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こんにちは、いのりです。
ろ過能力が高くコストも安いことから人気の上部フィルター。
とても優秀なフィルターなんですが、実はほとんどの上部式フィルターがオールガラス水槽では使えないんです。
なぜなら、上部式フィルターのほとんどはフレームのある水槽でないと、水漏れや水槽が壊れてしまうなどのリスクがあるからです。
今回はフレームのない、オールガラス水槽で上部式フィルターを使用できない理由を解説していきます。
上部式フィルターとは?
水槽の上に設置するフィルターで、ポンプで水を循環させてろ過をおこなうフィルターです。
上部式フィルターについては別の記事で詳しくご紹介していますので、あわせてこちらをご覧ください。
オールガラス水槽とは?
フレーム(枠)が無く、全面ガラスだけで構成された水槽のことです。
視界をさえぎる枠がないため、水槽が美しく見えます。インテリア性も高く、最近特に人気となっているタイプの水槽ですね。
フレームレス水槽と呼ばれることもあります。
オールガラス水槽の特徴とは?メリットや使用する時の注意点を解説
上部フィルターを乗せた時の危険性
上部式フィルターがオールガラス水槽に使えない理由は以下の3つです。
- ズレて落ちる
- 重さで水槽が破損する
- 伝い漏れによる水漏れが発生する
いずれも大きな問題につながるリスクがありますよね。
それでは順番に解説していきますね。
ズレて落ちる
上部式フィルターは、水槽の上に設置しますが、この時フレームに引っかけるようにして落ちないように固定します。
フレームの無いオールガラス水槽では、うまく固定できれば良いのですが、基本的には引っかかるところがありません。そのため、ちょっと当たったりするとズレて落ちてしまいます。
上部式フィルターの中に水やろ材が入っていると、そこそこの重さになりますので、ズレて落ちた時に壁面などにぶつかってガラスが割れてしまう可能性も。
ガラスが割れてしまうと、水漏れなどの深刻な問題につながってしまいますね。
水漏れが発生すると、漏れた水の量によっては床などにダメージを与えますし、中の生体にとっても深刻な事態になりかねません。
また、マンションなどでは、階下に水が漏れてしまうケースも考えられます。
重さで水槽が破損する
一般的に、オールガラス水槽はフレームがある水槽に比べて強度が低いと言われています。
というのも、オールガラス水槽は接合部がシリコンだけなのに対して、フレーム水槽ではシリコンだけでなく、フレームによる補強もされているからですね。
もちろんオールガラス水槽も簡単には壊れませんが、避けた方が無難でしょう。
伝い漏れによる水漏れが発生する
上部式フィルターの設置面の隙間を水が伝って水漏れが起きる可能性があります。
設置してすぐには漏れなくても、ある日突然漏れ出したという話もまれに聞きます。
フレームがある水槽では、フレームで水漏れを防いでくれるのですが、オールガラス水槽では防ぐことができません。
漏れ出してすぐの段階で気付くことができれば対処は可能です。
ですが、すぐに気付くことができなければ、床はダメージを受けますし、マンションなどでは深刻なトラブルになりかねません。
オールガラス水槽に上部式フィルターはリスクあり
上部式フィルターは優れたフィルターです。
ですが、ほとんどの上部式フィルターはオールガラス水槽には対応していません。
うっかり使用してしまうと、深刻な問題が起きてしまうことも。
上部式フィルターを使用したい場合は、安全性を考えて、フレームがある水槽を使ってくださいね。
以上、いのりでした。