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こんにちは、いのりです。
最近ハーバリウムがインテリアとして人気ですよね。
そんな人気のハーバリウムを自分の手で作ってみたいなと考えている方も多いのでは?
ハーバリウムを作るのに必ず必要になるアイテムのひとつが、容器の中に入れる液体です。
あの液体は主に
- ミネラルオイル(流動パラフィン)
- シリコンオイル
の2種が使われています。
そこで、この記事では「シリコンオイル」について、その特徴や安全性などをご紹介していきます。
シリコンオイルは少し高価ですが、高い品質の作品を作ることができるオイルですよ。
関連記事 【ハーバリウム】ミネラルオイルは普段使いにおすすめ!特徴や安全性を解説
ハーバリウムで使うシリコンオイルの特徴
シリコンオイルの特徴は以下の6つです。
- 価格が高い
- 花材が浮きやすい
- 花材の色落ちが少ない
- 寒さに強い
- 光沢性がある
- 引火点が高い
では、これら6つの特徴を順にみていきましょう。
価格が高い
シリコンオイルはハーバリウムで使われるオイルのなかでは高価なものになります。
ですが高価な分、質の高いハーバリウム作品を作ることができます。
その理由はのちほど詳しく解説していきますが、ざっくり言うと
- 花材の色落ちが少ない
- 光沢性がある
- 寒さに強い
- 引火点が高い
といった面から質の高いハーバリウムを作ることができます。
花材が浮きやすい
シリコンオイルは中に入れる花材がミネラルオイルよりも浮きやすいです。
なぜならシリコンオイルの比重が、ミネラルオイルよりも重いからですね。水とほぼ同じ程度の比重となっています。
そのため比重の軽い花材は浮いてきてしまいやすいです。
花材が浮きやすいので、ハーバリウムを作るときの作業が少し難しくなってしまいます。初心者さんにとっては、シリコンオイルよりもミネラルオイルの方が作業しやすいですね。
花材の色落ちが少ない
シリコンオイルは中に入れた花材の色落ちが少ないオイルです。
全く色が落ちないわけではありませんが、ミネラルオイルなどと比べると落ちにくいです。
シリコンオイルを使うことで花材の色を長持ちさせることができますよ。
寒さに強い
シリコンオイルは耐寒性があります。
実はミネラルオイルは寒さに弱く、ざっくりとした目安ではありますが、だいたい「-10℃」前後で白く濁ってしまいます。
その点シリコンオイルは「-50℃」まで大丈夫です。
寒い地域でハーバリウムを楽しみたい方にはシリコンオイルがおすすめですよ。
光沢性がある
シリコンオイルはツヤツヤとした光沢性のあるオイルです。
そのためハーバリウムにしたときに透明感のある作品に仕上げることができます。
作りたい作品のイメージによりますが、透明感を出したいときにはシリコンオイルが向いていますね。
引火点が高い
シリコンオイルは引火点(燃える温度)がミネラルオイルよりも高く、安全性に優れています。
ハーバリウムに使われるオイルは、消防法により引火点が250℃未満の場合は危険物に分類されてしまいます。そのため所有量によっては届け出が必要になることも。
ハーバリウム用のシリコンオイルは基本的に引火点が250℃よりも高いので、非危険物として扱うことができます。
シリコンオイルはこんな人におすすめ
上記の「シリコンオイルの特徴」5つを踏まえた上で、ミネラルオイルを使うのにおすすめしたい人は
- 高い品質の作品を作りたい方
- 寒冷地の方
- ハーバリウム作りにある程度慣れた方
作業性のことを考えると、ある程度ハーバリウム作りに慣れた方のほうが向いているかなと思います。
シリコンオイルの成分
シリコンオイルはケイ素の化合物です。
ケイ素はいわゆる「シリコン(シリコーン)」の原料になります。シリコンはいろいろなところで使われているので、みなさんもわかるかなと思います。
シリコンオイルもそのシリコンと同じ原料から作られています。
無色透明で匂いも無いですね。
ちなみに余談ですが、シリコンには
- シリコン
- シリコーン
の2つの言い方がありますが、実は英語にすると綴りが違う別の単語になります。
「シリコン」と書かれたものはケイ素のみで構成されたものを意味していて、「シリコーン」の方はケイ素を含む有機化合物の総称だそうです。
とはいえ、表示の基準などは定められていないようなので、あまり考える必要はないと思いますが。
ミネラルオイルの安全性
シリコンオイルの安全性は高く、ハーバリウム用のオイルとしてだけではなく、機械の潤滑油などでもよく利用されています。
シリコン自体が、特に危険性のあるものではなく、化粧品などでも使われていますので肌に触れても問題はありません。
シリコンはシャンプーなんかでも使われています。ただ最近はシリコンの入っていない「ノンシリコン」のシャンプーも増え、出番は減りましたが。
シリコンアレルギーに注意が必要
かなり稀なのですが、シリコンアレルギーの方がいらっしゃいます。
アレルギーのある方はシリコンオイルの使用は避けた方が良いですし、使っていて体調に違和感が出てきたなどがあればすぐに使用を中止してくださいね。
ハーバリウム教室などで、多数の方が触れる場合はシリコンオイルの使用を避け、ミネラルオイルを使うのもひとつの手かと思います。
シリコンオイルとミネラルオイルの違い
シリコンオイルとミネラルオイルの違いをざっくり比較すると以下のようになります。
ミネラルオイル | シリコンオイル | |
---|---|---|
価格 | 安い | 高い |
比重 | 花材が浮きにくい | 花材が浮きやすい |
色落ち | 少しする | ほとんどしない |
耐寒性 | -10℃まで | -50℃まで |
屈折率 | 高い | 低め |
使いやすさ | ◎ | ○ |
こうしてざっくり比べてみると、シリコンオイルの方がクオリティは高いものが作れますが、使いやすさやコストパフォーマンスは少し落ちますね。
おすすめのハーバリウム用シリコンオイル
シリコンオイルは機械の潤滑油などにも使われていますが、ハーバリウムに使うのであればやはり「ハーバリウム用」とかかれているものが良いですね。
シリコンオイルを購入する際は「粘度」に気を付けてください。
粘度はオイルがどれほど「どろっと」しているかを示す数字です。販売されているシリコンオイルには何種類か粘度が違うものがありますので、購入するときに自身の使いたい粘度のものを選ぶようにしてください。
よくわからないよーと言う方は、粘度が350のものを選ぶとちょうどいい感じかなと思います。好みにもよるのですが。
こちらは日本製のもので、品質も悪くなく使いやすいですね。価格もお手頃なので試してみてはいかがでしょうか。
シリコンオイルは綺麗で安全性の高い作品が作れる
この記事では「シリコンオイル」の特徴や安全性についてご紹介してきました。
シリコンオイルの特徴を簡単におさらいすると
- 価格が高い
- 花材が浮きやすい
- 花材の色落ちが少ない
- 寒さに強い
- 光沢性がある
- 引火点が高い
この6点になります。
シリコンオイルは、花材の色落ちが少なく液体に光沢性があることや、引火点が高くて安全性に優れていることなどから、クオリティと安全性が高いハーバリウムを作ることができます。
また、寒さに強いこともうれしいポイントですね。
このような特徴から、シリコンオイルは
- 高い品質の作品を作りたい方
- 寒冷地の方
- ハーバリウム作りにある程度慣れた方
こういった方におすすめしたいオイルですね。本格的にハーバリウムを作りたいという方はシリコンオイルの使用を検討してみてはいかがでしょうか?
ぜひ、シリコンオイルを使って素敵なハーバリウムを作ってみてくださいね。