この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
こんにちは、いのりです。
若狭ぐじと呼ばれる魚をご存知でしょうか。
福井がほこるブランド魚で、高級食材として人気となっています。
とりわけ京料理には欠かせない食材のひとつとも。
この記事では、福井を代表する魚のひとつ若狭ぐじについてご紹介していきます。
上品かつ繊細な味が絶品ですので、ぜひ食べて頂きたいお魚ですよ。
若狭ぐじは若狭湾で獲れるアカアマダイ
若狭ぐじとは、福井県の若狭湾周辺で獲れた「アカアマダイ」のこと。
味の繊細な白身で、口に入れると、上品な甘みと香りが広がります。
そのおいしさから、若狭湾を代表する味覚のひとつです。
若狭ぐじの歴史は古く、昔は鯖やカレイなどと一緒に、京都まで運ばれていました。
非常においしかったため、京料理の食材として重宝されたそう。
アマダイは、タイと付いていますが、実はタイ科ではありません。アマダイ科の仲間で、タイの仲間ではないんですよね。名前にタイと付いているけどタイとは別の種類、というケースはわりと多く「あやかり鯛」なんて言われたりも。
若狭ぐじを名乗るのは大変
実は若狭湾でとれたアカアマダイが、すべて若狭ぐじと呼ばれるわけではないんです。
若狭ぐじと呼ばれるためには、いくつか条件が。
その条件をおおまかにご紹介しますと
- 見た目が良く中型から大型のもの
- 釣りか延縄漁で獲れたもの
- 鮮度管理マニュアルを守っているもの
などなど。
アマダイは身がとても柔らかく、網で獲ると傷がつきやすいんです。
もちろん傷があると若狭ぐじとは名乗れません。
そのため、若狭ぐじは傷をつけないように、主に釣りや延縄(はえなわ)漁で獲られています。
延縄(はえなわ)漁とは、網ではなく縄に間隔をあけて釣り糸を取り付けて魚を釣る(獲る)方法のこと。魚体を傷つけにくい方法です。
港に水揚げされたあとも、タモを使わずに一尾ずつ検品を行ったり、アマダイに直接氷が当たらないようシートを敷いたりと鮮度と品質を徹底的に管理。
かなり厳しい基準をクリアして、やっと若狭ぐじを名乗ることができるんですね。
若狭ぐじがおいしいのも納得ですね。
若狭ぐじの旬
若狭ぐじの旬は8月から11月ごろ。
アカアマダイは年間を通して水揚げされますが、特に多く出回るのが夏から秋口にかけてです。
この時期が味も良くおすすめ。
若狭ぐじのおいしい食べ方
若狭ぐじのおいしい食べ方はいろいろありますが、一番のおすすめは「若狭焼き」。
塩を振った若狭ぐじを、うろこを取らずに焼き上げる伝統的な調理法です。
香ばしいうろこと、ふわふわの身の味わいが格別ですよ。
また、他にも
- 刺身
- お寿司
- 味噌漬け
- 粕漬け
- 蒸し物
- 揚げ物
- ポワレやムニエル
など、いろいろな食べ方で味わうことができます。
アマダイは鮮度が落ちやすい魚で、取り扱いが難しく、お刺身で食べるのは一般的ではありませんでした。
しかし鮮度管理の徹底により、若狭ぐじは水揚げから72時間は生食が可能と言われています。
若狭湾近辺では、水揚げされていれば、お刺身を楽しむことができるお店もありますよ。
また、味噌漬けや粕漬けは贈答用としても人気ですね。お酒が好きな方にはたまりません。
福井で若狭ぐじを楽しんで
福井県がほこるブランド魚、若狭ぐじ。
その正体は、選び抜かれた最高品質のアカアマダイです。
- 獲り方
- 鮮度管理
- 姿や大きさ
などなど、厳しい基準をクリアしたうえで鮮度と品質を徹底管理することで若狭ぐじと名乗ることができるんですね。
漁師さんがたの努力の結晶とも言えますよね。
若狭ぐじは通販でも購入することができますが、やはり若狭地方で楽しんでいただくのが一番おいしい食べ方かと思います。
古くから愛されてきた若狭ぐじをぜひ、福井に遊びに来て味わってみてくださいね。
以上、いのりでした。