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こんにちは、いのりです。
熱帯魚の餌として定番の形といえば、フレーク状と粒状の2種類がありますよね。
どちらの形状も数多くの商品が販売されています。
この2種類の形状の餌にはどのような違いがあるのでしょうか。
そして、どちらが使いやすいのでしょうか。
今回は、フレーク状の餌と粒状の餌、それぞれの特徴の違いをみていきたいと思います。
また、どちらが使いやすいのか、についてもご紹介。
ぜひ餌選びの参考にしてみてくださいね。
フレーク状と粒状の餌の違い
フレークフードと粒状の餌について、それぞれの特徴をみていきましょう。
フレーク状の餌の特徴
フレーク状の餌の特徴は
- 水に浮きやすい
- 一口あたりの栄養が少なめ
- 餌のサイズの選択肢は少ない
- 食べかすが残りがち
です。
フレークフードは、水に浮きやすいので、水槽の上層まで泳ぐ種類の生体に向いていますね。
たとえば、メダカやグッピーなんかは、上層にいることが多いため、フレークフードが食べやすいです。
また、浮きやすいという特徴は、水面で広い範囲にひろがることになります。そのため、餌が多くの生体にいきわたりやすいのもポイント。
餌の取り合いに弱い子も、餌を口にしやすいですね。
ただ、なかなか沈まないので、底の方にいる生体にはちょっと食べにくいエサと言えます。
フレーク状の餌はすごく薄いので、ひと口あたりの栄養素はあまり多くありません。(粒状の餌の場合は1粒1粒しっかり密度がありますので、栄養素は多くなる傾向に。)
生体がどちらかというと太りにくいのはフレーク状の餌の方ですね。
消化しやすいのも、どちらかというとフレーク状の餌、と言われていたり。
フレーク状の餌ですこし気になるのが、餌のサイズがあまり多くなく、選択肢が少なめな点。
ほかにも、形状的に細かな食べかすが残りがちなことも。
粒状の餌の特徴
粒状の餌の特徴は
- 浮きやすいものや沈むものがある
- 高栄養価
- 商品の選択肢が多い
- 食べ残しがでると、水を汚しがち
の4つ。
粒状の餌は、水に浮きやすいタイプや、沈んでいくタイプがあります。
上層を泳ぐ魚だけでなく、下層や底にいる生体にも餌を届けやすいですね。
また、ひと口で食べる量がフレーク状の餌よりも多くなりがちで、しっかり栄養価をとることができます。
その分、餌をあげすぎると、すぐに太ってしまうというリスクもありますが。
粒状の餌は、各社いろいろなサイズや配合の商品を販売しています。
カラシン用、ベタ用、金魚用、メダカ用、などなど、生体の種類にあわせたアイテムも多く選択肢が豊富。
飼育している生体の種類やサイズによって商品を選ぶことができます。
気を付けたいのは、1粒1粒が栄養しっかりのため、食べ残しが水槽内にでると少量でも水の汚れの原因になりがちということ。
肥満や食べ残しによる水の汚れなど、粒状の餌は、あげる量に注意するのがポイントになる餌ですね。
どちらが使いやすいのか
さて、フレーク状と粒状、それぞれの餌の特徴をみてきました。
ところで、結局のところ、どちらが使いやすいのでしょうか。
実は、どちらも使いやすい場面というものがあり、一概にどっちが良いとは言えません。
水槽の環境によって使い分けるのが良いですね。
フレーク状の餌が使いやすい場面
フレークフードが使いやすい場面は主に
- 上層を泳ぐ生体が多い水槽
- 餌のあげすぎが気になるとき
です。
フレーク状の餌は水面に浮いている時間が長いため、上層を泳ぐ魚…たとえば
- メダカ
- グッピー
- ネオンテトラ
といった生体が食べやすいエサです。
また、水面で広がるので、取り合いで負けがちな子にも餌がいきわたりやすいメリットも。
ただし、気を付けたいのは、フレークのサイズが大きいタイプは、この子たちは食べにくいということ。
細かく砕いてあげたり、フレークが小さいサイズのものを選んであげてくださいね。
そして、もう1点。
ひと口ごとの栄養価が粒状のものほど高くないため、比較すると肥満になりにくく、餌のあげすぎが気になるときにも向いていますね。(もちろん、フレーク状の餌もあげすぎると太りますが)
粒状の餌が使いやすい場面
粒状の餌が使いやす場面は
- 上層から下層まで生体がいる水槽
- 栄養をしっかりとらせたいとき
- 餌の大きさなどを生体にあわせたいとき
です。
粒状の餌は、浮くタイプのものや、ゆっくり沈むタイプなど、種類が豊富。
そのため、上層だけでなく、下層を泳ぐ生体にも餌を届けやすいです。
また、ひと口の栄養価がフレークフードよりも高くなりがちですので、ブリード目的など、栄養をしっかりとらせてあげたい場面でも粒状の餌が活躍してくれます。
逆に太りすぎてしまうことがあるので、その点は注意したいところですが。
商品の種類が多く、たくさんの選択肢から粒の大きさや成分をチョイスできるのもポイント。
飼育している生体の状態にあわせて餌を選びたいときは粒状の餌が向いていますね。
混ぜて使ったり、日によって変えるのもアリ
ここまでフレーク状と粒状の餌の違いについてみてきました。
この2種類はどちらもメリットとデメリットがあり、向いている場面が違います。
性質がちょっと違う2つですが、どちらか1つを選ばないといけない、ということはありません。
混ぜて使ったり、ともすれば日によって餌の種類を変えてみるのも、実はアリですよ。
ただ、種類によっては食いつきが悪かったり、うまくいきわたらなかったり、問題が起こってくることも。
そのため、餌をあげるときは、しっかりと様子を観察してあげてくださいね。
環境にあわせて餌の形状を選ぼう
この記事では、フレーク状の餌と、粒状の餌の特徴や違いについてご紹介しました。
それぞれの特徴を簡単に振り返ってみましょう。
まずはフレークフードですが、
- 水に浮きやすい
- 一口あたりの栄養が少なめ
- 餌のサイズの選択肢は少ない
- 食べかすが残りがち
といった特徴をもっています。
水に浮きやすいため、上層を泳ぐ生体を飼育している環境と相性が良いですね。
粒状の餌の特徴は
- 浮きやすいものや沈むものがある
- 高栄養価
- 商品の選択肢が多い
- 食べ残しがでると、水を汚しがち
です。
粒状の餌は、商品の選択肢が多く、上層だけでなく下層の生体にもあげやすいですね。
栄養価が高くなる傾向にあり、あげすぎると肥満になりがち。
食べ残しがでると水も汚れますので、あげる量には気を付けたいところ。
こうしてみてみると、フレーク状と粒状の餌、どちらも良い面を持っていますよね。
ですので、「どちらが今の環境に合うかな」という考え方でチョイスするのが良いのかな、と思います。
ぜひ、このページを参考にして、あなたの水槽にぴったりの餌を見つけてみてくださいね。
以上、いのりでした。
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