この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
こんにちは、いのりです。
上部式フィルターは使っている人も多く、スタンダードなフィルターのひとつです。
ろ過能力に優れ、生体中心の飼育スタイルにぴったり。
そんな上部式フィルターの特徴や使い方のポイントを紹介していきます。
上部式フィルターとは?
水槽の上に乗せて使用するフィルターです。
ポンプでくみ上げられた飼育水が、上に乗せてあるろ過槽を通って、重力による落下で水槽内に戻るという仕組みになっています。
とても使いやすく、ろ過フィルターのスタンダードな選択として人気のスタイル。
特に、生体をメインにした水槽では、非常に高い効果が期待できます。
では、そんな上部フィルターのメリットとデメリットを順にみていきましょう。
上部式フィルターのメリット
上部式フィルターのメリットは
- メンテナンス性に優れる
- ろ過能力が高い
- 酸素を豊富に取り込める
の3つ。
上部式フィルターは、フタを開けるだけで直ぐに中のろ材スペースにアクセスできます。
そのため、ゴミを取って汚れたウールマットなどを交換する時も、他のフィルターとくらべて手間が少なめ。
このメンテナンス性の良さは、上部式フィルターの大きなメリットといえます。
また、ろ材を入れるスペースが大きいため、高いろ過能力を発揮することができます。
構造上、水を上から落とす際に酸素を取り込んでくれますので、飼育水が酸素不足になりにくいのもありがたいですね。
上部式フィルターのデメリット
上部式フィルターのデメリットは次の4つ。
- 水槽の上を半分程度ふさいでしまう
- 二酸化炭素を放出してしまう
- フレーム水槽にしか使えない
- 水の落下音が気になる
上部式フィルターは、水槽の上に乗せて使うため、上部の半分ほどをふさいでしまいます。
そのため、水槽の中を掃除したりする時にジャマに感じることが。
照明の光をさえぎることや、二酸化炭素を放出してしまうことを考えると、水草の育成には向いていませんね。
フチのないオールガラス水槽での使用が難しいことも注意が必要です。
そして、人によっては気にならないかもしれませんが、水の落下音がそこそこ大きいので、寝室なんかに水槽を置こうと考えてる人は気をつけたほうが良いですね。意外と大きな音がします。
あと、小さい水槽向けの商品が少なく、小型水槽での使用は難しいと思います。無いわけではないのですが、一応。
上部フィルターはオールガラス水槽で使えない?注意すべきそのリスクとは?
上部式フィルターを使うときのポイント
上部式フィルターを使うにあたって、知っておくとちょっと便利なポイントを紹介します。
ろ材の選び方
人によってろ材の位置や種類が変わりますが、ポンプで汲み上げた水が最初に触れる位置にウールマットを敷いて、大きなゴミや糞を処理できるようにすると良いと思います。アクセスも一番簡単な位置なので、汚れてもすぐ取り替えられます。
その後にリング系のろ材など、多孔質のろ材を設置して、生物ろ過のスペースにすると良いかなと思います。
ウールマットを2枚重ねて、交互に交換することで物理ろ過をしつつ、生物ろ過の能力をキープするといったことも可能です。
人によって、ろ材構成は違ってくるので、良さそうな構成を考えるのも楽しいですよ。
私は「ウールマット→リングろ材→吸着系かボールろ材」という組み合わせをよく使いますね。
水の落下音を静音化
デメリットで挙げた水の落下音ですが、排水パイプに適当な長さに切ったストローを数本入れておくと、落下音を抑えることができます。園芸用の鉢底ネットをわっかにして入れても効果がありますね。
音が小さくなるように、入れる量や長さを微調整してみてください。うまくいくと、かなり音を抑えられますよ。
ただし、ゴミや汚れが詰まりやすくなってしまいますので、定期的にメンテナンスは必要になります。
蓋の振動音を静音化
一部の商品では、モーターの振動で蓋から「ブーン」と音がするものがあります。私が購入したものは全部爆音でした(笑)
そんなときには蓋に太めの輪ゴムをつけると、振動を抑えてくれるので静かになりますよ。
ただ見た目はちょっと悪くなってしまうので、そこを我慢できる方限定になってしまいますが。
ほかにも、エアレーションで使用するチューブをフタと本体の間に噛ますなど、工夫次第で振動音は抑えられますので、いろいろ試してみてください。
上部式フィルターと相性の良い生体
上部フィルターと相性が良い生体は
- 金魚
- 小型魚全般
- 中型魚(プレコやシクリッドなど)
- 肉食魚(ポリプテルスなど)
などですね。
生体をメインにするのであれば、殆どのケースで問題なく活躍できると思います。
特に糞が多く、水を汚しがちな金魚やプレコ、ポリプテルスなどには、糞を取ったウールマットを簡単に交換できる上部式フィルターと相性ぴったりです。
ただしフィルターから出てくる水流がちょっと強めなので、水流が苦手なタイプの金魚(ピンポンパールとか)の場合は、ちょっと注意が必要。別のフィルターを使うか、排水の向きを壁に向けるなど、水流を弱める工夫をしてあげてくださいね。
水草水槽での使用はやめておいた方が無難だと思います。
また、オールガラス水槽での使用は危ないので、やめておいた方がいいですね。(一部対応が可能な商品もあります)
おすすめの上部式フィルター
おすすめの上部式フィルターは、GEXから販売されている「グランデカスタム600」です。
このグランデカスタム600は、とにかくろ材を入れるスペースが豊富。高いろ過能力を発揮してくれます。
コストパフォーマンスにも優れていて、上部フィルターの定番アイテムといえますね。
さらに、オプションパーツとして販売されている「ウェット&ドライろ過槽」も標準でついてきます。
グランデ本体だけでも十分なろ過能力を持っていますが、ウェット&ドライろ過槽を乗せることで、さらにろ過能力を上げられますよ。
また、別のページで、水槽のサイズ別におすすめの上部式フィルターをご紹介しておりますので、そちらも参考にしてみてくださいね。
おすすめの上部式フィルター6選|水槽サイズ別に使い勝手の良いものをご紹介
上部式フィルターの特徴まとめ
上部式フィルターの特徴をざっくりまとめると
- 水を汚しがちな生体向け
- 日々のメンテナンスが簡単
- フレーム水槽で使用する
- 水草水槽には向いていない
水草水槽やオールガラス水槽の人気が高まり、出番がだんだんと少なくなってきている上部式フィルター。
しかし、生体メインの水槽ではすばらしい活躍をしてくれますので、ぜひ使ってみてくださいね。
以上、いのりでした。
関連記事
上部式フィルターの選び方|静音性や、ろ材の容量に注目しよう!
おすすめの上部式フィルター6選|水槽サイズ別に使い勝手の良いものをご紹介