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こんにちは、いのりです。
このページでは、アクアリウムを楽しんでいるときによく見かける言葉をまとめました。
50音順でご紹介していますので、下記の目次からお目当ての用語を選んでみてくださいね。
なお、言葉は定期的に追加していきます。役立てていただけたら嬉しいです。
ア行
「あ~お」の用語です。
アクアテラリウム
アクアテラリウムとは、水槽などの飼育容器に水中部分と陸上部分のふたつが混在しているスタイルのことです。
水中のアクアリウムと陸上のテラリウム、ふたつの言葉を足して作られました。
近年、人気が高まっており、アクアテラリウム向けアイテムが増えてきており、挑戦しやすい環境になってきました。
ちなみに、このあたりの呼び方の定義はわりとあいまいでして、アクアテラリウムと呼ばずにテラリウムと呼ばれることも。前後の文脈などからニュアンスを感じ取ることも必要かもしれませんね。
関連ワード テラリウム
アクアリウム
アクアリウムとは熱帯魚やエビ、水草などの水生生物を飼育すること、もしくはその設備のことをいいます。
水族館などの大型の施設や設備も英語でアクアリウムと呼びますが、個人で楽しむものと明確な区別はないとのこと。
「アクア」と略して使われることも多いです。
アクアリスト
アクアリストとは、アクアリウムを楽しんでいる人たちのことです。
私もそうですし、このページを見てくださっているあなたもおそらくアクアリストさんではありませんか?
エアストーン
エアストーンは、エアレーションをするときに使う多孔質の石です。
これを空気の出口に取り付けることで、ぶくぶくと小さな泡を出すことが可能に。
穴の目が細かいほど、細かな泡がでますね。
泡の見た目がきれいなことから、細かな泡がでる目の細かいエアストーンが好まれる傾向です。
エアーポンプ
空気を送り込む機材です。
エアーポンプとエアストーンを使うことで、「ぶくぶく」と泡を水槽内に出すことができます。
構造上、振動音などが結構するので、寝室などで使うと音が気になってしまうことも。
そのため、音が静かなものが好まれる傾向ですね。
エアレーション
エアレーションは、ざっくり言うと飼育水に酸素を供給する行為のことです。
有名なところでは「ぶくぶく」と泡を水中で出すやつですね。
水面を揺らしたり、空気との接地面積を増やしたり、水の動きを作ったりして飼育水に酸素を取り込ませます。
飼育している生体が、水量のわりに多い場合などは、酸素が足りなくなってしまう可能性があります。
そんなときには、エアレーションを活用したいですね。
落ちる
飼っていた生体が死んでしまったこと。
アクアリウムでの隠語のようなものですね。
ほかにも「☆(ほし)になる」と言ったりすることも。
関連ワード ☆になる
オールガラス水槽
全ての面がガラスで構成された水槽のこと。
フチに枠がなく、見た目がスマートだということから、人気の水槽タイプです。
特に水草を育てるレイアウト水槽などでは、オールガラス水槽が使われることがほとんどですね。
ほかにもフレームレス水槽やフレームなし水槽なんて呼ばれることも。
カ行
「か~こ」の用語です。
化学ろ過
「ろ過」方法のひとつ。
活性炭などの吸着剤を使って水の汚れを取り除く方法です。
有害物質の除去だけではなく、流木などを入れたときに起きる水の黄ばみやアクを除去する効果も。
どちらかと言うとメインのろ過としてではなく、補助的な位置づけのろ過方法とイメージしておくと良いかなと思います。
関連記事 化学ろ過の特徴とは?流木のアク対策に効果的、おすすめのろ材も紹介
関連ワード ろ過 物理ろ過 生物ろ過
過密
飼育水の量に対して生体の数が多すぎる状態は、過密や過密飼育といわれます。
生体の数が多すぎるかどうかの計算は、使っているフィルターや飼育スタイルなどいろいろな条件で変わってきますので、一概に「こう」とは言いづらいですね。
とはいえ、初心者さんの場合は「生体の大きさ1センチごとに水の量1リットル」を目安にすると、失敗する確率はぐっと抑えられると思います。
カラシン
熱帯魚の種類のひとつ。
アクアリウムでは、ネオンテトラやカージナルテトラなどテトラの仲間を指すことが多いですね。
よく見かけるカラシンは小型魚が多いですが、なかには中型~大型になる種も。
実はピラニアもカラシンに分類されるんです。ちょっと意外ですよね。
カルキ
水道水に消毒用で含まれている塩素のこと。
生体にはあまり良くないので、アクアリウムではカルキを取り除いた水を使用するのが一般的。
カルキを取り除くには、市販のカルキ抜き剤を使ったり、汲み置きして抜いたりする方法があります。
混泳
種類の違う生体を、同じ水槽で飼育すること。
たとえば、ネオンテトラとコリドラスを同じ水槽で飼うと混泳ですね。
生体たちはそれぞれ相性があるので、すべての魚が混泳できるというわけではありません。
肉食の魚と、小型の魚が一緒になったら、食べられてしまいますよね。
ほかにも性格のキツい子が他の生体をいじめちゃったり。
混泳をするときは、事前にしっかりと検討したいものですね。
サ行
「さ~そ」の範囲の用語です。
サイフォン
サイフォンの原理のこと。
水を満たしたホースなどの口の片方を水中にいれ、もう片方の口を水面より低い位置にもっていくと、水が流れてくれるというもの。
水槽の中の水をくみ出したり、逆に水槽の中に水を送り込んだり、サイフォンを上手に使うと、いろいろ便利なことができます。
身近なものだと、灯油をいれる「しゅぽしゅぽ」がサイフォンを利用していますよ。
覚えておくとすごく便利なので、ぜひ活用してみて。
シクリッド
魚の種類のひとつ。
エンゼルフィッシュやディスカス、オスカーなどが代表的ですね。
観賞魚のなかでは気が荒い種が多く、混泳の難易度が高めだったりします。
関連ワード 混泳
照明
水槽を照らしてくれるライト。
蛍光灯やLED、メタハラといった種類があります。
水槽内を明るくして観賞しやすくするだけでなく、水草を光合成させたりとアクアリウムではなくてはならないアイテムのひとつです。
スポンジフィルター
ろ過フィルターの種類のひとつ。
エアーポンプなどの動力を使い、スポンジに水を循環させてろ過するタイプのフィルターです。
比較的お手頃な価格で手に入れることができますが、ろ過能力は意外と高め。
構造上、稚魚などの小さな生体を吸い込みにくいので、繁殖を目的とした水槽やエビ水槽などで使われることも。
関連記事 【スポンジフィルター】特徴や使い方のポイントは?繁殖におすすめ!
関連ワード フィルター
生物ろ過
「ろ過」の方法のひとつです。
水の有害な汚れを、分解してくれるバクテリアの力をかりて水をきれいにする方法です。
生体にとって有毒なアンモニアという物質を、毒性の少ない硝酸塩まで分解してもらうことを生物ろ過と呼ぶことが多いですね。
アクアリウムのろ過方式のメインともいえる方式ですので、上手に活用したいところ。
関連記事 生物ろ過の仕組みとは?初心者さんが必ず覚えておきたいポイントは6つ
関連ワード ろ過 物理ろ過 化学ろ過
ソイル
土などを焼き固めて作られた、水槽や飼育槽の底に敷く底床材です。
水中の有害な汚れを吸着して水をきれいにしてくれたり、水草が育つのに必要な肥料分をもっていたりといった特徴があります。
商品ごとに特徴が違ったりしますが、基本的には水をきれいにする効果が強い吸着系と、水草育成に向いている栄養系に分けられますね。
砂利などと違い、じょじょに粒が崩れてしまうので、定期的に交換が必要です。
水草レイアウトを楽しむ方は定番のアイテムでしょう。
タ行
「た~と」から始まる用語です。
立ち上げ
新しく水槽を始めるときに使われる言葉。
たとえば、「メダカ水槽を立ち上げるよ」といった感じで使われます。
多くは水槽をセットしたときのことを指しますが、ときどき「飼育水が安定して、生体を飼える状態になった」ときのことを「立ち上がった」と言う場合も。
クララさんではないです。
タンクメイト
タンクメイトは、水槽の主役以外の生体のこと。
主役として飼っている生体のお友達たちですね。エビや貝がその役目を担っていることが多いのでは。
関連ワード 混泳
底床材
底床材とは、水槽や飼育槽の底に敷く砂利や砂のこと。
最近では土を焼き固めたソイルも人気ですよね。
関連ワード ソイル
テラリウム
陸上の動植物を、水槽などの容器で飼育するスタイルのことをテラリウムと呼びます。
水中のアクアリウムに対して、地上のテラリウムですね。
本来は飼育槽の中に陸上をを作り、水中の部分はないスタイルのことをさしていました。しかし、実ははっきりとした定義がなかったりします。
そのため、水中部分も作るアクアテラリウムなどをテラリウムと呼ぶことも。
このあたりはわりとみなさん感覚的に使っている様子ですね。
一応、テラリウムは地上部分がほとんどのもの、というイメージをつかんでおけば良いのかなと思います。
関連ワード アクアテラリウム
ナ行
「な~の」で始まる用語です。
ヌマエビ
アクアリウムでよく飼育されるエビの種類。
特にヤマトヌマエビとミナミヌマエビはコケ取り役を兼ねて飼育する方が多いですね。
ヤマトヌマエビはすこし大きく、コケ取り能力が高いのですが、淡水では増えることができません。
対してミナミヌマエビは小さく、コケ取り能力は低めですが、水槽内で繁殖してどんどん増えることができます。
お好みで水槽にお迎えしてみてはいかがでしょうか?
ツマツマとコケを食べる姿はとてもかわいいですよ。
ハ行
「は~ほ」の用語です。
ヒーター
飼育水を温めてくれる機械。
熱帯魚たちは、基本的に日本の冬は寒すぎて生きていくことができません。
そのため、ヒーターを使って水温をちょうどいい温度にしてあげる必要があるんですね。
温度設定が固定されているオートヒーターなど、いろいろな種類の商品が販売されています。
フィルター
水槽の水をきれいに保つための機材です。
水を循環させて、ろ過を行っていきます。
フィルターの種類はたくさんあって、飼育スタイルや条件にあわせて使いやすいフィルターを選ぶのもアクアリウムの楽しみのひとつですね。
関連ワード スポンジフィルター
物理ろ過
「ろ過」の種類のひとつです。
主に、大きめのゴミやフンを、マットなどの「ろ材」で直接取り除く方法のことを指します。
ろ過の方法としては、わかりやすく基本となる方法と言えますね。
汚れを分解するのではなく、ゴミなどを直接取り除くという特徴から、他のろ過方式の前処理を担当することが多いです。
ブリード
養殖された生体のこと。
アクアリウムショップなどで、カージナルテトラ(ブリード)といった使い方がされています。
逆に野生の固体を採取したものはワイルドと呼ばれたりしますね。
関連ワード ワイルド
フレーム水槽
フチに補強の枠(フレーム)がついている水槽のこと。
比較的お手頃な価格で手に入ることと、丈夫なことが特徴の水槽です。
生体を中心とした飼育スタイルの水槽でよく使われます。
☆(ほし)になる
生体が死んでしまったときに使います。
隠語のようなものですね。
ほかにも「落ちる」なんて言ったりしますよ。
関連ワード 落ちる
マ行
「ま~も」の範囲です。
水替え
飼育水を、きれいな水と入れ替えること。
アクアリウムを楽しむうえで避けては通れないのが水替えですね。
上手にバランスをとることができれば、水替えなしでも水槽を維持できたりしますが、なかなか難易度高め。
そうそう、結構勘違いされがちですが、水替えといっても水槽内の水をぜんぶ入れ替えるわけではありません。
水槽の状態にも左右されますが、ざっくりした目安は週1回、飼育水の3分の1ほど。
アクアリウム未経験の方に話すと、意外と驚かれちゃいますよね。
ヤ行
「や、ゆ、よ」で始まる用語です。
油膜
水面にあらわれるギラギラした膜のようなもの。
その正体は、油分やたんぱく質、バクテリアの死がいなど。
原因はいろいろで、餌のあげすぎだったり、酸素が十分に行き渡っておらずバクテリアが死滅したりなどなど。
見た目があまりよろしくないことや、照明の光をさえぎったり、酸素の供給をジャマしたりと、あまり良くない影響もありますので、できる限り取り除きたいですね。
ラ行
「ら~ろ」の用語集です。
リセット
稼働中の水槽を、いったん崩して、再度立ち上げなおすこと。
コケがめちゃめちゃ増えてどうしようもなくなったり、レイアウトを大きく変更したりするときにリセットを行います。
大仕事なので、時間をしっかり確保してから取り掛からないと痛い目にあうことが。
はい、私です。
流木
水槽内に入れてレイアウトの素材に使う木です。
自然感を手軽に演出できることから、人気のレイアウト素材。
生体の隠れ家としても良い感じです。
ただ基本的に流木はあく抜きが必要で、あく抜きをしていない流木を水槽内にいれると、水が茶色くなってしまいます。
ろ過
飼育水をきれいにすること。
水槽のなかの水は、じょじょに汚れていきます。
汚れが溜まってしまうと、生体が暮らすことが難しくなってしまいますよね。
そんな汚れをきれいにするのが「ろ過」です。
ろ過の方法は
- 物理ろ過
- 生物ろ過
- 化学ろ過
の3つが主なやり方。
これらを組み合わせて、水槽内の水をきれいに保っていくんですね。
ワ行
「わ、を、ん」で始まる言葉です。
ワイルド
野生で採取された生体のこと。
アクアショップなどで、ネオンテトラ(ワイルド)といった感じで書いていることがあります。
ワイルドとは逆に、養殖された生体はブリードなんて呼ばれたりしますね。
関連ワード ブリード