ストレーナースポンジを使うメリットとは?フィルターの手入れが楽に!

ストレーナースポンジのメリットとデメリットとは

こんにちは、いのりです。

この記事では

  • 外部フィルター
  • 上部式フィルター
  • 外掛けフィルター

などのろ過フィルターの吸水パイプに取り付けることができる「ストレーナースポンジ」について、使用時の

  • メリット
  • デメリット

をご紹介。

ストレーナースポンジはその性質を理解して使うことで、ろ過フィルターの性能を引き上げてくれたり、メンテナンスの負担を軽くしてくれます。

使いこなせると、とても便利ですよ。

そんな、ストレーナースポンジを使おうか迷っている方は、この記事をぜひ参考にしてみてください。

では、ストレーナースポンジのメリットとデメリットについて詳しく紹介していきますね。

ストレーナースポンジを使うメリット

ストレーナースポンジを使うメリットは次の4点です。

  • フィルター内のろ材を生物ろ過に特化できる
  • フィルターの手入れが楽になる
  • 生物ろ過を強化できる
  • 稚魚や稚エビが吸い込まれるのを防ぐ

順に詳しく解説します。

フィルター内のろ材を生物ろ過に特化できる

ストレーナースポンジを使うことで、ろ過槽のろ材スペースを生物ろ過で埋めることができます。

外部フィルターや上部式フィルターは、ろ過槽の水の入り口側に「物理ろ過」の役割を持ったろ材(ウールマットなど)を入れるのが一般的ですよね。

物理ろ過が必要なのは、大きなゴミなどがろ過槽の奥の「生物ろ過」スペースに入ってしまうのを防ぐためです。

そこで、ストレーナースポンジを給水口に装着することで、物理ろ過を給水口で行うことができるようになります。

結果、ろ過槽の中に物理ろ過用のろ材は必要がなくなり、生物ろ過の量を増やすことができるんですね。

フィルターの手入れが楽になる

ストレーナースポンジを給水口に装着することで、大きなゴミがろ過槽に入らなくなります。

そのため、フィルターのろ過槽をメンテナンスする頻度をぐっと減らすことができるんです。

特に外部フィルターの場合は、ろ過槽を開けて掃除をするのが大変。

メンテナンスの頻度を減らしてくれるというのは大きなメリットになりますよね。

生物ろ過を強化できる

ストレーナースポンジそのものが生物ろ過を行うバクテリアの住処になります。

量としては多くはありませんが、ストレーナースポンジを付けることで、生物ろ過を少し強化することが可能です。

稚魚や稚エビが吸い込まれるのを防ぐ

ストレーナースポンジを給水口に付けることで、稚魚や稚エビがろ過フィルターに吸い込まれてしまうのを防げます。

この目的で使う場合は、より目の細かいスポンジを選ぶことで、稚魚や稚エビが吸い込まれる確率を下げられます。

しかし、スポンジの目が細かくなるほど、後述する目詰まりのリスクが大きくなりますので注意が必要です。

ストレーナースポンジを使うデメリット

ストレーナースポンジを使うときのデメリットは以下の2点です。

  • 目詰まりするとフィルターの流量が落ちる
  • 水槽内でスポンジが目立つ

こちらも順に解説していきます。

目詰まりするとフィルターの流量が落ちる

ストレーナースポンジがゴミなどで目詰まりを起こしてしまうと、ろ過フィルターの水の流量が落ちてしまいます。

流量が落ちると、ろ過能力の低下に繋がってしまいます。

また最悪の場合、水がほとんど流れなくなってしまい、モーターなどに負担がかかってフィルターが故障してしまう事態になりかねません。

ストレーナースポンジの目詰まりを防ぐために、こまめな掃除が必要ですね。

2個用意して、汚れたら取り替えて、汚れた方は掃除しておいて次の交換に備えるといったローテーションをしていくと比較的簡単に維持できるかと思います。

水槽内でスポンジが目立つ

ストレーナースポンジは意外と大きく、水槽内で目立ってしまいます。

景観を重視するレイアウト水槽などでの使用にはあまり向いていません。

それでも「稚エビ用に使いたいんだよねー」という方は、レイアウト素材や水草などで隠して使うこともできますので、上手に見えないレイアウトを考えてみてください。

ストレーナースポンジを上手に使おう

レッドビーシュリンプのイメージ

ストレーナースポンジを使うメリットとデメリットを紹介しました。

再度ポイントをまとめると、メリットは

  • フィルター内のろ材を生物ろ過に特化できる
  • フィルターの手入れが楽になる
  • 生物ろ過を強化できる
  • 稚魚や稚エビが吸い込まれるのを防ぐ

となります。

逆にデメリットは

  • 目詰まりするとフィルターの流量が落ちる
  • 水槽内でスポンジが目立つ

の2点ですね。

ろ過フィルターの能力を底上げしたり、メンテナンスの頻度少なくしたい場合は、ストレーナースポンジは有効な手立てになります。

稚魚や稚エビの吸い込み対策としても効果的ですので、繁殖させるときはぜひ使ってみてください。

また、導入した際は目詰まりに注意してスポンジをこまめに掃除すると良いですね。2個用意してローテーションするのがおすすめです。

ストレーナースポンジを上手に使って、アクアリウムを楽しんでみてくださいね。

ちなみに、ストレーナースポンジは取り付け予定のストレーナーにハマるかどうか、サイズを確認してから購入すると失敗しなくて良いですよ。

以上、いのりでした。

関連記事 物理ろ過とは?目に見える大きなゴミや汚れを直接取り除くろ過の基本