こんにちは、いのりです。
水槽に酸素を送り込むために「ぶくぶく」と空気を送りこむエアレーション。
アクアリウムを楽しんでいる方は、1度は見たことがあるかなと思います。すでに活用している方も、いらっしゃるかもしれませんね。
ですが、実は酸素を送り込むエアレーションの方法は「ぶくぶく」だけではなく、いろいろなやり方があるんです。
この記事では、そんなエアレーションのやり方の種類について、ご紹介していきます。
上手にエアレーションを活用できると、アクアリウムをより楽しむことができますよ。
エアレーションの種類
アクアリウムで使われるエアレーションの方法には、主に3つの種類があります。
それは
- エアストーンを使ったエアレーション
- ろ過フィルターによるエアレーション
- 水流ポンプによるエアレーション
この3種類です。
順番に詳しく解説していきますね。
エアストーンを使ったエアレーション
ますはじめにご紹介するのが、エアストーンを使ってエアレーションを行う方法。
エアストーンとは
こちらのようなアイテムのことです。
材質は石のようなもので、エアポンプと繋げることで表面の細かい穴から、ぶくぶくと空気の泡を出してくれます。
エアレーションの種類としてはもっともポピュラーな方法ですね。
ほとんどの方が、エアレーションと聞くとまずこの方法を思い浮かべるのではないでしょうか?
エアストーンを使う方法は、空気を直接水槽内に送り込むので、酸素の供給を確実に行うことができます。
酸素を確実に供給したい場面で、非常に頼りになる方法ですね。


ろ過フィルターによるエアレーション
ろ過フィルターを活用することでも、エアレーションを行うことができます。
この方法には大きく分けて2種類あります。
- エアポンプを動力とした、ろ過フィルターを使う方法
- 上部フィルターや外部フィルターを使う方法
エアポンプが動力のろ過フィルターを使う方法
エアポンプを動力に使用するフィルターを使うことでエアレーション効果を得る方法です。
主に
- スポンジフィルター
- 投げ込み式フィルター
- 底面式フィルター
などがエアポンプを動力に使用することがあるフィルターですね。
エアポンプを使うフィルターは、水を循環させるために空気をぶくぶくさせます。
そのため、エアストーンによるエアレーションと同じように、飼育水に酸素を送り込むことができるんですね。
ろ過とエアレーションを同時に行うことができるので、とても使いやすい方法です。
上部フィルターや外部フィルターを使う方法
こちらはエアポンプを使わないろ過フィルターで、エアレーションを行う方法です。
まず、上部フィルターについてです。
上部フィルターは、飼育水を上にあげて水槽に落として戻す、という構造上、非常に酸素を取り込みやすいフィルターなんです。
そのため、上部フィルターそのものがエアレーション効果のあるフィルターということになります。
次に外部フィルターです。
こちらは上部フィルターと違い、フィルター内で飼育水が空気に触れない構造になっています。
よって外部フィルターは、酸素を取り込むのに不向きなフィルターなんです。
ところが、外部フィルターの水の出口にシャワーパイプを取り付けて水面にじゃばじゃば水を出すことで、エアレーション効果を得ることができます。
水面が波打って、空気との設置面積が多くなるからですね。
また、水面近くの酸素を含んだ水を底の方に送り込む効果も期待できます。
このように、上部フィルターや外部フィルターでも、うまく活用することでエアレーションを行うことができます。ぜひ、試してみてください。
水流ポンプによるエアレーション
3つめにご紹介する方法は、水流ポンプを使用する方法です。
この方法は、水槽内に水流を作る目的で設置するポンプを使い
- 水面を波立たせる
- 水面近くの水を循環させる
といった水流を作って酸素を水槽内に取り込みます。
マリンアクアリウムなどでは、止水域ができることを防止する目的などで、水流ポンプは比較的よく利用されますよね。
あまりエアレーション目的で行われることはありませんが、ポンプでも酸素を供給できることを覚えておくと、ちょっとした場面で役に立ちますよ。
エアレーションは「ぶくぶく」だけじゃない
ここまでご紹介してきたように、エアレーションは、エアポンプとエアストーンを使ってぶくぶくさせて酸素を送り込むことだけではありません。
フィルターやポンプを上手に使って、水面を波立たせたり、飼育水をしっかり循環させることでも、酸素を取り込ませることができるんですよね。
もちろん、エアストーンを使ってぶくぶくさせることが1番ではあります。
しかし、それ以外にも酸素を取り込むことができる方法がありますので、ご自身の水槽の状態にあわせて、使いやすいやり方でエアレーションして頂けたら、と思います。
エアレーションを活用して酸欠を防ごう
この記事では、エアレーションの種類についてご紹介してきました。
簡単にまとめると、エアレーションには大きく分けて3つの方法があります。
その方法とは
- エアストーンを使ったエアレーション
- ろ過フィルターによるエアレーション
- 水流ポンプによるエアレーション
この3つです。
エアストーンを使って「ぶくぶく」させるやり方以外にも、フィルターやポンプを使って水面を波立たせたり、飼育水を循環させて酸素を供給するというやり方も。
あなたの水槽の状況にあわせて、使いやすい方法を活用してみてくださいね。
以上、いのりでした。