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こんにちは、いのりです。
投げ込み式フィルターは、熱帯魚の水槽や水生生物の飼育環境で広く使われるフィルタータイプの一つです。
今回は、そんな投げ込み式フィルターの特徴や利用のポイントなどをまとめていきます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
投げ込み式フィルターとは
まず初めに、投げ込み式フィルターの基本的な使い方、仕組みについてみていきましょう。
設置の方法
投げ込み式フィルターは、水槽内に設置する形式で、通常は水槽の中に沈めて使います。また、種類によっては側面または背面に吸盤などで固定して使うものも。
外部フィルターや外掛けフィルターのように水槽の外や上側に設置されることはなく、水槽内に直接入れて使うため、取り付けが非常に簡単です。
ろ過材
投げ込みフィルターで使用するろ過材には、スポンジ、フィルターパッド、リングろ材などが使用されます。浮遊物や有害な物質を取り除くための様々なろ過材が販売されていますよ。
水を循環させる
投げ込みフィルターは水槽内の水を吸引し、ろ過材を通して水をきれいにします。この動きで水質が改善され、有害な物質が取り除かれます。
その際、投げ込みフィルターは水槽内の水を動かし循環させる効果も持ちます。フィルターの製品にもよりますが、基本的には生まれる水流は弱めですね。
投げ込み式フィルターのメリット
ここからは投げ込み式フィルターのメリットについて見ていきましょう。
アクアリウムで投げ込み式フィルターを採用する場合のメリットは
- 価格が手頃
- 取り付けが簡単
- メンテナンスが容易
- 水質を改善してくれる
の4つです。
価格が手頃
投げ込み式フィルターは比較的低価格で入手できます。
そのため、予算を抑えたいという方にとってはとても魅力的ですね。
たくさん数を揃えたい、という場合でもありがたいポイントといえます。
取り付けが簡単
投げ込み式フィルターは設置がとても簡単。
ほとんどの製品はを水槽にポイっと投げ込むだけで簡単に設置できます。
アクアリウムは初めて、という方にも扱いやすいのは大きなメリットですよね。
メンテナンスが容易
メンテナンスが比較的簡単なのも投げ込み式フィルターの特徴。
フィルターパッドやスポンジなどのろ過材を定期的に取り外して洗浄するだけで効果的に機能してくれます。
外部フィルターなどの場合はそのろ過材を取り出すのが結構大変なんですよね。
水質を改善してくれる
フィルターを使ううえで一番大切なことですが、もちろん投げ込み式フィルターは水質をきれいにしてくれます。
投げ込み式フィルターのデメリット
さて、ここからは投げ込み式フィルターのデメリットについて見ていきましょう。
投げ込み式フィルターのデメリットは主に
- 水流の調整が難しい
- 大型水槽に向いていない
- 景観への影響
- ろ過材の量が少ない
の4つです。
水流の調整が難しい
投げ込み式フィルターは水を循環させてくれます。ですが、その力は控えめで強い水流を作ることは難しいです。
逆に水の流れが苦手な生体を飼育しているときは、水の流れを抑えたいなという場面があったりします。そんな時も投げ込み式フィルターだと弱めるための調整が難しいことが。
大型水槽に向いていない
大型水槽やたくさんの水量が必要な環境では、投げ込み式フィルター単体だと十分な性能を発揮できないことがあります。
高いろ過能力が求められる場面では、外部フィルターや上部フィルターといったものを選ぶ方が良いですね。
景観への影響
水槽内にフィルターが直接見えるため、景観が損なわれる可能性があります。
水草水槽といった見た目を重視するスタイルの場合、他のフィルタータイプを検討した方が良いかもしれません。
もちろん上手にレイアウトしてフィルターそのものを目立たないように隠すといったこともできますが。
ろ過材の量が少ない
投げ込み式フィルターは比較的小型であるため、ろ過材の容量が限られていることがあります。
ろ過能力が求められる場面では、ちょっと力不足なのは否めないですね。
投げ込み式フィルターが向いている場面
投げ込み式フィルターは、以下のような場面で特に適しています。
- 小型または中型の水槽
- 初心者の方や手軽にメンテナンスをしたい方
- 予算が限られている方
投げ込み式フィルターが向いている生体
投げ込み式フィルターはどちらかといえば小型または中型の水槽で飼育できる小さめの魚や生体に適しています。
一例を挙げると
- ベタ
- ネオンテトラ
- グッピー
- 金魚
などですね。
カスタマイズでパワーアップ、ろ過能力を上げる小技
投げ込み式フィルターの多くは、拡張パーツが販売されており、組み合わせて使うことでろ過能力を上げることができたりします。
また、ちょっとした工夫やアイデアで、ろ過能力をぐっと上げる方法もあるんです。
その方法をいくつかご紹介しますね。
関連記事 水作エイトコアを強化する拡張パーツ【ダストラップ・エアパイプ・底面プレート】
砂利に埋めてろ過能力アップ
投げ込み式フィルターは水を底の部分から取り入れ、上に出します。
そのため、砂利に埋めてしまうことで、砂利の中にも水が循環するようにできます。
砂利の中にもろ過をしてくれるバクテリアが住み着いているので、水がそこを通る分、ろ過能力の向上が期待できますよ。
この方法は、アクアリウムショップでも時折見かける方法だったりしますね。
投げ込み式フィルターを砂利の中に埋めて、煙突部分だけひょこっと出して使っているところを見かけます。
底面式フィルターと組み合わせる
砂利に埋めて使う方法の別バージョンです。
投げ込み式フィルターには底面式フィルターと直結して使うことができる商品があります。
底面式フィルターと組み合わせて使うことで、投げ込み式フィルターのろ過能力に底面式フィルターのろ過能力がプラス。
この方法ですと、ろ過能力もぐっと上がり、メインフィルターとしても活躍してくれますよ。
関連記事 【底面式フィルター】特徴と使い方のポイント!実はろ過能力が高い?
ろ材を自分好みにカスタマイズ
商品によりますが、標準でセットされているろ材以外にも、活性炭が入ったろ材やコケの発生を抑えてくれるものが販売されています。
中のろ材をより強力なものに変更することで、ろ過能力を上げることができます。
また、セットされているろ材を取り除き、空いたスペースにリングろ材などの多孔質でより効果のあるろ材を入れることも。
投げ込み式フィルターを使ってアクアリウムを楽しもう
いかがでしたでしょうか。
投げ込み式フィルターは手頃な価格で手軽に導入でき、初心者からベテランまで広く利用されています。
ただし、飼育する生体がたくさんいたり、大きな水槽での使用するなど環境によっては少し力不足な点も。
利点とデメリットを理解し、上手に使ってアクアリウムを楽しんでいきたいですね。
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