースに、アクアリウムを楽しんで続け、慣れてくると、じょじょに自分のスタイルもできてくると思います。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
以上、いのりでした。