ハムとベーコンの違いとは?使用する部位や作り方の差がポイント!

ハムやベーコンなどの盛り合わせ

こんにちは、いのりです。

ハムやベーコンって美味しいですよね。使い勝手も良くて、食卓には欠かせない食材のひとつです。

ところで、皆さんは「ハム」や「ベーコン」の違いをキチンと理解していますでしょうか?

どちらも豚肉を使った加工食品ですが、その違いまで把握して使っている方は、意外と少ないのではと思います。

この記事では、知ってるようで知らない「ハム」と「ベーコン」の違いについてご紹介していきます。

ハムとベーコンの違い

ハムエッグトースト

ハムとベーコンの違いは主に2つあります。

その2つとは

  • 使用される部位が違う
  • 作り方が違う

ハムとベーコンは使われる豚肉の部位や作り方で違いができてきます。

では、この2つのポイントを詳しく解説していきます。

使用される部位が違う

ベーコンのイメージ

ハムとベーコンでは、使用される豚肉の部位が違います。

具体的に挙げると

ハムの場合

  • モモ肉
  • ロース(背中)
  • 肩ロース

など何種類かの部位が使われるのがハムの特徴です。中でもモモ肉と背中のロースが良く使われる部位ですね。

ベーコンの場合

  • バラ肉

基本的にベーコンはバラ肉を使って作られます。

ハムはモモ肉やロース(背中)が主流

ハムの場合、モモ肉やロースがよく使われます。ハム(ham)はモモ肉のことを意味する英単語で、世界的にハムと言えばモモ肉を使ったものが主流です。

日本では、モモ肉を使った「ボンレスハム」よりも「ロースハム」の方が一般的ですが、実はこれは日本だけなんですよね。

というのも、ロースハムは日本で作られた独自のハムで、世界ではあまり馴染みの無い種類のハムなんです。

ベーコンはバラ肉が主流

ベーコンの場合は、ほぼバラ肉が使われます。ハムと同じですがベーコン(bacon)もバラ肉のことを意味する英単語です。

稀にバラ肉以外の部位を使ったベーコンもありますが、基本的には脂身の多いバラ肉が主流ですね。

作り方が違う

豚肉の塊肉

ハムとベーコンでは豚肉の部位だけでなく、作り方も少し違います。

ハムとベーコンはどちらも豚肉を塩漬け熟成させ、燻製(スモーク)するまでは同じ流れですがその後が変わってきます。

ハムは工程が多い

ざっくり言うとハムの場合は燻製のあとに

  • タコ糸や布などで形を整える
  • ボイルして加熱する

といった工程が行われます。(形を整えてから燻製する場合もあります)

ハムの作り方の特徴は、形を整えている事とボイルして加熱している事です。

スーパーなどでよく見かけるハムが丸い形をしているのは、作る過程で形を整えているからなんですね。

また、丸い形だけでなく、型を使って四角の形にしてあるハムもあります。サンドイッチなんかに使うのに便利ですね。

ベーコンは燻製で終わり

逆にベーコンは燻製させたらそれで完成です。

ハムと違いボイルで加熱することはありませんし、タコ糸や布などで整形する工程もありません。

イメージとしてはベーコンは保存食品のような感じですね。

ちなみにハムとベーコンはどちらも「加熱食肉製品」になります。そのため、火を通さずに生でも食べられます。ハムは良くサラダなどで使われますよね。

ただベーコンを焼かずに食べる場合は「加熱食肉製品」と書かれているか、パッケージの表記を確認してから食べてくださいね。

ハムとベーコンの違いまとめ

ベーコンを切ったところ

「ハム」と「ベーコン」の違いをざっくりとまとめます。ポイントは下記の2点ですね。

  • 使用する部位が違う
  • 作り方が違う

それぞれハムとベーコンでどう違うのかを簡単にまとめると

ハムの場合

  • モモ肉とロース(背中)が主
  • 燻製のあとにタコ糸などで整形する
  • 仕上げにボイルして加熱する

ベーコンの場合

  • バラ肉が主
  • タコ糸などで整形はしない
  • 仕上げのボイルでの加熱はしない

となります。

どちらも身近な食材ですが、意外と知らないものですね。