外部フィルターの水流を弱くする4つの方法とは?初心者でも大丈夫!

外部フィルターの水流を弱くする方法

こんにちは、いのりです。

この記事では、外部フィルターの水流を弱くする4つの方法についてご紹介していきます。

外部フィルターを導入したときに意外とありがちなのが「思ってたより水流が強すぎる…」というパターンです。

特に、外部フィルターを初めて使う初心者さんなんかはハマりやすい落とし穴かと思います。

私も、初めて外部フィルターを購入したときは、想像していた水の流れよりもかなり強めの水流が発生して、対応に苦労した覚えがあります。

そんな「外部フィルターの水流が強すぎて困った」というケースに、初心者さんでも簡単にできる、水流を少し弱くする方法をご紹介していきます。

外部フィルターの水流が強すぎるとどんな影響があるの?

強い水流

外部フィルターから発生する水流が強すぎると

  • 生体の体力が奪われる
  • 水草が倒れる
  • 底床によっては流される
  • コケか発生する

といった影響がでてくる可能性があります。

特に生体への影響は注意が必要で、水流が苦手な生体はストレスや疲労で深刻なダメージとなってしまうことも。

また、コケの中でも黒ひげコケと呼ばれる種類のコケは流れが強いところに発生することが多いです。

黒ひげコケは駆除が難しいコケですので、発生すると厄介です。できれば発生させたくないですね。

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外部フィルターの水流を弱くする4つの方法

 

外部フィルターを使った水槽

外部フィルターから出てくる水流を、弱くする方法は

  • プレフィルターやサブフィルターを導入する
  • シャワーパイプの穴を広げる、増やす
  • 排水の方向をガラス面に向ける
  • 排水のパイプを水流を弱める効果があるものに取り替える

以上の4つがおすすめです。

MEMO

ほかにも「ろ材を詰め込む」「タップを絞る」といった方法もありますが、ろ過の効率が悪くなることや、フィルターが故障する原因になりかねないことを考えると、ここではあまりおすすめはできないですね。

では、上記の4つを順番に解説していきますね。

プレフィルターやサブフィルターを導入する

プレフィルターやサブフィルターを使うことで、少し水流を弱くすることができます。

プレフィルターやサブフィルターと呼ばれているものは大きく分けると2種類あります。

ひとつは吸水部分に取り付ける「ストレーナースポンジ」のことです。

たとえば下のような商品のことですね。

そしてもうひとつは、外部フィルターのろ過槽の前や後ろに増設する動力部が無いろ過槽のことです。

こちらもひとつご紹介しておきます。

どちらも本来はフィルターのろ過能力を上げるための道具なのですが、これらを設置すると水の抵抗が強くなり、少しではありますが水の流れる量が少なくなります。

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おすすめ サブフィルター サブフィルターのおすすめ5選|外部フィルターの「ろ過」を強化しよう!

シャワーパイプの穴を広げる、増やす

シャワーパイプをお使いの方は、パイプの穴を少し加工することで水流を弱くすることができます。

シャワーパイプの穴に行う加工とは以下の2つ。

  • 穴の大きさを広げる
  • 穴を増やす

というものです。

やり方はいろいろとありますが、電動ドリルを使うと力も必要なくて楽ですね。

加工する際はケガをしないように、気をつけてくださいね。

排水の方向をガラス面に向ける

水流の方向をガラス面に向けることで、水の勢いを少し弱めることもできます。

やり方は簡単で、外部フィルターから出てきた水をガラス面に当てて分散させることで、水槽内の水流を弱めます。

シャワーパイプを使っている場合は、水が出ている穴の部分をガラス面の方にくるりと回すだけで大丈夫です。

シャワーパイプを使っていない場合は、エーハイムのフレキシブル排水口を使うと向きを調整できて便利ですよ。

排水のパイプを水流を弱める効果があるものに取り替える

排水パイプに優しい水流を作ることができるものを使うことでも、水流は弱められます。

代表的な商品は「ADA」というメーカーから販売されている「リリィパイプ」や「ポピーグラス」が有名ですね。

どちらもガラス製のおしゃれなパイプですが、優しい水流を作ってくれますよ。

ただ、ADAの商品は通販では購入できないので、アクアリウムショップで探してみてください。

ADA以外のメーカーでおすすめしたいのが「エーハイム」から販売されている「ナチュラルフローパイプ」ですね。

こちらも優しい水流を作ってくれます。

水の向きも変えることができるので、状況にあわせて調整できるのもポイントです。

外部フィルターの水流を弱くしたときの注意点

水槽と熱帯魚

外部フィルターの水流を弱くしたときに、気をつけたいポイントがひとつあります。

それは「止水域ができていないか」という点。

止水域とは、水の流れが無い場所のことです。

水の動きがない止水域では、酸素がうまく供給されず、水質の悪化や病気が発生する原因になるなど、水槽内に悪い影響がでてきます。

外部フィルターの水流を弱くした結果、止水域ができてしまうことの無いように注意してくださいね。

外部フィルターの水流を弱くする方法まとめ

この記事では外部フィルターの水流を弱くする4つの方法や、水流を弱くしたときの注意点についてご紹介してきました。

外部フィルターの水流を弱くするには

  • プレフィルターやサブフィルターを導入する
  • シャワーパイプの穴を広げる、増やす
  • 排水の方向をガラス面に向ける
  • 排水のパイプを水流を弱める効果があるものに取り替える

といった方法がおすすめです。

「ろ材を詰め込む」「タップを絞る」といった方法もありますが、こちらはあまりおすすめできません。

ろ過の効率が悪くなることや、フィルターが故障する原因になる可能性も考えられるからです。

もし外部フィルターを購入して「思ったよりも水流が強いな」と困ってしまったら、買い換える前にこの記事でご紹介した方法を試してみてくださいね。

以上、いのりでした。