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こんにちは、いのりです。
塩って私たちの生活に欠かせないもののひとつですよね。
とても身近な存在の塩ですが、実は海水をぐつぐつ煮ることで作ることができるんです。
そこで、この記事では海水から塩を手作りする方法についてご紹介していきます。
ポイントさえおさえてしまえば、とても簡単に作ることができますよ。
自由研究なんかにも使えますのでぜひ、挑戦してみてくださいね。
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用意するもの
海水から塩を作るのに必要なものは
- 海水
- お鍋
- コーヒーフィルター
- ヘラ
- わりばし
です。
使用する海水はなるべくきれいなところで取ってきてくださいね。雨の日が多い時期は海がにごりやすく、どちらかと言うと不向きなので、晴れが多い時期がおすすめです。
もちろん、海水を取ってくるときは、事故のないよう安全第一で。
1リットルで、ざっくり15から20グラムほどの塩が作れます。作りたい塩の量に合わせて、海水を用意してください。
とはいえ、あまりたくさん用意すると、お鍋で煮るのもたいへん。だいたい2リットルくらいを目安にしてみてはいかがでしょうか。
また、コーヒーフィルターはサラシやキッチンペーパーでも代用できますが、手に入れやすさや目の細かさ、使いやすさなどからコーヒーフィルターがおすすめ。
ドリッパーもあわせて用意すると、ろ過の工程がやりやすいですよ。
作り方
海水を煮詰めて塩を作る方法について、まずはざっくりと流れを確認してみましょう。
おおまかな流れはこのような感じ。
基本的には、フィルターなどでろ過しつつ、お鍋で煮ていって水分を減らしていくイメージ。
なお、火を使いますので、子どもの方は保護者さんといっしょに楽しんでくださいね。
それでは、次に各工程の詳しいポイントや注意点についてみていきましょう。
海水をろ過する
まずは汲んできた海水をろ過します。
汲んできた海水には、細かなゴミなどが混ざっているからですね。
ろ過の方法は、コーヒーフィルターなどに海水を通して行います。
コーヒーフィルターだけでなく、サラシやキッチンペーパーなどでも大丈夫ですが、目が粗いものより細かなもののほうがきれいにろ過できますよ。
鍋で煮詰める
ろ過した海水を鍋で煮て、水分を飛ばしていきます。
中火から強火でぐつぐつと。
海水が、最初の量から10分の1くらいになるまで煮ましょう。
水分量が減ってきたら、たまにヘラなどでかき混ぜて、焦げないように注意してくださいね。
煮る前にお鍋にわりばしを立てて、水面のところにペンで線を引いておくと、海水がどれくらい減ったか確認するときに便利ですよ。
煮詰めた海水を再度ろ過する
海水が10分の1になったら、火を止めてふたたびろ過していきます。
煮詰めていると、だんだんと白いものが出てきますが、こちらは塩ではなくせっこう分など。
この最初に出てくるせっこう分などを取り除くために、ろ過を行うわけですね。
鍋や海水はとても熱いです。やけどに注意して作業を行ってくださいね。
また、鍋の底などにも白いものがついていたら、一度きれいに洗っておくと良いですよ。
鍋でさらに煮詰める
ろ過した海水をさらに煮詰めていきます。
中火から弱火で、ヘラなどでかき混ぜながら煮ていきましょう。
水分量が減ってくると、塩の結晶ができてきます。
塩が出てきたら、水分がすべて蒸発してしまう前に火を止めましょう。
水分が完全になくなると、塩以外の成分も出てきてしまうことが。そのため、水分が多少のこっている状態で火は止めてしまうと良いですよ。
塩とにがりに分ける
煮詰めた海水を、コーヒーフィルターでろ過して塩と水分に分けます。
このとき出てきた水分が、豆腐を作るときなどで使われる「にがり」です。
にがりも使うよ、という方は別の容器にとっておきましょう。
乾かす
フィルターで取り出した塩は、まだ水分が残っています。
最後に別の容器に広げ、乾かして完成です。
海水から塩を作ってみよう
この記事では、海水から塩を取り出す方法についてご紹介しました。
ろ過と煮詰める工程を繰り返すだけなので、とてもかんたんですよね。
ちょっとした実験にもなりますので、子どもの自由研究や学習にもぴったりです。
ただし火を使いますので、やけどには注意が必要です。
ぜひ、塩の手作りに挑戦してみてくださいね。
以上、いのりでした。