この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
水槽の水が白くにごってしまうことってありますよね。
この記事では、そんな「白濁り」の原因と対処法についてご紹介しています。
飼育水が濁ってしまって困っている、という方はぜひ参考にしてみてくださいね。
水槽の白濁りの原因
水槽の水が白くにごる原因はいろいろとあります。
今回はそのなかでも比較的よくある原因を3種類ご紹介。
白濁りの原因としてよく見かけるケースとしては
- ろ過が安定していない
- バクテリアの状態が悪化している
- 底床材の影響
といったものが考えられます。
ろ過が安定していない
ろ過が安定していなかったり、汚れるスピードに追い付いていなかったりする場合に、飼育水が白くにごることがあります。
特に水槽を立ち上げてすぐの時期は、フィルターのろ過の働きが十分に発揮されていないため、白濁りが発生しやすいですね。
他にも、餌の食べ残しが多かったり、フィルターのろ材に汚れがたくさん溜まっているなどして、水をきれいに保つことが難しい状態になると、白く濁ってしまうことも。
バクテリアの状態が悪化している
白濁りの原因のひとつに、バクテリアの死骸が挙げられます。
バクテリアといえば、水をキレイにしてくれる微生物。彼らがいるからこそ、アクアリウムが維持できると言っても過言ではないですよね。
そんなバクテリアですが、何かの拍子で状態が悪化し、大量に死んでしまうことも。
死んでしまったバクテリアたちのが飼育水の中に広がることで、白濁りになることがあるんです。
原因はさまざまですが、
- 酸素量が不足
- 水温の急変
- 水質の急変
などが考えられますね。
こういった要因でバクテリアにダメージが与えられている可能性がある場合は、対策を考えたいところです。
底床材の影響
白濁りは底床材の影響でも起こります。
たとえば、目の細かなサンゴ砂を使っていて、底床掃除でぶわっとまきあげてしまったりすると、飼育水が白く濁ってしまいますね。
ほかにも砂利を使う際に、事前の水洗いがたりず、汚れがでてしまうことも。
こういった要因での白濁りは、時間経過で落ち着くことがほとんどです。
ただ、場合によっては意外と時間がかかることもあったり。
以前、家の水槽でフィルターの水流の向きが不意に変わってしまっていて、サンゴ砂を巻き上げてしまったときは数日透明度が戻らずヒヤヒヤしました。次第に元に戻ってはいったのですが。
白濁りを解消する対策
さて、ここからは白濁りを解消したり、起きないようにしたりする対策についてご紹介していきたいと思います。
白濁りの対策としては、
- 水質を安定させる
- 水換えを定期的に行う
- バクテリアの状態を改善する
- 底床材の扱いは丁寧に
といったことが挙げられます。
水質を安定させる
ろ過がうまく働いていないことが考えられる場合は、まず水質を安定させることを優先したいところです。
立ち上げ直後であれば、特に問題がなければ時間とともに安定していくので、そこまで心配する必要はありません。
ですが、それ以外であれば、水質が安定しない原因を探してみることが必要になってきますね。
- 生体の数は多すぎないか
- 餌の食べ残しが無いか
- ろ材は目詰まりしていないか
- フィルターのサイズは適切か
などなど。
水槽の環境を観察して、改善ポイントを探してみてください。
水換えを定期的に行う
忘れがちですが、水換えを定期的にしてあげるのも大切ですね。
水質の安定に繋がりますし、濁った水を外に出す効果もありますしね。
水換えの頻度や量は、水槽の環境によって変わってきますが、1週間に1回、3分の1の水量がおおまかな目安になるかと思います。
関連記事 水槽の水換えの量、目安はどのくらい?|失敗しにくいのはおよそ3分の1です
バクテリアの状態を改善する
水槽の白濁りは、バクテリアの状態が悪化することでも発生します。
バクテリアが爆発的に増えてしまったり、大量に死んでしまうことによって、死骸などが飼育水の中にただようことで濁ってしまうんです。
ですので、バクテリアの状態を改善することで白濁りを改善することができますし、対策にもなります。
バクテリアの状態を良くする方法としては、バクテリアに悪影響を与えている原因を把握することが大切。
よくあるケースとしては
- 1日の水温の上下が激しい
- 水温の急変
- 酸素が不足している
- 栄養が多すぎる
- 水の循環が悪い
といったものが挙げられます。
こういった原因となる要因を解決してあげることで、バクテリアによるろ過が上手に行われる環境を作ってあげると良いですよ。
関連記事 水槽用ヒーターの設置場所|注意したいポイントやおすすめの位置とは?
底床材の扱いは丁寧に
白濁りは底床材が原因となって起きることも。
目の細かいサンゴ砂や、白い砂なんかは、メンテナンス作業や水流で巻き上げてしまうと水が白く濁ってしまうことに。
底床材による水の濁りは、基本的にはしばらく様子を見ていると少しずつ落ち着いてきます。
ですが、場合によっては数日濁りが取れない…といったケースも。
そのため、濁りに繋がりやすい底床材を使っている水槽では、巻き上げてしまわないように注意したいところです。
ただ、巻き上げないようにとするあまり、汚れを放置しておいてしまうというのも考えもの。汚れをため込みすぎないよう、上手に対処していきたいですね。
濁りをとって、アクアリウムを楽しもう
いかがでしたでしょうか。
この記事では、水槽に発生する白にごりについて、原因や対策をご紹介しました。
白濁りの原因としては、主に
- ろ過が安定していない
- バクテリアの状態が悪化している
- 底床材の影響
といったものがあります。
特にろ過が安定していない水槽の立ち上げ初期に発生することが多いですね。
また、ヒーターの故障などで水温が急変し、バクテリアの状態が悪化することでも白濁りが起きることがあります。
そんな飼育水が白く濁ってしまうトラブルの対処法としては
- 水質を安定させる
- 水換えを定期的に行う
- バクテリアの状態を改善する
- 底床材の扱いは丁寧に
などが挙げられます。
白濁りでお困りの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。