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こんにちは、いのりです。
この記事ではグリセリンを使ってドライフラワーを作る方法について、作り方や気をつけるべきポイントを紹介しています。
綺麗な花を長く楽しめるドライフラワーって素敵ですよね。最近は手作りでドライフラワーを作るのも人気です。
そんな人気のドライフラワーを自然乾燥ではなく、グリセリンを使って作る方法があります。
グリセリンを使って作る方法の特徴は、花のボリュームを残しながらドライフラワーにできることです。
ではグリセリンを使ってドライフラワーを作る方法について、やり方や注意すべきポイントを解説していきます。
グリセリンを使ったドライフラワーの作り方
グリセリンを使ってドライフラワーを作る方法は以下の3つの手順です。
- グリセリンとお湯を混ぜる
- 花瓶などに混ぜた液体を入れ花をさす
- ドライフラワーになるまで観察する
以上がグリセリンを使ったドライフラワーの作り方です。
ではこの手順を詳しく解説していきます。
グリセリンとお湯を混ぜる
グリセリンとお湯を1:3の割合で混ぜます。
熱いままでは使えませんので、しっかりとかき混ぜたあとはしばらく待って冷ましておいてください。
なお、グリセリンはドラッグストアや通販で購入することができます。
いっぱい使う方は通販で大きめのものを選ぶとコストパフォーマンスが良いです。
花瓶などに混ぜた液体を入れ花をさす
十分にさめた液体を花瓶やフラワーベースなどに入れ、花を挿します。
こうすることで、花にグリセリンを吸わせて水分を飛ばしていくんですね。
そのため、グリセリンを吸いやすいように、茎はしっかりと液体の中に入れるようにしてください。
ドライフラワーになるまで見守る
花瓶などに花をさしたあとは完全にグリセリンを吸い切るまで観察します。花びらや葉っぱの表面からグリセリンがしみ出てきたら完成です。
途中で液体が少なくなってきたと感じたら、減った分のお湯を出してあげてくださいね。
この時、お湯を直接入れちゃうと花が傷んでしまうので、溶液や花を別容器に移すなどして、冷ましてから花を入れるようにしてください。
面倒であれば、混ざりにくいですが水を直接足してもいいかなと思います。
完成までの期間は?
目安はだいたい7日〜10日ほどです。
グリセリンを吸わせてドライフラワーにするため、少し時間はかかりますね。
グリセリンを使う方法のポイント
グリセリンを使ってドライフラワーを作る際に注意してほしいポイントは以下の5つです。
- 新鮮で咲きかけの花材を選ぶ
- 茎に切り込みを入れる
- 花をグリセリン溶液に浸さない
- 直射日光の当たらないところに置く
- 首が曲がってきたらハンギング法に
この5つについて、詳しく解説していきますね。
新鮮で咲きかけの花材を選ぶ
咲いてから時間が経った花をグリセリンを使ってドライフラワーにしようとすると、上手くいかないことが多いです。
というのも、グリセリンを吸わせてドライフラワーにする方法なので、元気の無い花だと完全に吸い上げきる前に枯れてしまうからです。
ですので、咲き始めで水をよく吸ってくれる状態の花を用意することがポイントになってきます。
茎に切り込みを入れる
グリセリンを吸い上げやすくなるように、水につかる茎の部分に切り込みを入れておくのをおすすめします。
なるべく時間をかけない方が綺麗なドライフラワーになりやすく、失敗する可能性も下がりますよ。
花をグリセリン溶液に浸さない
グリセリンを混ぜた液体に花をさす時は、花が液体に浸かってしまわないように注意してくださいね。
花の部分までつけてしまうと、花が傷んで失敗する原因になります。
直射日光の当たらないところに飾る
直射日光が当たる場所に飾っていると、花の色が悪くなってしまいます。
また、ガラス製などの透明な花瓶やフラワーベースを使用している場合は、直射日光によって水の温度が上昇して花が傷んでしまいます。
風通しがよく、直射日光もあたらない「冷暗所」に置くのがおすすめです。
首が曲がってきたらハンギング法に
花瓶にさしてグリセリンを吸わせていると、花の状態によっては首が曲がってきてしまいます。最悪そのまま花が折れて落ちてしまうことも。
もしも首が曲がってきてしまったら、グリセリンを使う方法から吊り下げてドライフラワーにする「ハンギング法」への移行をおすすめしたいですね。
さかさまに吊り下げるので、曲がった茎も元に戻しやすく、ある程度グリセリンを吸い上げているためハンギング法でも乾くのも早いです。
ハンギング法でドライフラワーを作る方法はこちらの記事で紹介しています。
参考 吊るすだけで簡単ドライフラワー!ハンギング法の作り方とは?
グリセリンを使うメリット
- 花のボリュームを残せる
- 花の色を残しやすい
グリセリンを使う方法のメリットは、花のボリュームを残せることですね。
他の乾かし方と違い、花をあまり縮ませずにしっとりとしたドライフラワーにすることができます。
また、鮮やかな色も残しやすく綺麗なドライフラワーを作ることができます。
グリセリンを使うデメリット
グリセリンを使ってドライフラワーを作る際のデメリットは次の3つです。
- コストと手間がかかる
- 完成まで時間がかかる
- 花首が曲がってしまうことがある
グリセリンを使う方法でドライフラワーを作るときに、茎が細くて曲がりやすい花は、乾く前に首の部分が曲がってしまうことがあります。
その場合はハンギング法に切り替えて、曲がった茎を真っ直ぐにしてあげると上手くいきやすいですね。
また、グリセリンを用意するコストや、お湯と混ぜたりする手間がかかるのも他の方法と比べるとデメリットかなと思います。
グリセリンの使用に向いているおすすめのお花
グリセリンの使用に向いているお花を選ぶポイントは以下の2点です。
- 茎がしっかりしているもの
- 花の水分量が多いもの
これらの条件があてはまる花は、グリセリンの使用に向いているといえます。
グリセリンを使ってドライフラワーにしやすい、おすすめのお花をいくつかご紹介します。
- カーネーション
- マリーゴールド
- バラ
- スターチス
グリセリンを使ってドライフラワーを楽しもう!
最後にドライフラワーをグリセリンを使って作る方法をもう一度まとめると
- グリセリンとお湯を混ぜる
- 花瓶などに混ぜた液体を入れ花をさす
- ドライフラワーになるまで観察する
となります。
グリセリンを使ってドライフラワーを作るときのメリットは、なんといっても花のボリュームを維持できる点ですね。
他の方法ではパリパリになりますが、グリセリンを使えばしっとりしたドライフラワーにすることができます。
デメリットは茎が弱い花は曲がってしまって向いていないということ、そして手間やコストがかかりがちなことですね。
水分量が多く綺麗なドライフラワーにするのがちょっと大変なカーネーションなんかも、グリセリンを使うと綺麗に作ることができますので、ぜひグリセリンを使ってしっとり系ドライフラワー作りにチャレンジしてみてくださいね。